パタヤからバンコク行きのバスが出るノースパタヤバスターミナル前で事件があった。
ここで客をピックアップしようとしたBoltドライバーが、近くで待機していたバイクタクシーに言いがかりをつけられて、金銭を要求されたというものだ。
Boltを呼んだタイ人女性客がそのときの様子をSNSにアップして、タイでは話題になっている。
パタヤからバンコクへ向かうバスを利用としたところ、空席がなくて1時間待ちとなった。
時間のないタイ女性は、Boltでバンコクまで行く車を手配した。
バスターミナルに到着したBoltドライバーは、ターミナル前で乗客を乗せようとした。
すると近くいたバイクタクシー運転手２人が言いがかりをつけてきて、ショバ代を払えと強要し、しかたなく金を払ったとのこと。
そこにタイ女性がやって来て乗車。
女性も含めて言い争う様子がSNSではアップされている。マスクで顔を隠したバイクタクシー運転手がBolt車の窓から中に身を乗り出している様子も映っている。
女性が「バンコクへ行く」と主張して、なんとかBoltの車は出発した。
その後、女性のほうがBoltドライバーに対して300バーツを支払ってあげたそうだ。
（Pattaya Messageより）
SNSで拡散されたあと、Boltにくってかかったバイクタクシー2人の身元が特定されて、警察署に召喚された。法的措置が取られることになった。
このバイクタクシー2人は、バスターミナル内のバイクタクシーグループではなく、外にいるグループとのこと。
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GrabとBoltを呼ぶ際の注意点
GrabとBoltはパタヤで大活躍する配車アプリだ。
ぼったくりバイクタクシーやタクシーと縁を切れる素晴らしいツール。
でも、GrabやBoltを呼び出す際には地元のバイクタクシーやタクシー業者とトラブルになることが多かった。
特に配車アプリが本格化しだした頃には、Grab狩りなんて呼ばれて、Grabドライバーが襲撃されたり、お互いに暴力事件に発展することもあった。
ノースパタヤバスターミナルでも実際に事件があった。
バスターミナルでGrabやBoltを呼んで、バスターミナル内でピックアップすると、運転手とバイタクが喧嘩になったというものだ。
バイタク側がBoltドライバーを襲う形だ。
そんなこともあって、バスターミナル内でGrabやBoltを呼び出すのは危険だった。実際にBoltのドライバーに断られることも多かった。
関連記事：パタヤバスターミナルでのBolt・Grabの配車はNG
その後は事件も沈静化したようで、ターミナル内でのピックアップに応じるようになった。
でも、個人的には今でもバスターミナル内、特にチケット売り場とソンテウ乗り場近くではBoltを呼ばないようにしている。
呼ぶとしたら、裏手のBell Travelのオフィス前だ。
もしくは、バスターミナルを出て、ノースパタヤ通りを少し歩いてから呼ぶ。
今回の事件は、バスターミナルの外で起きたことだが、バイクタクシーが近くにいる場所は避けたほうがいい。
バスターミナル付近でBoltやGrabを呼ぶと事件に巻き込まれる可能性が充分にある。
今回大きく話題になったので、しばらく沈静化するだろう。
でもまたこのようなことが起きるのは目に見えている。
バイクタクシーやタクシーやソンテウ側としても、目の前で客を取られるのはいい気分ではない。
GrabとBoltは商売敵でしかない。
でも利用者がバイクタクシーやタクシーを使わないのも当然のこと。
バスターミナル内で待機しているバイクタクシーは言い値がすごく高い。
中心部まで平気で100バーツとか言ってくる。
ターミナル内から出る乗り合いソンテウは、一人50バーツ。ビーチロードやセカンドロード付近であればホテルまで行ってくれる。ただし順番に送っていくため時間がかかる。
ソンテウをチャーターすることもできるが、かなり高い。最低でも200バーツだが、たぶん300とか400と言われそう。
Boltだとパタヤ中心部まで80バーツほどだ。せいぜい100バーツもかからない。これでホテル目の前まで確実に送ってもらえる。
そりゃあみんなBoltやGrabを使うわけだ。
あえて危険なバイクタクシーを使う理由がない。せいぜいが急いでいるときだけ。
Bolt利用者には、それを使うべき正当な理由も権利もあるわけだけど、トラブルに巻き込まれるのは避けるべき。
バイクタクシーマフィアにはかかわらないこと。
Boltを呼ぶならば、バイクタクシーやタクシーのたまり場から離れる。
たったこれだけでいい。
ノースパタヤバスターミナルでBoltやGrabを呼ぶ時は、裏手のBell Travelオフィスのほうへ移動しておく。
もしくはターミナルから外に出て、少し歩いてから呼ぶ。
これでトラブルは避けられる。
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