バービア嬢との出会い
もう何年も前の話。
2回目のパタヤ訪問時に、スワンナプーム空港閉鎖騒動が起こり、日本に帰国できなかった。
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その時にパタヤで知り合ったバービア嬢がいた。
21歳のRちゃんで、ちょっと腹回りは肉がついているけど、顔はかなりの好み。
かわいい。
夜のサービスもよかった。
だが、空港閉鎖騒動のせいで、あまり仲良くなる精神的ゆとりも時間的余裕もなかった。
その次の訪タイが、約4ヶ月後。
2009年のこと。
パタヤのバービアで、彼女と再会した。
パタヤミュージックフェスティバル開催時だったはず。
一緒にライブを見に行った覚えがある。
しかも、ホテルの部屋へ遊びに来て、タダでやらせてくれたりもした。
おかげで、最終日までずっと一緒に過ごした。
わたしが深夜便で帰国する日も、映画を見に行ったりと、べったり過ごす。
日本に帰ってからも、SMSがたまに送られてくる。
当時は、もちろん、スマフォもLINEもない時代。
国際ショートメールが1通50円だか100円くらいかかっていた。
無性に再会したくなった。
胸の奥からこみ上げてくる思い。
いてもたってもいられなくなる。
タイ・パタヤの雰囲気、彼女の表情と体。
日本にいても、昼夜問わずそればっかり考えてしまう。
はっきり言えば、嵌まったのだ。
そう、嵌まった。
タイに、嵌まった。
タイガールに嵌まった。
我慢できなくなった。
帰国から一ヶ月後、弾丸トラベル決行。
もう典型的なタイ中毒者の初期症状だ。
今振り返ると、実にわかりやすい。
でも、まあ、たぶん、みんなそうだよね。
あらかじめメールでやり取りしておき、一緒にサメット島へ行くことにした。
単純にやってみたかったんだ、タイ女性との泊まりがけの旅行。
サメット島へ
仕事終わりの深夜便でバンコクへ。
それからバスでパタヤへ。
午前中の早い時間に、彼女と再会。
ホテル前でハグ。
うーん、恥ずかしい。
1日目はパタヤに宿泊。
2日目からサメット島へ。
彼女は、ラヨーン出身。
つまり、サメット島は半分、地元のようなものだ。
行きも帰りも彼女におまかせ。
パタヤからバンペー埠頭までは、タクシー利用。
2009年当時、ホテルで手配して片道1000バーツ。
(現在はもっと高いはず。往復で2500から3000バーツくらいか。)
今だったら、ジョイントチケットでも使って安上がりでサメット島まで行くだろうけど、当時はそこまで考えていなかった。
とにかく、若くてかわいいタイ女性と南の島へ泊まりがけのバカンス旅行へ行けるというだけでウキウキ気分だったのだ。
彼女は、白いタンクトップシャツを持参。
「これを着てね」と言われる。
こんな小さなお節介も嬉しいではないか。
日本でタンクトップなんて着たことなかったけど、もちろんちゃんと身につけましたよと。
フェリーでサメット島へ。
ホテルも彼女におまかせ。
予算は1,000バーツといったら、きちんと探してくれた。
市内にあるバンガロータイプの宿。
ビーチからは少し離れているので、あまりリゾート感はないけれど、滞在するには充分なレベルだった。
一緒にサイケオビーチを散歩。
タイ人観光客が多い。
ローカルな雰囲気がいいよね。
彼女の友達がサメット島で働いていて、いろいろ面倒みてくれた。
昼間はイカ釣りもした。
夜は、市場で食材を購入してきて、バンガローの前でバーベキューやったり。
楽しかったなあ。
知り合いの子どもが部屋へ遊びに来るのは、ちょっとやめて欲しかったけど。
夜の営みもばっちりだった。
盛り上がるねえ。
サメット島2泊を満喫。
とにかく楽しいサメット島旅行だった。
タイ最高。
タイガール最高。
そんな気分。
ラヨーンで現実を知る
帰りは彼女の故郷であるラヨーンに寄り道。
なんでも母親に会いたいそうだ。
バンペー埠頭からはソンテウで一本でラヨーン中心部へ。
テスコロータス前で母親と待ち合わせ。
彼女の母親が小さな子どもを抱きかかえている。
バービア嬢の姿を見た子どもが、彼女に泣きながら飛びつく。
うわあ、彼女の子どもなのか。
子どもがいるとは聞いてなかった。
いや、そもそも質問すらしていなかった。
子どもなんていない。そう思い込んでいたのだ。
ちょっとショックだった。
「その子は親戚の子どもに違いない」と無理やり自分に言い聞かせていたくらいだ。
心理学用語でいうところの、認知的不協和ってやつだね。
で、それから、ロータスでお買い物タイム。
3世代で次々と買い物カゴに放り込む。
子どものおもちゃや弁当箱まで。
他人のフリをしていたが、最後にはレジへ連行された。
なんで、おれが…
パタヤに帰ってからも、彼女のおねだりが続く。
ゴールドの指輪。
これは事前に約束していたから、別にかまわない。
2500バーツくらいだったし。
でも、最後は、「弟がバイクで事故ったからお金ちょうだい」と来た。
これか!
本やネットで何度も読んだやつだよ。
洗礼を浴びた。
もう、見事にざっぱーんと全身に浴びた。
サメット島の極楽から一転、奈落に突き落とされた気分。
今だったら、さくっとスルーするところだが、この頃は、まじめに考えてしまった。
いや、もちろん、彼女の言葉を鵜呑みにして、お金を渡したりはしていない。
でも、これがタイの夜の女性の本性なのだろうかとか、
いや彼女だけは違う、やむにやまれず嘘をついてしまっただけで、本当にカネが必要なのではないかとか、
いろんなことを考えしまったのだ。
当初は空港まで見送りに行くと言っていた彼女は、結局、一緒に来ず。わたし一人で空港へ向かった。
かなり複雑な気分で、帰りの飛行機に搭乗したのをはっきりと覚えている。
タイに嵌まった人なら誰しもが経験するような通過儀礼のようなもんかな。
こういった経験を踏まえて、徐々に遊び方や付き合い方に慣れていくもの。
まあ、何年経っても、幾人となく関係を持っても、いまだによくわからないのがタイガールたちですがね。
わからないからこそ、魅力があり、未だにタイにハマり続けているわけですな。
そんなわけで、いろんな意味で勉強になった初めてのサメット旅行だった。
これから、タイ女性ともっと仲良くなりたい、もっと嵌まってみたいと思っている人は、ぜひ、泊まりがけの小旅行に出かけてみてほしい。
ずっと一緒に過ごしていれば、お互いにいろんな面が見えてくるはずなんで。
パタヤから2時間ほどで行けるサメット島が、やっぱり手軽でいいかな。
3回目のサメット旅行の様子はこちらからどうぞ。
関連記事:パタヤからサメット島へ。昼はアオパイビーチ、夜はサイケオビーチ。
関連記事:サメット島二日目。早くもパタヤへ戻る。バンペー埠頭からパタヤへソンテウとバスで帰る方法。
サメット島のホテル情報
この時に泊まったバンガロータイプの安ホテルをアゴダで探してみたが、見つからなかった。
単にローカル過ぎるのか、すでに潰れてしまったのか。
ナダン埠頭からサイケオビーチの公園ゲートまで続くメイン通り沿いに、似たような安いホテルがいくつもある。
が、あまりリゾート感はないので、どうせならビーチ沿いのほうが良さそう。
アオパイビーチ。3回目のサメット訪問時にわたしが実際に泊まったホテル。
部屋はとても清潔で、言うことなし。
隣のサイケオビーチまでは歩いて10分ちょっとくらい。
2回目のサメット訪問時に実際に泊まったことがある。その時は一泊1000バーツだった。
この安い部屋はまったくオススメできない。
ただし立地条件は抜群。国立公園入り口ゲート至近で、コンビニも近い。サイケオビーチまでは歩いて2,3分。レストランや土産物屋は周囲に多数ある。
その名のとおりサイケーオビーチの目の前。立地条件最高。
見るからにリゾート感満点だ。予算に余裕があるなら、これくらいのホテルには泊まりたいものだ。
本土(バンペー埠頭)からの無料送迎ボートを運行している。