沈没日記44
起床したのは午前10時過ぎ。
ベッドの上では、元ゴーゴー嬢が気持ちよさそうに寝入っている。
起こすのもかわいそうだし、昨晩2回戦したせいで、それほどヤリたい気持ちは起こらない。
コーナーロッジのバルコニーに出て、のんびりとした雰囲気の中でタバコをふかす。
周囲は木々で覆われている。
落ち着く宿だなあ。
⇒コスパ最強の完全新築ホテル!コーナーロッジ宿泊レポート@パタヤタイ・ソイボンコット
チェックアウトの時間が迫り、荷物の片付けをしていると、元ゴーゴー嬢がようやく目を覚ました。
彼女が寝るときは、ヒモパンだけを身に着けている。
ヒモパンでは、履いていないも同然。ほぼ全裸だ。安心してくださいとは言えない。とにかくヤリたいと興奮するばかり。
が、もう時間がない。
チェックアウトしよう。
トムチューマラ
チェックアウトを済ませて、ホテル前の食堂へ。
ちょうどお昼時で、近所の工事現場で働いているような人たちがたくさん食事中。
大繁盛店だ。
注文は元ゴーゴー嬢のおまかせで、いろいろ食べてみた。
蒸し器で保温されているスープがうまい。
トムチューマラと呼ぶそうな。
トム=スープ
チュー=すっきりした
マラ=にがうり、ゴーヤ
ゴーヤの中には、挽肉が入っている。ゴーヤはじっくり煮こまれていて、苦味がほとんどない。
スープは名前の通りすっきり味。
わがシンボルの魔羅を使う時間はなかったが、このマラスープに出会えたから良しとしよう。
あとは、イカのガパオとかカレーとか。
食べきれない量だった。
おかず3品、ご飯2皿で110バーツ。
これだけ食べて一人55バーツ。
完全ローカル向け食堂は安い。
ここで、彼女とはお別れ。
一軒家に帰って、庭の水やりとか犬の散歩とかいろいろ用事があって忙しいようだ。
なんかいい暮らししているなあ。
最後にチップを渡してバイバイ。
お互いに一切干渉しない間柄。会いたくなったらまた連絡します。
ソイチャイヤプーンへ
ソイボンコットを抜けて、サードロードを渡って、ブッカオ方面へ。
チャイヤプーンインに到着してチェックイン。
これがパタヤ最後の宿泊ホテルとなる。
5階の部屋は登り降りがしんどいが、意外と快適なホテルかも。
⇒チャイヤプーンイン宿泊レポート@ソイチャイヤプーン。一泊450バーツの格安老舗ホテル。
ここに一泊して、明日はバンコクへ。
バンコクに2泊だけしてから日本帰国となる。
それにしても、ソイチャイヤプーンはマッサージの呼び込みがけたたましい。
ホテル前に立っているだけで、対面からオカマの声が飛んでくる。
オニーサン イクイク キモチイイ
どこで覚えたんだか。
ソイ6の薬局でドーピング剤入手
頼れる夜の相棒といえば、カマグラゴールドさん。
毎回ではないが、いざとなると役に立たないことがあるのが愚息の愚息たる所以。
そんな時はカマグラさんに助太刀を頼むと、あら不思議、さっきまでの愚かさが嘘のように屹立する。
今回の2ヶ月近いパタヤ滞在で、4錠あったカマグラさんが残り半錠にまで減ってしまった。
次回へ向けて、カマグラさんの兵站を補給しておかねば。備えなくして憂いなし。
おおっぴらに書くことではないけれど、パタヤの薬局では当たり前のようにドーピング剤が入手可能。
もちろん正規のクリニックでバイアグラなどの正規品を処方しれてくれるが、やはり高い。
安く上げるには街中の薬局へ行くこと。ジェネリックなら安い。
別にどこでもいいのだが、訪れたのはソイ6の某薬局。
なんとなくパタヤの怪しい薬局といえばソイ6のような気がして、いつも訪れている。
例のアレが、1シート(4錠入り)の言い値、300バーツ。
うん、高いっすね。
文句を言うと、すぐに250バーツに下がった。
4シート買うなら、800バーツでいいそうな。
1シート200バーツか。まあそんなもんでしょうかね。
さらにまとめ買いすれば、もっと割り引きしてくれるみたいだけど、ドーピング漬けはご勘弁を。ジャック・ハンマーにはなりたくない。わたしはナチュラルトレーニングのカール・ゴッチ派である。
といいつつ、結局、1シートだけ250バーツで購入してしまった。
ま、安心代ということで。
ソイ6で食事と徘徊
安心したところで、次は食事だ。
ソイ6には屋台がたくさん出ているんで、バーに持ち込んで食べてもいい。
が、さくっと済ませるには食堂で食べるのが手っ取り早い。
というわけで、ソイ6では唯一とも言うべきローカル食堂へ。
定番中の定番、ガパオムーサップカイダーオで。
ここの食堂は、けっこうおいしい。
お値段は50バーツ。
ソイ6で手軽にタイ料理を食べるなら、この食堂でしょう。夜10時くらいに閉まるみたいですが。
腹が満たされてから、ソイ6を徘徊。
うむ。またレベルが上ったかも。
まあ、ソイ6なんてタイミングが命。
タイミングがいい時は好みの相手が何人もいて選ぶのに困るほどだし、悪い時はさっぱりだ。
今回はタイミングがいい時。
普通に選べるレベルがちらほらと見つかった。
いや、2階には上がらなかったけど。
パタヤラストナイト
昨日ですっかり満足したし、バンコクの夜遊び用に予算を少し置いておきかった。
今日は誰もペイバーしないつもり。
でも、予算的にはわずかに余裕があるんで、ひょっとしたらペイバーするかもくらいの気持ちだ。
ただし、パタヤ最後の夜は、関係各所というか、なじみのバーの人たちへ挨拶をしなくては。
まずは、なじみのバービアを数軒はしご。
どうせ1ヶ月か2ヶ月もすればまたパタヤへ戻ってくるだろうけど、別れの挨拶はしておかないとね。
ママさんやバービア嬢たちと軽いハグでお別れ。またね。
常連沈没ファランにもセイグッバイ。どうせやつらは数カ月後も沈没しているだろう。同じ穴のムジナですな。
一度ペイバーして大当たりだった26歳色白バービア嬢のところへ顔を出す。
ペイバー後も、毎日LINEでやり取りはしている。
先方の出方しだいだが、もう一度ペイバーしてもいいかな。
が、またしてもファラン客がついており断念。
ただ次回の訪パタヤにはつなげておこう。
最後は、これまたなじみのバービアへ。
ここは数日前に22歳バービア嬢をペイバーしたばかり。
コンビニでつまみを買っていく。
プリッツラーブ味が好きだ。
明日パタヤを離れることを告げると、22歳バービア嬢が抱きついてくる。
営業目的だろうけど、かわいい奴だ。
お腹の傷さえなければ、またペイバーしてもいいんだけどなあ。
と、お寿司屋台がやって来た。
バービア嬢たちが興味津々。
1個10バーツのなんちゃってスシだ。
「あんた日本人でしょ、どれがおいしいのか教えてよ」とバービア嬢たち。
いやいや、日本の寿司じゃないし、「マイアロイだ」と突き放すように答えておく。
うーん、パタヤ最後の夜だ。
たまには奢ってあげようと、少しだけ寄付する。
たぶん、サーモンが一番おいしいよとついでにアドバイス。
プチ寿司宴会となりました。
やっぱり寿司はおいしくないですがね。
醤油とワサビ舐めていれば、酒のアテになります。
楽しいラストナイトはあっという間に終わる。
気づけば深夜3時前。
明日はバンコクへ向かうだけなんで、特に早起きする必要はないが、そろそろお開きにしようか。
チャイヤプーンインの急な階段を5階まで登って、部屋に戻る。
ああ、これで今回のパタヤ沈没もおしまいか。
ちょっと中だるみしたけど、終わってみれば楽しかったかな。
さあ寝ようと、ベッドに潜り込んだのが深夜4時前。
おやすみなさい。
が、ここで終わらないのがパタヤ夜遊びというものだ。
早朝6時頃、わたしの携帯電話がけたたましく鳴り響いたのだった。
(つづく)