エアアジアやスクートを使うとバンコクの空港はスワンナプームではなくてドンムアンとなる。
パタヤからドンムアン空港へ行く方法については、これまで何度も取り上げてきた。
今回は、これまで一度も利用していない手段で移動してみた。
情報自体は数年前から知っていたが、実際に利用するのはこれが本当に初めて。
パタヤからドンムアン空港へ直行するロットゥー(乗り合いミニバン)だ。
乗り換えの手間なくドンムアン空港へ直接行ける。
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パタヤ発ドンムアン空港行きロットゥー
ロットゥーとは、ワゴン車を改造した乗り合いミニバンのこと。だいたい13人ほど乗れる。
パタヤ発ドンムアン空港行きロットゥーは正確にいうと、ドンムアン空港直行ではない。
ランシット行きのロットゥを途中下車する形でドンムアン空港に立ち寄る。
降車場所もドンムアン空港入り口前ではなく、すぐ脇を走る道路となる。
でも実質的にドンムアン空港直行と変わりなし。
乗り場
地図
パタヤカン(セントラルパタヤロード)沿いに乗り場がある。
ハーバーパタヤの少し東側あたり。
向かい側は、PAUL KING'S EASY VISA GROUP。
むしろ、このオレンジ色の看板を目印にしたほうがわかりやすいかも。
ロットゥ乗り場看板
スワンナプーム空港・ドンムアン空港・ランシットと書いてある。
中に入って左側にチケット販売窓口。
ドンムアンエアポートと告げるだけでチケットは買える。
ドンムアン空港まで一人180バーツ。
ちなみにチケットそのものはもらえません。カネを払うだけ。
時間になったら呼んでくれるので、乗車すればいい。かなりアバウトなシステム。
始発は午前5時半。最終は午後7時半頃。
このあたりもかなりアバウトだと思われる。
いちおう30分から40分間隔での運行。
基本的に乗客が集まったら出発するのがロットゥというもの。
時間には余裕をもってのぞみましょう。
実際の乗車レポート
ソイブッカオ近くのホテルを午前7時10分に出発。
まずパタヤカンまでソンテウで移動。さらにパタヤカンとソイブッカオ交差点付近で東行きソンテウを待つ。
本数が少なく、5分以上待った。
ようやくソンテウがやって来て、ロットゥ乗り場前で下車。
ここまでソンテウ2本で20バーツ。
午前7時25分、チケット購入。180バーツ払う。
次のロットゥは、午前7時40分発と言われる。
が、7時40分を過ぎても車はやって来ない。
午前8時、遅れること20分、ようやく車がやって来る。
すぐさま車内へ。
席は自由。早いもの勝ち。
トランクはない。大きな荷物を積み込むのは難しい。小さめのスーツケースなら何とかなる。
こんな感じに詰め込む。
スペースがなくなったら、荷物は自分の膝の上で抱えるしかない。
他の乗客はすべてタイ人だった。
すぐに満席となり、ロットゥは出発。
そのまま7号線モーターウェイへ入り、ひたすらバンコクを目指す。
まあ、飛ばすこと飛ばすこと。
午前9時15分、スワンナプーム空港へ続く道とのジャンクションを通過。
これは推測だが、スワンナプームを降車場所に指定しておけば、ちょっと寄り道してスワンナプームで降ろしてくれるのだ思う。
でも、あんまり意味はなさそう。スワンナプームへ行くなら、ジョムティエン(タップラヤー)にあるスワンナプーム行きエアポートに乗るのがベター。料金も120バーツと安いし、前売りチケットも買える。バスはあまり飛ばさないし、安心度が桁違い。
バンコク市内に入ると渋滞につかまる。
大渋滞というほどではないが、これまでの爆走ぶりに比べると牛歩みたいに遅い。
つい、うとうとしてしまう。
と、ドライバーが「ドンムアン」と大声で告げて、車がストップ。
どうやら到着したようだ。
時刻は午前10時09分。
所要時間は、2時間余りだった。
大半の乗客はここで下車。数人ほどは終点のランシットへ向かうようだ。
降車場所は、前述の通り、ドンムアン空港前を走る道路の上。
ちょうど鉄道のドンムアン駅の真ん前だ。
陸橋があって、すぐにドンムアン空港内へ移動可能。
スロープづたいでも行けるが、脇にある階段を使ったほうが早い。
陸橋を渡り、
案内板に従ってドアを抜けていくと、
ドンムアン空港ターミナル内へ。
これは階段で下に降りたが、エレベーターを使えば、出発フロアへ直接行ける。
ロットゥ降り場から5分もかからず、エアアジアないしスクートのチェックインカウンターへ移動可能なはずだ。
国内線の場合は第2ターミナルまでもう少し歩く必要あり。
ちなみにドンムアン駅付近にはローカル飯屋があって、地元価格で食事が取れる。
このカオカームーで40バーツ。
空港内のレストランが高いと感じている人は、先に食べてしまうのも良し。
まとめ
初利用となったパタヤからドンムアン空港直行のロットゥー。
ロットゥだけに、出発時間がすごく曖昧。時間の計算がちょっと立てづらい。
でも、乗車してしまえば、あとは楽。
乗り換えの手間がいらないのは、本当に楽でいい。
乗車後は、乗り合いとはいえ、直行タクシーとほぼ変わらない。
トイレ休憩なんかはないんで、先に済ませておくべし。どうしても我慢できなければ、どこか立ち寄ってくれるだろうけど。
ロットゥで180バーツはやや高く感じるし、高速道路ぶっ飛ばしは少々リスキーだが、この便利さは魅力的だ。
タクシーだと1300バーツほどかかるところが、180バーツ。
一人旅だと重宝しますな。
あとは、とにかく時間に余裕を持って行動すること。
国際線搭乗なら、離陸予定時刻の5時間前にはパタヤのロットゥ乗り場には着いておきたい。
たぶん搭乗まで時間が余るだろうけど、飛行機に乗り遅れるよりははるかにマシ。
(追記)再度利用
その後、何度かこのロットゥーを使っている。
2018年10月には、同じく朝のロットゥーでドンムアン空港へ向かった。
パタヤカンのロットゥー乗り場に着いたのが、午前7時15分。
次のロットゥーは7時40分とのこと。チケット代180バーツと変らず。
7時45分、ロットゥーは出発。
8時50分、トイレ休憩。
スワンナプーム空港横を抜けて、バンコク市内に入ってからは渋滞気味。
10時ちょうど、ドンムアン空港前に到着。
所要時間は2時間15分だった。
その他の方法
パタヤからドンムアン空港へ行く方法にはいくつかある。
安くあげるには、まずスワンナプーム空港までエアポートバスで移動して、さらにドンムアン空港行きの無料シャトルバスに乗り換える方法だ。
関連記事:パタヤからドンムアン空港への行き方2017年。やはりスワンナプーム空港経由シャトルバス利用がベター。
パタヤ市内のソンテウ代をのぞけば、120バーツぽっきり。ロットゥよりも安い。
ただし時間も手間もかかる。
パタヤからバスでモーチット・バスターミナルまで移動して、そこからさらにバスを乗り換えてドンムアン空港へ向かう方法もある。
関連記事:モーチットバスターミナルからドンムアン空港へ行く方法。料金14バーツ。
バンコクエカマイバスターミナルまで移動して、さらにBTSとA1バスでドンムアン空港へ行ってもいい。
一番楽なのは、もちろん、タクシー。
パタヤからドンムアン空港までは、街中のタクシースタンドで手配すると、おおよそ1300バーツ前後だ。
関連記事:パタヤからドンムアン空港へタクシー移動。メーターならいくら?
予算、体力、気力、スケジュールに合わせて、お好きな方法をお選びください。
ロットゥーは大きなスーツケースがあると乗れません。たぶん、二人分の料金を要求されるはず。
LCCやロットゥを安く使いこなすには、軽いカバンが必須。
わたしが愛用しているのは、キャビンゼロ。44リットル。容量たっぷりだが、とにかく軽い。
これさえあれば、LCCもロットゥーも怖くありません。
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