ウォーキングストリートの目抜き通り沿いには、かなり高めの観光客向けレストランばかり。
ローカル向けの屋台や食堂は、一本路地に入ったところにちらほらと出ている。
一番わかりやすいのが、ソイ15。
ここには、屋台と簡易テーブルが並べられており、WS内で働くタイ人がメインながら、外国人観光客もよく利用している。
今回紹介するのは、通称「ビーチクラブ前カオマンガイ屋台」である。
パタヤやWSに通いだして長いけれど、ここのカオマンガイを食べるのは初めてだ。
なお、このカオマンガイ屋台の斜め向かいには、屋台ではなくて食堂(レストラン)もある。
(上掲写真の左側。店頭に蒸しどりが吊るしてある。)
こちらのカオマンガイも有名。こっちは、通称「ビーチクラブ横カオマンガイ食堂」。
わたしがパタヤで初めて食べたカオマンガイは、たぶん、この食堂。カオマンガイというタイ語料理名を覚えたのも、この食堂だった。
しかも一晩で2回食べたことがある。まあ、いろいろ思い出深いんで、そのうちレポートしてみようかな。
まずは、ビーチクラブ前カオマンガイからレポート。
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ビーチクラブ前カオマンガイ屋台
店構え
英語名は、Sliced Chicken with rice and soup
スライスした鶏肉のせご飯とスープ
注文は、カオマンガイとだけ告げればオッケー。チキンライスでも余裕で通じるはずだ。
訪問したのは夜10時頃。
ガラスケースの中の蒸しどりが残り少なくなっている。
これがなくなれば閉店なのか、それとも補充して夜中まで営業を続けるかどうかは不明。
また開店時間も不明。たぶん、夕方くらいから。
屋台横にテーブルが並んでいるので、空いている席へどうぞ。
結構な人気店なので、相席になる可能性高し。
無料の水は、セルフサービスでどうぞ。あ、水じゃなくて、お茶だったかも。
カオマンガイ到着
うわ、でかい。
びっくりした。
通常、カオマンガイの蒸鶏の配置は、横一列。
が、ここは二列配置となっている。すごい鶏肉の量。ご飯を覆い尽くさんばかりの勢いだ。
しかも、皮や脂身の部分がほとんどない。
たぶん胸肉だと思うが、あっさりとした味付け。
場所によっては、ややパサパサしているが、食べごたえあり。
テーブルの上に置いてあるタレをかける。他のカオマンガイ店よりも薄めの色をしているが、けっこう辛い。かけすぎには注意だ。
タレをかけると、あっさり味の鶏肉のうまみが増す。
肉の量に比例してご飯も多い。
ただ炊き加減はちょっと油っけが多くて、最後はきつくなってきた。
付属のスープはいたって普通かな。
カオマンガイのスープで、これはうまいと唸らされる店はめったにないんで、あまり期待しないこと。お口直しにちょろっと飲む程度ですな。
少食のわたしには、これを完食するのはかなり厳しかった。
鶏肉は食べきったが、ごはんは少し残してしまった。
お会計は50バーツ。
カオマンガイ相場はおおむね一皿40バーツだが、この量と味と立地条件で50バーツなら文句なし。すばらしい。
ただ、個人的には、カオマンガイの鶏肉は、もうちょっと皮と脂身が混じっているほうが好き。
このさっぱりした胸肉も好きだけど、バランスの問題として皮も欲しいのだ。
脂っぽいのは苦手なくせに、まったく脂っけがないのも寂しい。贅沢なもんです。
たぶん、部位を指定すれば皮や脂身を混ぜてもらえると思いますけどね。
バミーナム
ここはカオマンガイがメインの屋台だが、クイティアオも扱っている。
一緒に訪れた知人は、カオマンガイではなくバミーを注文していた。
「バミーナム」とオーダー。
すると、こちらが到着。
おお、これもおいしそうだ。
カオマンガイ用の鶏肉がどっさり載っかっている。
揚げニンニクチップがいい感じだ。
スープもクリアーな色合い。
野菜は、もやしとパクチーくらいかな。
パクチー嫌いな人は、「マイサイパクチー」と告げるのを忘れずに。
わたしは実際に食べていないが、知人いわく、そこそこいけるとのこと。
カオマンガイの鶏肉がさっぱり味でおいしいんで、カオマンガイの油っこいご飯が苦手な人は、むしろラーメンにして食べるほうがいいかもね。
米麺のセンレックやセンミーも置いてますね。
たぶん、このスープと鶏肉にはバミーが合うと思います。
バミーナムガイも50バーツ。
これだけ鶏肉が入って50バーツならお買い得。
WSで遊ぶ前に、腹をすかせた状態で訪れて欲しいカオマンガイ屋だ。
場所と行き方
地図
行き方は簡単です。
ウォーキングストリートの正面ゲートをくぐり、少し歩いて、ソイ15の標識が見えたら左折。
すると右手に見えます。屋台手前がシャークの裏口。向かい側がビーチクラブ。斜め向かいがエンジェルウィッチ。
狭い路地の上、人通りもはげしい。
かなり賑やかな一角で、あまり落ち着いて食べられる雰囲気ではない。
さくっと注文して、さくっと食べきってしまいましょう。
同じテーブルにビキニ姿のギャルが同席したりもします。バスローブみたいなのは羽織っているけど。
おもしろいところです。ぜひどうぞ。
(補足)
このレポートは2月の終わり頃に訪問した時のもの。
2016年3月現在、ビーチクラブは微妙に店名が変わっております。
まあ、外見も中身もほぼ変わっていないようなので、あえて従来通りのビーチクラブ前と表記。
これからはシャーク裏口横カオマンガイ屋台とでも呼ぼうかしらん。
(追記)移転済み
その後、ソイ15の屋台は規制のため、撤去を余儀なくされた。
しばらく行方不明になっていたが、すぐ近くの路地中で復活。味はそのままです。
詳しくは以下の記事で。
⇒復活した旧ビーチクラブ前カオマンガイ屋は、イートイン可能。味はそのまんま。
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