タイ航空が急遽燃油サーチャージを値上げすることになった。
JALとANAと同じように、燃油サーチャージ適用開始日と適用額を改定して、当初の予定より繰り上げての値上げとなる。
日本発バンコク行きの燃油サーチャージが実に3倍近くの値上げだ。
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タイ航空の燃油サーチャージ改定
タイ国際航空(TG)では、航空燃油価格の変動に対応するため、燃油特別不可運賃(燃油サーチャージ)を設定している。
このたび、航空燃油価格が当初の想定を大幅に上回る水準で推移しおり、燃油サーチャージの適用開始日と適用額を改定する。
2026年5月31日までとしていた現行の燃油サーチャージは、4月30日までで終了し、5月1日以降に発券される航空券には新しい燃油サーチャージを適用する。

(タイ国際航空ホームページより)
対象区間:
東京・名古屋・大阪・福岡・札幌=バンコク間
5月1日発券分より(6月30日まで)
ファーストクラス 170ドル
ビジネスクラス 170ドル
エコノミークラス 140ドル
現行の燃油サーチャージは4月30日までの適用となる。
エコノミークラスだと、日本からバンコクへ片道で55ドル。
これが5月1日以降の発券だと、140ドルに値上げされる。
3倍近い値上げ幅だ。
日本で購入する場合は、為替レートにより日本円の額面が決められる。タイ航空側が定めるレートなので必ずしも公定レートとは一致しない。
本日の公定レートだと、140ドルは22,326円。これは片道価格。
往復で280ドルなので、44,652円となる。
日本とタイを往復する航空券だと燃油サーチャージだけで約45,000円だ。
4月30日発券分までの現行燃油サーチャージだと往復で110ドルなので17,542円。
その差額は27,110円となる。
運賃自体が変わらないのであれば、同じフライトでも5月1日以降に購入すると27,000円ほど高くなるわけだ。
かりに現在は往復10万円で販売されている日程のフライトは、5月1日以降に購入すると127,000円となってしまう。
5月から6月にかけて旅行する計画があるならば、4月30日までに発券してしまうのがいいだろう。これだと現行燃油サーチャージの適用となる。
7月1日以降の燃油サーチャージがどうなるかはまったくわからない。
航空燃油価格の高騰が続けば、燃油サーチャージがさらに上がる可能性もある。
逆に中東情勢が速やかに安定すれば、燃油価格も落ち着き、燃油サーチャージが下がるかもしれない。
いずれは下がっていくだろうが、それがいつになるかは予測できない状況だ。
運賃自体がさらに値上がりする可能性もあるし、逆に値下がりする可能性もある。
夏休み中のチケットの購入が悩ましいところだ。
10月下旬から始まる冬季スケジュールのチケットの購入は様子を見ておいたほうがいいとは思う。
JALとANAとタイ航空の燃油サーチャージ
今回のタイ航空の燃油サーチャージの前倒し改定は、JALとANAに追随するものだ。
本来であれば6月1日から改定されるはずが、前倒しでの値上げとなった。
いずれも5月1日から新しい燃油サーチャージの適用が始まる。
JALの新しい燃油サーチャージは、日本発タイ行きで片道29,600円で、往復で59,200円。
ANAの新しい燃油サーチャージは、日本発タイ行きで片道29,000円で、往復で58,000円。
タイ航空の新しい燃油サーチャージは往復で約45,000円。
3倍近い値上げ幅となるタイ航空のほうがまだ安い。
それにしても、運賃自体が高騰している中で、さらに燃油サーチャージも大幅値上げだ。
簡単に手が届かない額になっていく。
タイ・エアアジアXは減便や運休が相次いでいるが、今のところタイ航空は成田=バンコク線が1日3便のところ1日2便に減便となるだけで、大幅な減便や欠航の発表はない。
JALとANAもこれまで通りに運航を続ける見込み。
燃油サーチャージは上げるが減便・運休はしないフルサービスキャリアか、減便・運休でなんとかしのごうとするLCC。
いずれにせよ海外旅行好きには厳しい状況となってきた。
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