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タイ国内情勢

プーケットのバングラ通り、パタヤのウォーキングストリートの営業を午前4時まで延長するよう提案

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タイの観光産業をさらに後押ししようと、外国人観光客が集まるプーケットやパタヤのナイトライフ娯楽施設の営業時間を午前4時まで延長しようという動きが出ている。
まずプーケットのバングラ通りからテスト運用し、さらにパタヤやバンコクやサムイ島にも広げていこうというものだ。
実現すれば合法的に午前4時まで営業することができるようになる。
プーケット、パタヤ、バンコクなどの現状についても触れておく。

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ナイトライフ娯楽施設の営業時間延長をプーケットでテストへ

ピパット観光スポーツ大臣によれば、まずプーケットのパトン地区のウォーキングストリート(バングラ通り)でパイロットプロジェクトを実施することの承認を内閣に求めるということだ。
ナイトライフ娯楽施設は午前4時までの延長が可能となる。

パイロット計画開始にあたっては、地元で公聴会を開催して、住人の意見を聞く必要がある。パトンでの公聴会では地元からは圧倒的な指示を得たという。

さらに、他の観光スポットでも午前4時までの営業をテストする計画となっている。

バンコク:カオサン通りとパッポン通り
パタヤ:ウォーキングストリート
クラビ:アオナン
スラタニー:サムイ島とパンガン島
パンガー:カオラック

プーケットと同じようにパタヤでもパイロット計画を実施したいが、公聴会に時間が必要。
パタヤがパイロット計画に参画するのはプーケットより遅れそうだ。

バーの閉店時間を午前1時から午前4時に延長することで、外国人観光客がタイでより多くの出費を促すことになるだろう。
外国人観光客の25%が0時以降にナイトライフ娯楽施設を訪れ、支出の44%を占める。

チェンマイのナイトスポット運営者も閉店時間の延長を要請した。そこで特別なゾーンを定義し、公聴会を実施する。

ピパット大臣によれば、特定の観光地のバーではすでに閉店時間違反が見られており、この計画によりバーの営業時間が合法化されることになる。
パンガン島でのフルムーンパーティでは午前1時以降もやっている。

もしバーが合法的に午前4時まで営業できれば、外国人観光客はバングラ通りだけで年間250億バーツを費やすだろう。
観光地のバーでは大きな利益となる。
観光シーズンが近づいており、政府の決定が遅れれば、より多くの収入を得る機会を失うことになる。

参照:https://www.nationthailand.com/thailand/tourism/40021229

ナイトライフ娯楽施設の営業時間延長は以前から要請があったことだ。
最近ではバンコク都知事も後押ししている。

本来は午前0時閉店が原則ルールだ。
ただ、プーケットやパタヤやバンコクなど外国人観光客が多く集まるエリアは特例として深夜1時や2時までの営業が認められている。
今回の提案は、営業時間をさらに延長して、午前4時まで営業できるように内閣の承認を求めている。

実際の閉店時間は?

さて、タイは10月1日に非常事態宣言が終了し、完全開国となった。
娯楽施設の営業は昨年12月になんとなく解禁されている。表向きはレストランという名目での営業が認められた。
その後、6月1日に娯楽施設として営業できるようになった。
現在は国内規制も撤廃され、通常通りの営業となっている。

では、各地の実際の営業時間はどうなっているのか。

プーケット

今年8月。
プーケットのバングラ通りでは、午前2時ころになると警察車両が巡回しはじめていた。

各バーは閉店準備に入り、電気を消した状態で客が飲み続けることはあっても、2時半頃には完全閉店となっていた。

基本は2時閉店ということらしい。
まあ、例によって抜け道はあるわけで、仕事終わりの人たちは、朝まで遊べる店へ移動していくが。

バンコク

今年10月中旬。
スクンビット界隈は、やはり午前2時閉店が基本。

ナナプラザの各店舗入り口に記載された閉店時間は午前0時。でも実際には午前2時までは営業している。一部の店はネオンサインを消して、もう少し遅くまで営業することもあるようだ。
当局の出方次第のようで、0時閉店となるケースもないわけではないそうだ。

ソイカも同様で午前2時閉店。
テーメーカフェは2時閉店で、これはきっちり守っているようだ。もっとも2時前には店内はがらがらになるが。

今月はシーロムのパッポン通りを見ていないが、少し前に訪れた際は午前2時閉店だと言っていた。

パタヤ

パタヤの娯楽施設は午前2時閉店が原則ルール。

先週末にウォーキングストリートで聞き取りしたところ、シャーク系列店では午前4時閉店と言われた。
オープンが午後7時半でクローズが午前4時。勤務時間が長いとダンサーがぼやいていた。

パンデミック前は、午後8時半オープンで、午前3時クローズというパターンが多かったように思う。

パタヤのウォーキングストリートではすでに午前4時閉店が実現しているといえる。
もちろん、これは店によるし、当局の出方次第でもある。
場合によっては午前0時や1時に閉店を命じられるケースがある。
なにか事件があったり、中央からお偉いさんが視察に来るとか、まあそんな理由で。

LKメトロでは午前2時にはネオンサインを消す。が、一部の店は3時まで営業している。
ソイブッカオ界隈のバービアは午前2時台にネオンと音楽を弱くするが、中には朝方まで営業しているような店もある。
もちろん、これも当局の出方次第。今も昔も同じ。

パタヤに関しては、もう昔の状態に戻っている。

ただ、ピパット大臣の提案が認められれば、合法的に午前4時まで営業が可能となるということだ。
実態としては、一部の店は午前4時まで営業している。それが大っぴらに午前4時まで営業できる。

となれば、さらに自主的に延長して、午前5時や6時まで営業する店もでてきそうだ。
ウォーキングストリートで夜を明かすことできそうだ。
まあパンデミック前は一部ディスコは平気で朝までやっていたものだが。

11月からは本格的なハイシーズンが始まる。
観光客は間違いなく増えていく。
ナイトライフ娯楽施設の延長が実現すれば、たしかに売上はアップするだろう。
堂々と午前4時まで営業できることは大きい。
夜が早い短期滞在旅行者にはあまり関係ないかもしれないが、朝まで飲み明かそうとする欧米旅行者はけっこう多い。タイ人も夜は遅い。
午前2時閉店だとそういった客からの収入を逃すことになる。
眠らない街パタヤに午前2時閉店はやはり似合わないと思う。

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