34日目
昼過ぎ、LKメトロのケバブ屋で昼食。60バーツ。
なんだかんだ言って、週に一回くらいはケバブを食べているような気がする。
少ないながらも生野菜も摂れるし、味もそこそこいける。値段も手頃で、簡単に買える。
味はどこも似たり寄ったりだが、LKメトロ近辺に集中しているケバブ屋なら外れはないはずだ。
【Nが部屋へ来る】
部屋に戻ってコーヒーを飲んでいると、Nから電話が入る。
タイ語で一方的にまくしたてるN。
だから、わからんっちゅうに。
断片的に聞き取れる部分から推察。
「クリニックに行った」「待っている」「車に乗る場所」
わかった。
部屋から帰るときにいつもソンテウを乗る場所で待っているということだな。近くにはクリニックもある。
推理は的中。路上で突っ立っているNを発見。
こちらのタイ語能力不足は認めるけど、もう少しわかりやすく話してほしいなあ。
Nは今日仕事が休み。
一般的なバービアの休みは月に二日。
仕事がない休日のことをDAY OFFという。
タイ語は知らない。デイオフで通じる。
(追記:タイ語で休日はワンユット)
どうやら体調が悪くて仕事を休んだようだ。
たくさん薬を購入していた。
うだうだと会話していたので、そのまま部屋に連れこむことにした。
エアコンの効いている部屋でゆっくり寝ていなさい。
Nは自分で買ったカオマンガイを部屋で食べ、いくつもの錠剤を飲んでから、本当に爆睡。
4時間ほどがっつり眠っていた。
8時頃、Nが目を覚ます。
あれだけ薬を飲んだ姿を見てしまうと、このまま一発という気分にはなれない。
【サードロードのムーカタ屋ニンジャへ】
Nがムーカタを食べたいと言う。
ムーカタとは、焼肉と鍋が一緒になった料理のこと。
ムーカタ専門店なら食べ放題だ。(食べ放題じゃないレストランもある。)
タイ人はムーカタ大好きだ。何かというと、ムーカタムーカタとガタガタうるさい。
特にニンジャというチェーン店が人気だ。
パタヤにはニンジャが数店舗あるが、問題はどこも中心部から少し離れている点。
自前の足がなければ、バイタクやソンテウを貸しきるしかない。
正確にはソンテウを乗り継げば行けないことはないけれど、かなり不便。
今回向かったのはサードロード店。
ブッカオからバイタクで一人40バーツ。
Nは自分で払っていた。
ニンジャ サードロード店
料金表
ムーカタ開始。
実はムーカタ大好きだ。
ちょっと値上がりしたとはいえ、一人200バーツで食べ放題はやはりお得だ。
が、満腹になりすぎると後でつらくなるので抑え目に食べる。
豚肉を中心に焼いて、鍋では白菜中心。
惣菜のキムチやポテトフライなんかもつまむ。
立ち上る煙の向こう側でNも黙々と食べる。
会話はほとんどない。
食べ放題なんてそんなものだ。
Nは自分で持ってきたエビを食べようとしない。
責任を持って食べなさい。
「キーキアット」
と言って食べない。
食べ残しは罰金である。
しかたない。無理やり自分で食べた。
しかも仕上げにソフトクリーム。
うむ、満喫した。
ちなみに、大きなエビやカニも食べ放題だが、こちらは別料金。プラス200バーツ。
大きなグリルが置いてあるので、カニなどはそちらで焼く。店の人に焼いてもらうと一皿20バーツだ。
シーフード大好きな人はどうぞ。
Nは食後に、薬をしっかり飲んでいた。
ついでにクリニックでもらった妊娠検査薬も実施。
陰性だったようで、ウフフと笑っていた。
会計はドリンク代を合わせても480バーツほど。
バイタクに3ケツして、ブッカオに戻る。
Nは知り合いがパタヤに来ているから会いに行くと、途中でバイバイ。
結局、部屋に眠りに来て、ムーカタを食べただけか。
よくわからん。
まあバイタク代も出してくれたし、それほどの出費にはならなかったけど。
軽くバービアに寄り道してから部屋に戻る。
深夜3時からワールドカップ日本代表の第3戦目だ。
満腹とビールで眠くなった目をこすりながら観戦。
前半戦はミラクルを予感させるような試合内容。いいぞ。
が、後半は惨憺たるありさま。
終わってみればボロ負け。
まあ攻めた結果の負けだから、まだ納得。
早朝5時、落ちるように眠りにつく。