ずっとリノベーション工事をしている関西国際空港。
このたび、リノベーションの第2フェイズが完了し、国際線エリアがリニューアルオープンした。
関空がより便利になってきた。
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関空新国際線エリア
2022年10月26日に、第1フェイズが完了し、新国内線エリアがオープン。
そして、2023年12月5日、関空新国際線エリアがオープン。
記念式典も開かれた。
今回のリノベーション第2フェイズによる変更は以下のとおり。
出国審査場を一箇所に集約
・これまで南北に2箇所あった出国審査場を中央の一箇所に集約
・国際線出発エリアの面積が60%増
以前は出国審査場が南と北に分かれていた。保安検査場を抜けて、エスカレーターを降りた先が出国審査場となっている。
出国手続きには、自動化ゲード導入を進めて、スムーズになった。
なお、保安検査場は現在もリノベーション工事中。
2025年春にリニューアル予定となっている。
出国審査場が効率化されても、保安検査が混雑したままだとあまり意味はないような気もする。
先日、関空第1ターミナルを利用した際は、保安検査場前にはとんでもない大行列ができていた。30分ほど並んだ。
保安検査場を抜けた先の出国審査場はがらがらで待ち時間はほぼゼロだった。
保安検査場の改善も早く進めてほしい。
国際線出発エリアでショッピング・グルメ
第1ターミナルでの国際線出発の流れが少し変わった。
4階で保安検査を受けてから、エスカレーターで3階に降りて出国審査を受けるまではこれまでどおり。出国審査を終えると、エスカレーターで2階に降りる流れとなった。
エスカレーターで2階に降りると、すぐにショッピングエリアとなる。
関空第2ターミナルや他の空港でも見られるような、ウォークスルー方式だ。
免税店の間を抜けていかないと商業エリアならびに搭乗ゲートへたどり着けない動線というわけだ。
新しい商業エリアには、27店舗が出店。
出典・詳細⇒https://www.kansai-airport.or.jp/t1renovation/assets/img/link.pdf
おにぎりバーガー屋、カフェ、ラーメン屋、カフェバー、寿司屋、食堂など新しい飲食店もオープン。
これまでの関空第1ターミナルの国際線制限エリア内の飲食店はそれはそれはしょぼいものだった。カフェと軽食がちょろっとあるだけ。
が、今回の新国際線エリア開業にともない一気に飲食店が増えた。
なお、第1ターミナル2階の国内線一般エリアにはすでに飲食店が増加している。
フードコートが先にオープンし、最近ではすき家や551も復活した。
一般エリアでも国際線制限エリアでも飲食できる場所が本当に増えてきた。一時期は壊滅状態だったのだが、ここににきて改善。
国際線の搭乗ゲートなどはこれまで通りだ。
シャトルも稼働。南北の中央駅や先端駅まで移動する。
グランドオープンは2025年春
関空のリノベーション工事はまだまだその途上にある。
グランドオープンは、2025年春を予定している。
4階の新保安検査場が開設され、3階には国際線ラウンジがオープンする。
さらには、2026年秋には、国際線商業エリアが拡張される予定。
まとめ
この年末にひさしぶりに関空から出国する人も多いことだろう。
あまりに変わりようにびっくりするかもしれない。
この3年でいろいろと大きく変わった。不便になったと思いきや、一気にリノベーションが進んで、新しい店が続々と登場。
ただし、利用者増に伴い、保安検査場の混雑には要注意だ。
あとはおおむね快適な関空出国となっている。
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