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プーケットが独自ワクチン接種で10月1日外国人観光客隔離無し受け入れ再開を目指す

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ワクチン接種済みの外国人観光客を14日間隔離免除でタイ入国を認めるという案が、タイ観光スポーツ省やタイ政府観光庁から出されている。
いわゆるワクチンパスポートだ。

関連記事:ワクチン接種証明書でタイ入国時14日間隔離検疫不要に?

が、実現するにしても、いつになるかはわからない。

そんな状況の中、プーケットが独自の観光客受け入れ再開プロジェクトを立ち上げた。

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プーケットファーストオクトーバー計画

題して、プーケットファーストオクトーバー計画という。
今年10月1日までにワクチン接種済み外国人の観光客を隔離無しでプーケットに迎え入れようとするものだ。

現状では、すべてのタイ入国者には14日間の強制隔離検疫が求められる。
この隔離があるために、観光客がタイにやって来ない。
プーケットの観光業界はもはや瀕死の状態だ。
これを解決する唯一の希望がワクチンである。

プーケット商工会議所、観光産業会議、ホテル協会、ツアーガイド協会など観光関連企業の代表者たちが集まり、経済復活のための会合を開いた。

まず、プーケット独自でワクチンを購入し、島民へのワクチン接種プログラムを進める。
9月までに、18歳以上の島民70%に2回のワクチン接種する。
これにより10月1日には、プーケット内で集団免疫が獲得できるだろう。
集団免疫が獲得できれば、外国人観光客を受け入れても安全だと確信できる。
そして、10月1日からは、同じくワクチン接種を済ませた外国人観光客を隔離無しでプーケットに受け入れることが可能となる。

再開は10月1日が目標。
冬のヨーロッパから逃れて、プーケットで数ヶ月間を過ごす旅行者がメインターゲット。
もしも10月からのピークシーズンを逃すと、さらにもう1年待たないといけなくなる。
もうこれ以上待つことはできない。プーケットの観光業界は限界だ。

プーケットは、政府に質問を投げかけた。

・ワクチン接種済みの外国人観光客がタイに到着した際の隔離検疫は不要となるのか、またどのワクチンなら受け入れられるのか?
・ワクチン供給に関して、プーケットのどのグループが最初にワクチン接種を受けることになるのか?
・プーケット県が独自の資金でワクチンを調達してもいいのか、または民間で独自にワクチンを確保してもいいのか?

プーケット観光業界が政府に望むのは、2つ。道徳的支援と政策的支援だけだ。
この2つがあれば、プーケットは回復し、再び自立することができるとしている。

政府による早急な回答を要請している。もはや時間は無駄にできない。待っていたら、生き残れないと。

政府のワクチン接種プログラムにより、タイ全国で集団免疫を獲得するのは2022とされている。

このプーケットファーストオクトーバー計画が成功すれば、サムイやパタヤなどタイ国内の他の観光地にも適用が可能になるとしている。

参照:https://www.bangkokpost.com/travel/2062035/70-by-oct-phuket-plans-to-buy-its-own-vaccines

参照:https://www.bangkokpost.com/travel/2062035/70-by-oct-phuket-plans-to-buy-its-own-vaccines

セーシェルのワクチンパスポート

セーシェル共和国は1月下旬にワクチンパスポート制度を導入した世界最初の国となった。
セーシェルは、入国の2週間以上前に2度のワクチン接種を受けているという証明書と、搭乗72時間前までの陰性証明書があれば、隔離検疫無しでの入国を認めた。
国民の70%がワクチンを接種すれば、さらに規制緩和ができるともしている。
セーシェルのGPDの65%が観光業によるもの。

参照:https://www.cnn.co.jp/travel/35165386.html

プーケット経済の80%は観光に依存している。

セーシェル共和国の人口は98,000人、プーケット県の人口は42万人。
国と県との違い、人口の違いもあるが、同じく島の観光地としてプーケットはセーシェルを参考としているようだ。

タイ全体のワクチンパスポート実現には時間がかかる。
でもプーケットに限定すれば10月には実現できるのではないか。いや、10月1日は実現させないと、もう島の経済がもたない。

プーケットモデル

思い出すのは、プーケットモデル。
昨年に提案されたタイ外国人観光客受け入れ再開プランで、プーケット内の一部エリアにかぎり隔離無しで外国人観光客を招き入れようというものだった。
宿泊ホテルは決められているが、ホテル周辺エリアにかぎり隔離期間中であっても自由な移動を認める。これなら観光客もやって来るのではないかと。

が、このアイデアは、地元住人の反発を招いて、あえなく頓挫した。
おれたちを実験台にして、危険に晒すのかと。

プーケットモデルがうまくいけば、サムイやパタヤなど他の観光地にも拡大していくという計画があった。この点も、今回のプーケットファーストオクトーバーとよく似ている。

またしてもプーケットが実験の地となるのか。

でも、今回のアイデアは中央からではなく、プーケット側から提案されている。
本当にプーケットは壊滅的な状況にあるということだろう。
タイでもワクチン接種がもうすぐ始まることも計画を後押ししている。
もはや手をこまねいていては完全に手遅れとなる。
政府ではなく、自分たちの手でなんとかしなくてはと。

同様の動きはパタヤなどでも見られる。
パタヤ市では予算を組んで、独自のワクチン購入と接種プログラムを検討している。
観光業に携わる人に優先的にワクチンを供給していき、観光客が安全にパタヤに来られるようにしようというものだ。
観光業の地元の人も安心できる。

まとめ

はたして、プーケットファーストオクトーバー計画はどうなるのか。
待ち構える困難は多そうだ。
プーケットにはタイ国内の観光客も多い。外国人はワクチンを接種していても、ワクチン未接種のタイ人はどうするのか。
どこのメーカーのワクチンでもいいのか。
プーケットに隔離無しで入ってきた外国人は、2週間後にプーケット外へ移動してもいいのか。
プーケットファーストオクトーバー計画がうまくいき、パタヤでも実現なるのか。
期待は大きいが、不確定要素も大きい。
もうしばらくは様子見だ。

プーケットが独自に10月1日ワクチンパスポート実施を目指しているということは、逆に言えば、10月1日までは国としてのワクチンパスポートは実現されないと考えていることになる。
やはり、道のりはまだまだ厳しそう。

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