年明けのパタヤはオミクロン株感染拡大に見舞われた。
急速に感染が増え、各地でATK検査場が設置されている。
新たな規制強化措置は発表されておらず、パタヤ市長はロックダウンもしないと声明を出した。
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パタヤの新規感染者
本日1月4日発表のチョンブリ県の新規感染者は499人。
これはバンコクの376人を抜いて全国1位の多さだ。
499人のうち、うちバンラムン(パタヤ)が336人、シラチャーが94人など。
シラチャーでも感染者が急増している。
パタヤの酒類提供施設での積極調査で38人。累計201人となった。
パタヤでの隔離治療方法について
パタヤでは、1月2日より、ツリータウン、ウォーキングストリート、LKメトロなど各繁華街にて無料のATK積極調査を実施している。
昨日はソイ8でも実施された。
ATK検査で陽性であれば、あらためてPCR検査を行い、感染の有無を確認する。
感染が確認されれば、全員、治療のために隔離される。
パタヤ市では関係各所と協議しシステムを策定したという。
1.Home Isolation(自宅隔離のうえ在宅治療)
2.Hospitel(ホテル+病院)の再設立
原則治療費は無料だが、追加料金が発生する場合あり。
重症化している場合は病院で入院するが、軽症もしく無症状の場合は、自宅治療かホテル治療となる。
在住者や長期滞在者は自宅にこもっていればいいが、この時期は旅行者も多いため、治療施設を確保するのが大変そうだ。
パタヤには昨年まで多くのHospitelがあったが、感染者減少とタイ開国・パタヤ開放に伴い、一般ホテル・SHA+ホテルに戻っていた。
ただ、Test&Goもパタヤサンドボックスも一時停止中ということで、SHA+ホテルをまたHospitelに転用すれば大丈夫だとは思われる。
今現在パタヤに短期旅行に来ている人は要注意。
ATKは受けずとも、日本帰国前のPCR検査は必須だ。
もし感染が確認されれば、即座に隔離治療となり、日本への帰国はできなくなる。
パタヤはロックダウンせずと市長
本日、パタヤ市長が声明を発表した。
まず、感染拡大のおそれから学校再開を7-10日ほど延期すると発表。授業はオンラインとする。
また11歳未満の子供へのワクチン接種を準備する。
さらに市長は、パタヤはロックダウンせず、ビーチも閉鎖しないと声明を出した。
感染拡大の原因は、県が定めた感染予防措置を従わない店にある。
違反している施設は閉鎖する。
条件を満たしている施設は通常通り営業継続ができるとしている。
現在のパタヤのルールでは、酒類を提供するレストランでは、すべてのスタッフが毎日に始業前にATK検査を受け、また入店する客もATK検査を受けるか72時間以内の陰性証明書の提示が必要となっている。
まとめ
パタヤの状況は日増しに悪化している。
それでも市長はロックダウンしないと宣言した。さらに、2月以降はパタヤ音楽フェスティバルなどの大きなイベント開催を予定しているという。国内観光振興のためだ。
規制強化は行わないが、感染防止措置を守らない店舗は摘発していく。
ここ2日ほどで、パタヤのバーレストランの閉鎖が目についた。自主的なのか強制なのかは不明だが、このさき、さらに閉鎖する店は増えていきそうだ。
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