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グルメレポート

夜間外出禁止令下にカレー作り

投稿日:

ある日のパタヤの夜。
時刻は午後10時になろうとしている。
外出禁止となる時間だ。非常事態宣言が発令中であり、外出禁止令も継続中。翌日の午前4時までは外に出るとリアルに逮捕される。日本にいると想像もできないかもしれないが、タイではガチである。本当に検挙され、場合によっては罰金と懲役が課される。
おとなしく部屋にいるしかない。

この時間ともなれば、食事はデリバリーも頼めないし、買い置きがなければ自炊一択となる。
冷蔵庫をあけると、玉ねぎと人参が手つかずで鎮座していた。
肉もある。
じゃあやるかと、カレーを作ることにした。

パタヤでカレー作り

自炊といえばカレーだ。
誰もが一度は手を出すカレー作り。
パタヤでの自炊生活でも同様。
昨年末あたりから自炊生活を始めたが、すでに何度かカレーは作っている。
もう慣れたもの。

インスタントのルーは日本から持ち込んである。

カレー作り (1)

もちろん、パタヤの大型スーパーに行けば、タイ現地生産のカレールーは売っているし、中には日本からの輸入品も置いてある。が、日本で買うよりはかなり割高。日本で200円くらいで買えるものが150バーツもしたりする。輸送費もかかるし、関税もかかる、高くなって当然。
よって、日本から持ち込むことになる。

前回日本一時帰国時にはこれだけのカレールーをはじめとした食材や調味料を日本で購入してタイに持ち込んだ。

日本の調味料と食材

長い自炊生活が予想されていたので、事前に手をうっておいた形だ。
幸か不幸か予想は的中してしまい、今も部屋こもり生活を強いられている。
が、まだまだインスタントルーは余っている。

前回作ったのは鳥のもも肉入りカレー。

カレー作り (2)

水分多めのシャバシャバ系カレーにした。

今回は豚のバラ肉を使って、濃厚系カレーを目指す。

カレーの作り方

ここがパタヤだろうが日本だろうが、インスタントのカレールーを使ったカレーの作り方なんて同じこと。
箱の裏に書いてあるレシピ通りに作るのがもっとも無難においしいカレーが出来上がる。
あとは好みで隠し味を入れたりするだけ。

具材は、たまねぎ、にんじん、豚バラ肉のみで作る。じゃがいもは入れない派。

スープ用の大きな鍋がないため、底の深いフライパンで代用する。

パタヤでカレー作り (2)

豚バラ肉は少し厚めにカット。
フライパンで炒める。ついでに、スライスしたにんにくも炒める。ちょっとした風味アップを狙う。

パタヤでカレー作り (3)

肉に焦げ目がついたら、肉とにんにくは一度取り出しておく。

パタヤでカレー作り (4)

次に野菜。

パタヤでカレー作り (1)

たまねぎとにんじんをカットして、時間短縮のため、電子レンジにかけておく。
これで火が通りやすくなる。

パタヤでカレー作り (5)

中火から弱火でひたすら炒める。
とにかく炒める。
焦げないように注意しながら、これでもかと炒めていく。
玉ねぎがどんどん縮んでゆき、色も変わっていく。
この工程が面倒くさいが重要とされる。
ユーチューブでも見ながら片手間にやるとよろし。
菊田早苗と田村潔司の対談でも見ておく。赤いパンツの頑固者の口からパンクラスや桜庭という単語が出てくるとちょっとドキッとする。でもまともに語らないな田村は。
15分ほど炒めたところで、いい加減飽きてきた。

取り出しておいた肉とにんにくを再度投入。

パタヤでカレー作り (6)

さらに5分ほど炒める。

それから水を入れる。
今回は濃い目のカレー5皿分を作る予定だったので、水は750ccにしておく。

パタヤでカレー作り (7)

蓋をして、たまにアクを取り除きつつ、15分ほど煮込んでいく。
カレー作りはひたすら忍耐である。
獣神サンダーライガーチャンネルでも見ながらカレーの面倒も見る。リバプールの風になり、永井豪の自宅で生まれ変わった男はしゃべりが達者でおもしろい。

もういいだろう。
火を止めて、いよいよルーを投入する時間となった。

前回のカレー作りで余っていたジャワカレーとバーモントカレーのミックスにする。

パタヤでカレー作り (8)

レシピに書かれた水の分量に対するルーの分量よりも少しだけ多めにルーを入れる。
これで濃厚なルーになるだろう。

ルーが溶けたところで、弱火でさらにことこと煮込む。

パタヤでカレー作り (9)

船木誠勝チャンネルを横目で見ながら、へらを動かす。船木の一人しゃべりも上手。理路整然だし語り口が誠実。
徐々にとろみが出てくる。
前回よりも濃厚なルーとなった。

ソースだとかコーヒーだとかいった隠し味系は入れない。
レシピそのままが結局は一番うまいんじゃないかと。

これにてようやくカレー完成。
最初に肉と野菜を切り始めてから完成するまでの所要時間は、1時間ほど。
途中に見たユーチューブ動画は3本。

これで5皿分か。
労力のわりには報われないのがカレー作り。
9皿分くらいを一気に作ったことがあるが、その後毎日カレーばかり食べていて、さすぎに飽きた。
一人暮らしなら5皿分くらいがちょうどいいかも。

試食タイム

カレーは完成したものの、本当は一晩寝かせてほうがうまくなる。
でも、せっかく作ったし、熱々のカレーをちょっとだけ食べておく。
すでに時刻は夜の11時をまわっている。
この時間に白米たっぷりのカレーライスは危険。
オートミールにカレーをかけて味見。

パタヤでカレー作り (11)

カレールーは濃厚で、味も強め。
ほぼ狙いどおりのカレーとなっている。
玉ねぎは形がなくなるほど溶けている。にんじんは形が残っているがほろほろ状態で、味もカレールーと一体化している。
脂身多めのバラ肉とカレールーの相性がすばらしい。

ちなみにわたしは関西人のため、カレーといえば牛肉という文化で育っている。
カレーに豚肉なんて想像を絶する悪行だと思っていた。
が、タイでは牛肉は高いうえにあまりおいしくない。しかたなく鶏肉や豚肉を入れることとなった。
で、気づいたのが豚のバラ肉を厚めに切ってカレーに入れるとうまいということ。
豚のバラ肉最強かよ。

なお、オートミールとカレーの相性もなかなかいい。
普通に食べられる。
オートミール最強かよ。

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カレーは一晩寝かせる

少しだけ味見して、残りの大部分のカレーは常温まで冷ましてから、蓋をしたフライパンのまま冷蔵庫で寝かせておく。
冷蔵庫をあけるたびに、カレーの匂いが漂ってくる。

翌日の昼過ぎに冷蔵庫から取り出すと、すっかりルーが固まっていた。

パタヤでカレー作り (12)

再度火にかけて温め直し。
とろみがちょうどいい感じになる。

昼時につき、炭水化物は解禁。

パタヤでカレー作り (13)

セブンイレブンのジャスミンライスをチンしておく。

ご飯にルーをかけて、ようやくカレーライスにありつくことができた。

パタヤでカレー作り (14)

いや、うまいわ。
一晩寝かせるとやはり風味と旨味と深みがアップする。
これぞカレー。
一気に完食。

残ったカレールーは、容器に入れて保存。

パタヤでカレー作り (15)

一部は冷凍庫で凍らしておく。
カレーは大好きだが、毎日は遠慮したい。
でもこれで自分の好きなタイミングでカレーを食べることができるようになった。

さらにその翌日には、またもオートミールでカレーを食べる。

パタヤでカレー作り (16)

屋台で買ってきたチキンカツも添えて、チキンカツカレーオートミールにした。
白ごはんはぐっと我慢。
自粛太りには気をつけろ。

まとめ

カレー作りは時間がかかる。
半分趣味みたいなものか。
もっと時短できる方法もあるのだろうけど、とりあえず今のカレー作りの方法で満足している。
作っている最中はたしかに面倒くさい。が、徐々に部屋にたちこめていくカレーの香りが作業の退屈さを癒やしてくれる。そして、完成したカレーを一口食べたときの刺激と旨味が非常事態宣言と夜間外出禁止令の退屈さを吹き飛ばしてくれる。
日本は夜間外出禁止令は出てないけれど、たぶんみんな部屋にいるだろう。
長引く家こもり生活で暇している人は、カレー作りに挑戦してみてはどうか。

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