シンガポールを拠点とするLCCのジェットスター・アジアが2025年7月31日をもって、すべての運航を停止すると発表した。
6月11日午前10時7分にホームページ上で明らかにした。
Jetstar Asia (3K) to cease operations from 31 July 2025
⇒https://www.jetstar.com/sg/en/travel-alerts
7月31日をもってすべてのフライトを停止する前に、運航スケジュールを段階的に削減していくとのこと。
運行停止の対象となるのは、ジェットスター・アジア(3K)便のみだ。
オーストラリアと東南アジアを結ぶジェットスター航空(JQ)、ジェットスター・ジャパン(GK)の運航便には影響なし。
あくまでジェットスター・アジアのみとなる。
ジェットスター・アジアの事業は厳しい状況にあり、これからもコスト上昇は続くと予想されるため、低運賃での供給能力は持続不可能と判断した。
7月31日まで運航は続けるが、運航スケジュールは段階的に縮小される。
スケジュール変更がある場合は乗客へ直接連絡するとのこと。
変更の連絡がない場合は当初の予定通りに運航する。
7月31日以降のフライトはすべてなくなるため、予約済みの購入者は全額払い戻しの対象となる。
また、ジェットスター・アジアの有効なバウチャーについては、8月以降に残高の払い戻し手続きを行う。
発表はざっくりと以上のようなもの。
7月31日をもってジェットスター・アジアは完全終了となる。
繰り返すが、ジェットスター・アジアについては何の影響もない。日本のジェットスター・ジャパンはこれまでどおり通常運航を続ける。
なお、2025年6月2日時点のジェットスター・アジアの運航ルートは以下のとおり。
すべてシンガポール発着。
バンコク – 週最大28往復
ブルーム – 週2往復(季節運航 - 2025年10月25日終了)
クラーク – 週4往復(季節運航 - 2025年12月1日再開)
コロンボ – 週5往復
デンパサール – 週最大28往復
ジャカルタ – 週最大21往復
クラビ – 週4往復
クアラルンプール – 週最大21往復
ラブハンバジョ – 週2往復
マニラ – 週18往復
メダン – 週最大7往復
沖縄 – 週6便週便
大阪 – マニラ経由週10便
ペナン – 週最大6往復
プーケット – 週最大15往復
スラバヤ – 週最大7往復
無錫 – 週最大4往復
ジェットスター・アジアの日本路線で影響があるのは、シンガポール=沖縄線と、関空=マニラ線。
どちらも3Kの運航のため、7月31日で運航終了となる見込みだ。
すでにチケットを購入済みの人は、ジェットスターからの連絡を待とう。
関空=マニラ線が運航終了となるのはちょっと痛いところ。
個人的に利用したことがあるのは、クラーク(アンヘレス)発関空行きの3K777便だ。
パンデミックで運休になってしまい、その後再開することはなかった。そしてジェットスター・アジアごとすべて運航終了。
それにしても、これだけ多くの路線と便数を持つLCCがいきなりの運航終了だ。ちょっとびっくりした。
広告