クリスマスイブの夜のパタヤ。
LKメトロはファラン客を中心にかなり賑わっている。
各店舗はクリスマスの飾り付けをして、クリスマスツリーが雰囲気を盛り上げる。
そんな中、LKメトロの老舗ゴーゴーであるChampaign(シャンペーン)が復活した。
パンデミック中は一度再開したものの、ほとんど閉店状態が続いていた。リノベーションを名目にずっと閉まったままだった。
2024年6月にはミュージックバーのTUK TUK BARに変わった。
あのChampaignがついに終了かと寂しく感じたものだ。
が、いつの間にChampaignの看板が上がるようになった。
ちょっとびっくり。
TUK TUK BARの脇にある小さな店舗で営業再開だ。以前は、Pureというゴーゴーがあった場所となる。
Pureはパンデミック中にオープンしたものの、今年になってクローズしてしまった。
そのPure跡地でのChampaignの営業再開だ。すぐ隣とはいえ、もともとあった場所ではない。
まさかそのままの名前で復活するとはなあ。
さっそく中に入ってみる。
ずいぶんと狭くなった。
以前のシャンペーンは店舗を拡大していたが、その頃に比べると3分の1くらいの広さしかない。
中央にステージがあって、ダンサーが4,5人踊る。
ステージを挟んで左右に二段ずつの客席が並ぶ。
店内一番奥には、ガラス張りのショールームになっていて、全身泡だらけの泡泡ショーをしている。
店内モニターでは、昔ながらのLKゴーゴーではおなじみの開けっぴろげカトゥーンを放映。
ダンサーのラインナップは、これまた昔ながらのLK水準というべきか、とうてい選べそうにないレベル。
客層は年齢高めのファランが中心だ。
東アジア人はお呼びではない雰囲気がプンプンする。
いいぞいぞ。これこそLKメトロのゴーゴーバーだ。
こうでなくてはいけない。
ドラフトビールあり。75バーツ。
LKは飲み代が安い。
テーブルの上に置かれたコースターには、The DenとChampaignのロゴが並んで印刷されている。
店員に確認したところ、2つは同じ系列だそうな。セイムボスだと。
The Denはソイチャイヤプーンにあるジェントマンズクラブだ。そのまた昔にはバンコクに店舗があった。
なるほど。
以前のChampaignは消滅しているが、The Denが新たにPureの跡地を買い取り、Champaignという店名でオープンしたという形なのだろう。
名称は同じでも、経営が変わった。実際の内情は知らないけれど、まあそんなところかと。
これぞ新しいChampaignだ。
でも、むしろ時代に逆行して、昔ながらのLKメトロのゴーゴーとなった。
東アジア客はまったく見かけなかったけれど、別に入店しても何の問題もない。
スタッフやママさんはとってもフレンドリーだった。居心地は決して悪くない。
ただ、ステージ上のダンサーには、1ミクロンも食指が動かなかっただけだ。
オールドLKメトロファンは、ぜひとも復活したChampaignを訪問してきてほしい。
時間のかぎられた短期旅行者は、素直に他の店に行きましょう。というか、LKメトロじゃなくて、ウォーキングストリートへ行くべし。
復活したChampaignに、メリークリスマス。シャンペーンで乾杯だ。