パタヤタイ・ソイ9には、ホテルやアパートがいくつか固まっている。宿泊者以外が入ってくることはまずないソイだ。
長期滞在向けのセリナプレイスは快適なアパートホテルだった。
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そのセリナプレイスの斜め向かいにあるのが、タイクーンプレイスガーデンだ。ここも昔から気になっていたホテル。
1泊2000円台で予約できたので、泊まってみた。
すっかり中国人向けのホテルと化しているが、価格次第では利用価値がありそうだ。
さくっと紹介しておく。
目次
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タイクーン プレイス ガーデン (TYCOON PLACE GARDEN)
パタヤタイソイ9入口。
タイクーンプレイスガーデンの看板が上がっている。中国語表記多し。
ソイ9を入っていき、まず左手にあるのが、TYCOON SUITES(タイクーンスイート)だ。
同じタイクーン系列だが、今回泊まるのは、ソイのさらに奥右手にあるタイクーンプレイスガーデンとなる。
わりと大きめのホテルだ。
屋根付きの駐輪場は建物裏手にある。
そのまま建物内に入れる。
正面入口から入ると、あちこちに中国語の案内あり。
ロビー付近で中国人らしき男性たちがうろうろしている。でもインド人も見かける。
フロントのカウンターは中国語だらけ。
チェックインは午後2時からだけど、12時前にチェックインさせてくれた。
トリップドットコムで予約済みで、デポジットが500バーツ。
鍵だけ渡されて、自力で部屋へ。エレベーターあり。
廊下は長い一本道だ。人の出入りはさほど多くない。中国人だらけなんだろうけど、うるさくはなさそう。
スーペリアダブルルームガーデンビュー
部屋のグレードは、スーペリアダブルルームガーデンビュー。一番安いグレードだった。
白い壁、白い床、白い家具。部屋はまずまず清潔感あり。広さも問題ない。
ダブルベッドの両脇にサイドテーブル。コンセントもある。
テレビ台の大きさのわりに、テレビは小さめ。パタヤのケーブルテレビ放送で、中国のチャンネルばかりってわけでもなく、SKY F1も映った。
作業机と鏡あり。
冷蔵庫は中型。冷蔵庫の上には、無料の水2本、コーヒーカップ、電気ポットあり。
インスタントコーヒーではなくて、中国のお茶が用意してある。漢字表記なのなので、同行のタイ人から「なんて書いてあるの?」と聞かれた。
チャーキアオとチャーファランと答えておく。
さらにおもしろいのが、電気式蚊取り線香だ。
懐かしいなあ、これ。日本では昭和のアイテムだよ。ベープマットだったか、子どもの頃に使っていた。
タイ人はこのタイプの蚊取り線香を知らないようで、どうやって使うのか不思議がっていた。
これも中国語表記のみで、わざわざ中国から輸入してきたのかね。
さっそくセットしてコンセントに差し込んで利用。そのおかげなのか、1泊する間は蚊に悩まされることはなかった。
灰皿が置いてあるけれど、室内は禁煙とのこと。罰金2000鉢と中国語で注意書きしてあった。
でもたぶん守ってなさそう。
クローゼットにはハンガーが数本かけてあるだけ。
セーフティーボックスはなく、フロント奥の設置された金庫で貴重品を預けるシステムだ。
バルコニー側には、テーブルと椅子がもう一セットあり。
コンセントも近くにあり、作業スペースとしては使いやすい。
無料Wi-Fiのパスワードは部屋に掲示してある。
通信速度は早い。
最大で170Mbps出ていた。ただし、電波が弱い。室内奥のほうにいると断線しがちだ。廊下に近いところだと接続が安定する。
結局、バルコニー側のテーブルではネット接続しながらの作業はきつかった。テレビ横のテーブルで作業した。
バルコニーは広め。
床はほとんど掃除していないようで、かなり汚い。
日当たりはいいので、柵にロープでも張れば、洗濯物はすぐに乾きそう。
部屋の名称どおり、ガーデンビューとなっている。といってもちょっとした木が見えるだけ。あと、ホテルのスイミングプールも見える。
やはり、このソイ9はとても静かだ。夜はほとんど騒音が聞こえない。
浴室
少々年季が入った浴室だ。
寝室はほどよく清潔だが、こちらはちょっとボロさを隠せない。まあ不潔というほどではないけれど。
洗面台は横に広め。ものはたっぷり置ける。
ドライヤーは用意されている。
アメニティは、歯ブラシセット2個とシャンプーとボディソープと固形石鹸。
中華系ホテルには歯ブラシが用意されていることが多い気がする。
シャワーブースとトイレの間には仕切りあり。タイルはかなり傷んでいるが。
シャワーの水圧と温度は特に問題なし。
熱いシャワーが浴びられる。
館内設備
ロビーには、なにやら休憩室のような広いスペースがある。
中に置いてあるお茶などは自由に飲めるようだ。
完全に中国人客のたまり場になっていた。
1階奥にも広いロビーのようなエリア。
さらにダイニングもある。
電子レンジが置いてあり、その隣にはモニターとゲームコントローラ。
なんなんだ、ここは。
スイミングプール
建物裏口から外へ抜けた先にスイミングプールがある。敷地の一番奥。
ホテル建物上階から見下ろしたところ。
リゾート感はそれなり。
ひょうたん型プールの脇にはパラソルとベッドが並ぶ。
雰囲気は悪くないと思う。
夜でも利用できるみたい。
フィットネスジムやサウナは見当たらず。
まあ、この立地と低価格帯のホテルでちゃんとした屋外プールがついているのは立派なほうじゃないかと。
地図と周辺施設
前回紹介したセリナプレイスと同じ立地条件だ。
関連地図
(地図情報:Googleマップ)
すぐ斜め向かいにセリナプレイス。
おいしいカフェもすぐ近く。
ソイ入口に行けばセブンイレブンがある。
ソイブッカオ入口は余裕で歩いて行ける。ウォーキングストリートも徒歩圏内だ。
夜は静かなので、まったり滞在できるはず。
なお、ホテル内ではたまに中国人客たちが廊下で大声で話すことが聞こえたけれど、特にうるさくてしょうがないというレベルではなかった。
宿泊料金と予約先
スーペリアダブルルームガーデンビューが、アゴダで901バーツで出ていた。これはさすがに高い。
トリップドットコムでは大幅割引されていて650バーツ。
日本円建てで2,844円。さらに101円相当のコインが付与。実質、2,743円。
3,000円以下でこのホテルなら、まあいいかなと思える。
価格チェックの際は、アゴダとトリップドットコムを見比べることを推奨。予約のタイミングによって大きく価格が異なることが多い。
なお、すぐ近くにある姉妹ホテルのタイクーンスイートホテルのほうが評価が高いようだ。
中国人客がメインというわけではなく、韓国人やインド人やアラブ系の宿泊客が出入るするのをよく見かけた。
まとめ
建物内の表記やアメニティなどはすっかり中国モードだった。客層も大半が中国人。オーナーがどこの人からは知らないが、中国顧客向けのホテルなのは間違いない。かといって、なにか不快な目に合うことはなかった。
当初はもうちょっと豪華なホテルをイメージしていたが、いたって普通の格安から中級に位置するホテルだった。
逆に中国色を排除すると何も残らないともいえる。これといって特徴がない。
他のホテルが高騰していて、このタイクーンプレイスが1泊600から700バーツで出ているなら、利用してみてもいいかなというのが素直な感想。積極的にリピートは無しですな。
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