バンコクには2つの主要空港がある。スワンナプーム空港とドンムアン空港
だ。
2つの空港間を移動する際に活躍するのが無料シャトルバスとなる。
利用方法をまとめて紹介。
(2024年7月時点の最新情報)
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無料シャトルバスについて
シャトルバスは、タイの6空港を運用するAOT(タイ空港公社)が提供する無料のサービスだ。
運賃は完全無料。
運行時間は5時から24時まで。
ただし、無料シャトルバスの利用には条件がある。
これは、スワンナプーム空港シャトルバスに掲示された利用条件。
無料シャトルバスサービスは、スワンナプーム空港からドンムアン空港への乗り換え乗客のもの。
書類提示が必要
・出発フライトのチケットあるいは旅程表
・パスポートあるいはIDカード
つまり、シャトルバスの目的空港から出発するフライトの航空券が必要ということだ。
スワンナプーム空港でドンムアン空港行きのシャトルバスを利用するには、ドンムアン空港から出発するフライトの航空券となる。
航空券でも、Eチケットでも、予約確認書でもいいが、日時とフライト便名が確認できるものでないといけない。
逆にいえば、到着フライトの航空券だけしか持っていない場合はシャトルバスの利用は不可。
たとえば、日本からスワンナプーム空港に到着して、ドンムアン空港発のフライトのチケットを持っていなければ、シャトルバスに乗車できない。
このルールを踏まえて利用しよう。
もし無料シャトルバス利用を断られた場合は、自力で移動する必要がある。
スワンナプーム空港からドンムアン空港へのシャトルバス
2024年7月、実際に利用してきた。
これまで10回以上は使ったことがあるけれど、条件や所要時間などは何も変わっていない。
いつもどおりだ。
パタヤからベルトラベルのバスでスワンナプーム空港4階出発フロアに到着。それから、無料シャトルバスバス乗り場へ移動する。
スワンナプーム空港のシャトルバス乗り場は、メインターミナル2階にある。到着フロアだ。
4階出発フロアからバス乗り場へ行くには、エスカレーターを使うといい。
端っこのほうのエスカレーターなら2階へ下りることができる。エレベーターでも2階に下りられる。
2階4番出口から外に出る。
少し進んで右手にシャトルバス乗り場がある。
(注意:2階出口を出て左手進んだところにはトランスポーテーションセンター行きの無料シャトルもあるので間違わないように。)
ここがシャトルバス乗り場。
バス乗り場には2台のバスが待機中だ。
バスの向かい側あたりに受け付けブースがある。
まずここで航空券とパスポートのチェックがある。
今回はドンムアン空港を出発するタイ国内線に乗る予定だ。
チケットはトリップドットコムで購入しており、トリップドットコムのアプリで旅程表を提示した。日本語表記だが、日時と便名は英語併記のため、問題なくシャトルバス乗車を許可された。
たとえばエアアジアだとアプリでチェックインしておけばEボーディングが表示される。
またPDFでのボーディングパスでもいい。
要するに、日時と便名が確認できればそれでいい。
バス乗車リストのような紙にサインをして受け付け終了。
そのまま乗車する。
このあと数組のバス利用希望者が受け付けにやって来るが、書類の提示ができずに拒否されるグループも見かけた。チェックはちゃんとやっている。
バス乗り場にはモニターで、次のバス出発時刻やルートなどが表示されている。
以前は時刻表が掲示してあったが現在は見当たらない。
おそらくは30分に1本の割合で運行されているはずだ。
今回のバスは、13時発。
パタヤからのベルトラベルのバスがスワンナプーム空港に到着したのが12時37分。
出発フロアに様子を少し見回ってから、2階のシャトルバス乗り場に下りてきたのが、12時51分。
時間的にはばっちりのタイミングだった。
バス車内はこんな感じ。
席数はそこそこ多い。
前方には、大きなスーツケース置き場もある。
13時1分にバスは出発。
バンコク市内を抜けて行く。
一部は一般道、一部は高速道路を使う。一般道で渋滞につかまると時間がかかる。
今回は途中で少しだけ渋滞があったが、わりと順調な道のりだった。
13時55分、ドンムアン空港第1ターミナルへ。
実際の降車場所は、第1ターミナル出発フロアの端っこで、第2ターミナルの少し手前側だ。
パンデミック前まではセブンイレブンがあった場所の前に停車する。
このコンビニは便利だったのに、跡形もなくなってしまった。
降車したのが13時57分。
スワンナプームからドンムアンまで56分かかったことになる。
第1ターミナルは国際線、第2ターミナルは国内線となっている。
2つのターミナルはすぐ隣なので移動は楽だ。
ドンムアン空港からスワンナプーム空港へのシャトルバス
次に、ドンムアン空港からスワンナプーム空港へのシャトルバスについて。
今回は実際に利用したわけではないが、過去には何度も利用した。
ただし、前述のように、スワンナプーム空港から出発するフライトのチケットが必要となるため、なかなか利用する機会がない。
昔はチケット提示もなくシャトルバスに乗れたため、よく使っていたものだ。条件が厳しくなってからは、あまり使わなくなった。というか、使えなくなった。
たとえば、日本からのフライトがドンムアン空港到着で、そのままパタヤへ移動したいとする。便利のは、ドンムアンからスワンナプームへ移動して、スワンナプームでパタヤ行きエアポートバスに乗ること。
でも、スワンナプーム発のフライトチケットがないため、無料シャトルバスが利用できないのだ。
この点には要注意。
ドンムアン空港のスワンナプーム行き無料シャトルバス乗りは、第1ターミナル1階の到着フロアにある。
6番出口を出たところだ。
国際線でドンムアンに到着した場合、バゲージクレームを出て、少しだけ歩けば6番出口になる。
かなり便利な場所だ。
扉の向こうにシャトルバスがすでに見えている。
が、外に出る前に、ドア付近に設置されたシャトルバス受け付けブースで手続きが必要。条件は同じ。
モニターには次のバスの出発時間が掲示されている。
手続きを済ませると、シャトルバスに乗車可能となる。
このバス乗り場は、バンコク市内行きエアポートバスA1~A4と同じ場所となる。
ちょっと混雑しがち。
まったく色合いの違うバスなので間違えることはないとは思うが。
あとは同じこと。
約1時間でスワンナプーム空港へ行ける。
スワンナプーム空港の降車場所は、4階出発フロアとなるはずだ。(最近利用していないためはっきりしないが)
もしシャトルバスが利用できない場合は?
無料シャトルバスが使えない場合は、別の手段で空港間を移動する必要あり。
・タクシー
・配車アプリ
・電車
・ローカルバスとロットゥー
空港タクシーだと500バーツくらいか。
配車アプリも同じくらいかかりそう。
時間が限られている場合はタクシーがいいだろう。
電車を乗り継ぐ方法もある。
ドンムアン空港からだと、まずタイ国鉄レッドラインのドンムアン駅へ行き、レッドラインでクルンテープアピワット駅へ。ここでMRT(地下鉄)バンスー駅に乗り換えて、ペチャブリー駅まで。さらにエアポートレイルリンクのマッカサン駅でエアポートレイルリンクに乗ればスワンナプーム空港へ行ける。
ルート
ドンムアン空港=レッドラインドンムアン駅=クルンテープアピワット駅=MRTバンスー駅=MRTペチャブリー駅=エアポートレイルリンク・マッカサン駅=スワンナプーム空港
あと、ドンムアン空港からエアポートバスA1あるいはA2でMRTチャトチャック駅でバスを下りて、MRTでペチャブリー駅まで行き、マッカサンからエアポートレイルリンクに乗るルートもある。BTSモーチット駅からBTSでパタヤタイまで行き、そこでエアポートレイルリンクに乗る方法もある。
でも、これはあまりにも迂遠な方法
逆も同じことだ。スワンナプーム空港からドンムアンへは、電車やバスを乗り継いでも行ける。やっぱり迂遠で時間がかかるけれど。
スワンナプーム空港とドンムアン空港を結ぶローカルバスあるいはロットゥーが運行されている。
スワンナプーム空港では、メインターミナルではなく、少し離れたトランスポーテーションセンター(バスターミナル)からドンムアン空港行きのバスとロットゥーが出ている。
バスなら554番、もしくは555番だ。ロットゥーは555番。(バスの554番は運休中の情報あり)
ランシット行きバスでドンムアン空港前で下車する。555番バスの運賃は37バーツ。
ロットゥーの運賃は60バーツ。
バスとロットゥーの所要時間は1時間ほど。途中で客の乗り降りがあると時間がかかる。
ドンムアン空港では、第1ターミナル端っこのバスターミナルのような場所からスワンナプーム空港行きロットゥーが出ている。
ドンムアン空港=スワンナプーム空港ロットゥーの受け付けの机。
本数は少ない。平日は5時から9時と16時から18時10分。土日祝は6時から7時10分、17時30分。
また、ローカルバスの554番ないし555番でドンムアンからスワンナプームへ行ける。バス乗り場は、ドンムアン空港1階から敷地外へ出たところの大通り沿いだ。
バス停で待っていれば、そのうち555番のバスがやって来るので、乗車すればいい。時刻表などはないようで、バスがいつ来るかは不明。時間の計算が立てづらい。
タクシー以外にも、電車やバスやロットゥーなどいろんなルートがあるけれど、どれも面倒だ。
無料シャトルバスが使えないならば、スワンナプーム空港=ドンムアン空港間の移動は本当に面倒くさい。
まとめ
無料シャトルバスが使えれば、スワンナプーム=ドンムアン間の移動は楽々だ。
30分に1本程度で運行しており、所要時間は1時間ほど。
なにかと計算しやすいのもいい。
バスは快適だし、使えるものは便利に使わせてもらおう。乗車時にはすぐにチケットや旅程表を提示できるようにしておきましょう。
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