パタヤ近況

パタヤにやつらが帰ってきた

投稿日:

パタヤには観光客が明らかに増えてきている。
これまでは長期滞在系のコアなファランがほとんどだった。
そこに日本人、韓国人などの東アジア人が加わってきた。
そして、ごく最近はアラブやインドからの観光客の姿を見かけるようになった。

広告



インドからの観光客

インド政府は2020年3月より国際旅客定期運航便の停止措置を取っている。
いわゆる普通に旅行に使う国際線の発着ができない。
また各国でも厳しい検疫措置を取っているため、海外旅行に行く人はまれだった。
が、タイとインドはエアトラベルバブル協定を結んだ。

これによりタイとインドを結ぶ定期運航便が再開された。
タイ国際航空ではインド各地とバンコクを結ぶ路線を順次再開中だ。
タイは全世界の国を対象にTest&Goでの隔離なし観光客受け入れを再開している。
こういう事情もあり、ついにインドからの観光客がタイにやって来ているというわけだ。

パンデミックに苛まれたこの2年というもの、パタヤではインド人をまったく見かけなくなった。
2年前まではグループで訪れるインド人観光客をあちこちで目にしたのが、本当にいなくなった。
こういう言い方はあまりよくないのだろうが、中国人団体客、インド人グループという二大うざい軍団がきれいさっぱりいなくなったパタヤというのは、それはもう過ごしやすい。
でも、とりあえずインド人は少しずつではあるが、パタヤに戻ってきた。

ツリータウン界隈にインド人

さて、以前のインド人観光客の行動範囲といえば、やはりビーチロードやセカンドロードあたりがメインだったように思う。ウォーキングストリートでもインド人グループが練り歩く姿は多かった。
現在のパタヤでは、ビーチロード、セカンドロードはかなり寂しい状況だ。営業再開している店はまだまだ少ない。
ウォーキングストリートも同様だ。一部明かりエリアはあるものの、全体としてみればかつてのにぎわいの5分の1、いや10分の1といえるほど寂しい。

現在のパタヤの中心部はツリータウン界隈だ。
ツリータウンからソイブッカオ、LKメトロ、ソイチャイヤプーンが一番にぎわっている。
ネオンサインの量、人の多さ、店の営業率、どれを取ってもパタヤ中心部といえる。
そんな状況の中、まるで明かりと人混みに吸い込まれるようにインド人やアラブ人たちもソイブッカオ界隈を横並びで歩くようになった。
はっきりいって邪魔である。

インド人たちはバービアに座ってちゃんと酒を飲むことは少ない。
ただキョロキョロしながら歩き回るだけだ。
が、遊びたい気持ちは満々である。
パタヤにやって来る男の欲望に人種など関係ない。全人類共通だ。
でもそこはインドスタイルというものが存在する。

バーでのインド人スタイル

つい先日、わたしはバービアでだらだらと飲んでいた。
バービアはもともとファランがメイン顧客だが、今では客の90%以上がファランだろう。
あとはバービアの知り合いのタイ人が遊びに来ているか、日本人少々といったところ。
ビリヤードも再開となったし、まったりと飲むには今のパタヤは最適である。

と、バービアに近づいてくる一人の男。
浅黒い肌と鋭い眼光。
男は、ビリヤードの球をセッティングしている最中のバービア嬢の元へするすると忍び寄る。
詳細は聞こえないが、男はしきりに交渉を進めているように見える。
バービア嬢は、席のほうを指し示して、まずはドリンクをオーダーするように促す。
でも男は一切耳を貸さない様子だ。
スマホを取り出して、なにやら連絡先を入手しようとしている。
バービア嬢は拒否。何度も席に座るよう促し続ける。
5分近く粘ったが、最後には男はあきらめてどこかへ行ってしまった。
ついに席に座ることはなかった。

戻ってきたバービア嬢に話を聞くと、やっぱり男はインド人。
立ったままひたすら価格交渉だったらしい。
これぞインド人スタイル。
バーで飲むとか無駄金は一切使わない。

インド人のおもしろエピソードはパタヤではいくらでも耳にするし、実際に目にする。
5人でバーを訪れたインド人グループ。ダンスを見るには一人ずつのドリンクオーダーが必須だ。
が、そんなもったないことはしないのがインド人。
まず1人が店内に入り、しかたなくドリンクオーダーし、しばしダンスを見る。残りの4人は店の外で待機だ。
そして、最初の一人がドリンクを残したまま店の外にいる別の一人と交代する。これを全員分繰り返す。
そうすれば1ドリンクの料金で5人がダンスを見られるのだ。
これくらいやるのがインド人というもの。

バービアでも一人だけカウンターの席に座り、残りの友達は後ろに突っ立ったままのこともある。
後ろから手を伸ばして、同じドリンクを共有する。

交渉するだけのためにバーに座ってドリンクをオーダーするなど、無駄金でしかない。
これがインド人スタイル。

たとえ2年のブランクがあろうと、インド人は一ミリも変わらない。

いやあ、2年ぶりの光景に呆れると同時になんだかうれしくなってしまった。
やつらがパタヤに戻ってきた。
うざいけれど、どこか憎めない。
これからもまた楽しませてくれそうだ。

パタヤに引き寄せられる世界の男たち

タイ観光客シェアのぶっちぎり1位だった中国からの旅行者はほとんどいなくなってしまった。
中国政府はいまだにゼロコロナ政策を継続しており、ここ最近は中国国内で感染拡大が起きている。
中国からの団体旅行者はまだまだタイに戻ってこないだろう。

ここ数ヶ月タイを訪れる旅行者のトップはロシア人たちだった。
が、ウクライナ侵攻とロシアへの経済制裁によりロシア人観光客は激減。それどころかタイ国内に足止めされて帰国できない状態だ。

中国、ロシアがアウト。
となれば、タイが期待するのはインドからの観光客だ。
中国に次ぐ、圧倒的人口の多さ。
海外旅行する層は、購買力も高い。
金持ちインド人は一族郎党連れて旅行することも多いそうだ。
そうなれば落とす金も大きい。

今のところ、パタヤに来ているインド人は脂ぎった男たちばかりのようだ。
パタヤを2年以上待ち焦がれ、フライトの再開とタイ開国の実現で、一目散にやって来た。
パタヤが好きで好きでたまらない気持ちは、別にファランや日本人だけのものではない。
いたてもたってもいられなかったのだろう。
パタヤへ行けるなら、即行く。
インド人もアラブ人も中国人もみんな同じだ。
一度パタヤにハマッた野郎どもに国籍も人種も関係ない。
パタヤには引き寄せられてしまうのだ。
まあちょっと遊び方や考え方が違うだけだ。
いや、だいぶ違うが、まあ文化の違いはいかんともしがたい。

パタヤにインド人が戻ってきた。そしてこれから増えていくだろう。
ウォーキングストリートからツリータウン界隈へ進出中だ。
LKメトロのバーにも入ろうとするかもしれない。
正直、そばにいられると本当にうざい。
でも、ちょっと離れたところから見ているぶんには問題ない。むしろ微笑ましい、笑える。
これもパタヤだ。世界からいろんな野郎どもが集結してくる街だ。
パタヤにうざいながらも活気が戻るのはいいこと。
やつらの帰還を同じパタヤ好きとしてとりあえず歓迎しようと思う。

広告

-パタヤ近況

Copyright© パタヤ千夜一夜 , 2022 All Rights Reserved Powered by STINGER.