バンコクからのフライトでクラーク空港に到着した。
2022年8月以来、約1年ぶりのフィリピン入国となった。
昨年はマニラ・ニノイ・アキノ空港での入国だが、今回はクラーク空港だ。
クラーク空港は新しいターミナルに移転したばかり。
昔は何度もクラーク空港で入国して、そのままアンヘレスへ行っていたものだ。
新しいクラーク空港についての予備知識はゼロ。
しかも深夜4時の到着である。
まあ過去何度も来ているクラーク空港だし、なんとかなるだろうと。
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新クラーク空港ターミナル
バンコクからのフライトの様子はこちらから。
関連記事:バンコク発クラーク(アンヘレス)行き セブパシフィック5J944便搭乗レポート
クラーク空港の新しいターミナルビルを出たのが午前4時。
まったく知らない国であれば、この時間帯から無理に街へ移動しようとはしない。治安のよろしくない国ならばなおさらだ。
朝が来るまで空港内で時間を潰してから、安全そうな手段で街へ移動するもの。海外旅行の鉄則である。
クラーク空港の新ターミナルの地図
とりあえず、新しいクラーク空港からアンヘレスへの行き方について現地調査する。
ターミナルビルを出たところに案内板あり。
バス、クーポンタクシー、アプリライド、メータータクシー、ホテルトランスファーと各種揃っている。
正面に横断歩道があり、一番奥がバス乗り場らしい。
手前のところで手を上げているのが、タクシーの客引きだ。
タクシー
タクシー代はアンヘレスの中心部であるフィールズアベニューまで500ペソ。
旧クラーク空港時代と変わらない。
高いわっ。
1ペソ=2.5円で計算すると、1250円である。
シェアはできないのか聞くと、自分で相手を探せと言われる。
その間にも、到着客がどんどんとタクシーに乗っていく。
みんなこの額払っているのか。
Grab
タクシーが駄目なら、Grabがあるさ。
フィリピンではGrabが使える。
さっそく車を手配してみる。
クラーク空港から、メインゲートまでは324ペソの表示。
メーター利用のGrab Taxiならば、266ペソから319ペソの推定値。
駄目だ。まったくマッチングしない。
近くのドライバーは忙しいとの表示。
何度かチャレンジするも、すべて不発に終わる。
タクシーのドライバーに聞くと、この時間帯はグラブは捕まらないという。
まあ確かに。
ジプニーは?
かつてのターミナル時代には、メインゲートとダウバスターミナル行きの空港ジプニーが運行していた。
メインゲート(フィールズアベニューのすぐ近く)までが50ペソ、ダウバスターミナルまでが100ペソ。
タクシー運転手に聞くと、ジプニーは無いよと言われる。
以前のターミナルにはあっただろうと問い詰めるが、こちらに移転してからはジプニーは無いそうだ。
まあ、タクシーに乗せたいがために嘘をついている可能性もあるが、少なくともこの時間帯はどこを見回してもジプニーの姿は影も形もない。
後日メインゲートのジプニーターミナルの様子もチェックした。
ジプニーターミナルにあったはずのクラーク空港行きジプニー乗り場と待合所が閉鎖されているではないか。
建物自体は残っているが、中は空っぽ。
クラーク空港行きのジプニーの姿も見当たらない。
これは本当に運行していないのか。
まあ、年に1回しかアンヘレスに行かないのでこれ以上の詳細は不明。
アンヘレスマニアに聞いてほしい。
バス乗り場
タクシーの勧誘を振り切って、道路を渡り、さらに奥へ。
長い通路を進むと、バスターミナルになっている。
閉店しているが、ちょっとした食べ物屋台もあるようだ。
バス乗り場はかなり広い。
深夜4時に停車しているバスは1台のみ。
VICTORY LINER(ヴィクトリーライナー)だ。
時刻表には、DAGUPAN行きとOLONGAPO行きがあり。
ダグパンはクラークのさらに北部、オロンガポは西部のスービック近く。
Genesisの時刻表もあった。
BAGUIO行きだ。バギオはルソン島北部。
マッカーサーハイウェイ経由となっているが、詳細なルートはわからない。
あと、マニラ空港行きのP2Pバス乗り場は見当たらなかった。
クラーク空港とマニラ空港を結んでいるP2Pバスなら、SMクラークに立ち寄る。そのバスに乗れれば、アンヘレスまで簡単に行けるはずなのだが。
うーん、この時間帯はいろいろ厳しいなあ。
バスターミナルから空港ターミナルビルを見返す。
漆黒の闇に浮かび上がる新空港。
いや、いい雰囲気だけど、敷地外は本当に真っ暗。
敷地外へ歩いて出るのはあまりにも無謀。
いったんターミナルビルへ戻ろう。
出発フロア
ターミナルビル1階が到着フロア。
ビルの外にはベンチがあって、ひたすら座っているフィリピン人の姿もちらほら。
朝まで待つつもりだろうか。
2階が出発フロアとなっている。
ためしに上がってみる。
ターミナルビルに入るには、航空券の提示が必要。フィリピンの空港ではよくあるパターン。
よってターミナル内に入ることはできないが、広くて綺麗な雰囲気。カフェらしき店も見える。
CRKの大きな飾りつけ。
クラーク空港ここにあり。
2階にも道路があるが、ジプニーらしき姿はない。
いよいよ、お手上げだ。
そうこうしていると時刻は4時半に。
あと2時間もあれば夜が明けるだろう。このまま朝まで待ってから、移動手段を考えようかなあ。
タクシーでフィールズアベニューへ
1階に降りてうろうろしていると、またタクシーの運転手が勧誘してくる。
タクシーは残り1台のみ待機。
他のタクシーは客を送っていった。
相変わらず500ペソを要求してくるが、意地でも拒否する。高すぎる。
400ペソでどうだと交渉する。3度目の要求でようやく400ペソに下がった。
これでも高いけれど、もはや他に手段はない。
このあたりで妥協して、さっさとアンヘレスへ行こう。
結局タクシーに乗車したのが午前4時53分。
ようやくクラーク空港をあとにする。
やはり空港周辺は暗いし、何もない。
思ったよりも大回りして進んでいる。
2,34分走ると、やや大きめの通りに出た。
ジプニー乗り場があって、こんな早朝からジプニーを待つ人の姿が多い。
ここまで歩いて来れば確実にジプニーは捕まえられそうだが、空港から暗い夜道を徒歩で行くのはやめたほうがいいような気がする。
クラークフリーポートエリア内を走る。
見慣れた風景になってきた。
5時6分、メインゲートのジョリビー前に到着。
所要時間は13分だった。
グーグルマップでは、15kmで所要時間23分。
23分はかからないにしても、以前のターミナルビルと比較すると、遠くなったのは確かだ。
まあ、それでもせいぜい15分の距離である。
メインゲートからフィールズアベニューに入る。
朝5時でも一部の店は営業中で、人も歩いている。
バーもやっているなあ。
そしてウォーキングストリートへ。
約1年ぶりのアンヘレスである。
戻ってきたなあ。
空港を出てから15分やそこらでウォーキングストリート。
これがクラーク空港最大の魅力だ。
パタヤだったら、スワンナプーム空港から1時間半近くかかる。
まとめ
というわけで、少々苦労の末に新クラーク空港からアンヘレスにやって来た。
新しいクラーク空港ターミナルは見違えるような綺麗さでびっくりしたが、夜中着はあまりにも不便。
あと、早朝4時や5時にアンヘレスに着いてもなあ。ホテルを1泊余計に取っておくか、チェックインできる時間まで暇つぶしする必要がある。
バンコクからクラークへの直行便は便利だけど、フライトの時間帯が悪すぎる。
次回からはちょっと考えよう。
とまあ、とにかくアンヘレスに無事に着いた。
あとは楽しむだけ。
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