ソイユメからサードロードへ抜ける道は、よくわからない倉庫群みたいになっている。
マッサージ屋なんかもあるが、どうにも変なエリア。
ここに、昔から有名なカノムジーン屋がある。
日本人の間でもたまに話題にのぼる店。タイ人も知っている人が多い。
何度か店を訪れたのだが、訪問時間が遅いせいか、営業はしていても品切れでもうないと言われるばかり。
今回午後1時頃に訪れてみると、ばっちり営業中。
ちゃんとカノムジンと、もう一つの名物である唐揚げも食べることができた。
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カノムジン屋クンビーカノムジーンソット
店名は、คุณบีขนมจีนสด。クンビーカノムジンソット。
ビーさんの生カノムジン?
まあ、ソイユメのカノムジン屋でいいでしょう。
そもそもカノムジーン(カノムジン、カノムヂン、カノムヂーン)とは、タイ人に聞いてみると、中国のお菓子という意味。
でも、実際は素麺のような米麺に、カレースープをかけて食べる料理。
お菓子ではなくて食事だが、なぜかカノムと呼ぶ。タイ人に聞いても、例によって、さあわからんとの返事が返ってくるだけ。
気にせずにカノムジーン屋に入ろう。
周辺に植木がたくさんあって間口は狭く見えるが、店内は広い。
客多めの昼飯時でも、座れないことはないだろう。
こんな場所にあるが客はひっきりなしにやって来る。
氷とグラスはセルフサービス。
ドリンクも冷蔵庫から勝手に取るシステムのようだ。
カノムジンに付き物の生野菜もセルフサービス。食べる分だけ取りましょう。
お菓子も販売している。
メニュー
2枚だけのシンプルなもの。
すべてタイ語表記のため、ちょっと注文しづらいが、店員に簡単な英語は通じる。
カノムジーン
定番の鶏足と血の塊が入った赤いスープセットが50バーツ。
蟹肉入りセットが60バーツ。
麺大盛りのセットで80バーツ。
他にもスープはあるんで、組み合わせ自由。
よくわからない場合は、直接鍋の中身を確認しに行くのもあり。
「鍋の蓋を開けるな」と大書してあるんで、店員さんに声をかけて開けてもらいましょう。
あとは指先でオーダー可能だ。
白ごはんともち米も10バーツで売っている。
麺がが苦手なら、普通のカレーライスにもできそう。
ソムタムと唐揚げ
ソムタム50バーツ。
香草付き唐揚げ50バーツ。
カノムジーン
二種類のスープをオーダー。
麺は小さめの束状になったものが5,6個、皿に乗せられている。
上にかけるカレースープは別皿。
麺は、どうやら自家製のようだ。生麺を謳っている。
正直、そこまで生麺感はないし、そこらへんの屋台で売っているカノムジンの麺との大きな差異は感じないけれど、少しもちもちした食感はなかなかのもの。
定番の赤いカレーは強烈な辛さ。
鶏足と血のゼリーもしっかり入っている。
わたしはあまり食べていないが、同行者のタイ人のよると、とてもおいしいとのこと。でも辛いとタイ人も舌をヒーヒー言わせていた。
蟹肉入りは、辛さもなく、マイルドで食べやすい。ココナッツベースだとか。
蟹肉といっても、蟹の身のすり身をしたもの。ちょっとだけ殻の破片が混じっているが、そのまま食べられる。
この蟹のすり身は風味があってけっこうおいしい。しかもたっぷり入っている。
辛いのが苦手な人はこれをオーダーしてみましょう。
市場や屋台の安っぽいカノムジーンのスープは水っぽいところが多いけれど、ここのスープはしっかりした味と中身。
ガイトートバイトゥーイ
香草も一緒に揚げた骨付き唐揚げ。
衣多め。肉はやや少ない。
香草たっぷりに風味や良し。
単品で食べるとしんどいがカノムジーンやソムタムとの相性はいい。
50バーツ。
ソムタムタイ
かなり辛め。
普通においしいソムタム。
50バーツ。
ソムタムとカノムヂーンとの相性はいい。ソムタムに麺を入れてしまうことも多い。
余裕があれば、ここでもソムタムと一緒に食べてみるべし。
カノムジン2セットと、唐揚げ、ソムタム、大きめのコーラ1瓶で、合計220バーツ。
二人で訪れると、食べきれないほどの量となってしまった。
地図と行き方
地図
場所の説明が難しい。
ざっくり言えば、ソイユメのビッグCエクストラ裏側にある倉庫群の一角。
少々わかりづらい。
この看板が目印。
もしくは緑色の店舗外壁。
ソイユメからではなく、サードロードからも行ける。
以前紹介したムークスレジデンス脇の道を入っていく。
関連記事:ムークス レジデンス (Mooks Residence)宿泊レポート。キッチン付きコンドミニアム。
そこからソイユメに抜けていく道のそのまた脇道にある。
ソンテウと徒歩でも訪問可能。
ナビンマンション2脇の抜け道を使うと早いかもしれないが、これまたややこしい。
関連記事:パタヤ長期滞在向けサービスアパートメント、ナビンマンション2宿泊レポート
ビッグCエクストラ前で降りて、ソイユメに入り、しばらく進んで左折。その奥あたり。
最初はこのルートが無難。
変なところにあるんですわ。
営業時間:午前8時から午後5時
ただし、あまり遅いと材料が残っていないかも。
以前たしか3時か4時に行くと、もう何もないと言われて、入店できなかったことがあるんで。
昼飯時なら大丈夫でしょう。
まとめ
屋台や市場内にあるカノムジンの相場は40バーツ前後。
ここは50バーツから。
ちょっと高めだけど、味はいいし、盛り付けも他とは違う。
特に蟹入りのマイルドなスープは日本人にもおすすめ。
訪れて損のない店。人気があるのも納得。
一緒に唐揚げもどうぞ。
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