サードロードをさまよっていると、パッタイ屋台を見つけた。
パッタイ屋台には、ホイトートもつきもの。
どちらも大きな鉄板を使うことから、パッタイとホイトートは同じ店で出すことが多い。
さっそく食べてみる。
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パッタイ&ホイトート屋台
看板メニューは2つ。パッタイとホイトートだ。
Fried clamsと英語で書かれたのがホイトート。
パッタイは、そのままPad Thai。炒麺。
他にも、ガパオやカイジアオなどの定番炒めものタイ料理あり。
いずれも50バーツほどのようだ。
パッタイとホイトートが一番人気だが、カイジアオをオーダーするタイ人も多かった。
ホイトート
まずはホイトートから。
ホイは、貝。
トートは、揚げる。
直訳すると、貝揚げないし揚げ貝。
その見た目から、タイ版お好み焼きとも呼ばれることがある。
まあ、実態は全然別物。
はい、こちらが完成品。
溶いた粉に貝の身を入れて、大量の油で揚げてある。
皿いっぱいにひろがる粉物。
たしかにお好み焼きと同類といえるが、その油の多さたるや、お好み焼きとは比較にならない。
そして、パリパリ感がすごい。
フォークをつきさすと、リアルに音を立てて割れていく。
この食感がたまらない。
ぱりぱりを感じたら、じゅわっと油が染み出てきて、さらに貝の旨味があとから追いかけてくる。
下には大量のもやし。これまた皿いっぱいに敷き詰められている。
調味料として、甘辛いチリソースをかけるのが定番。
ソースをかけずに、そのまま食べてもいいが、すぐに飽きるはず。というか、ソース無しでは油の迫力に対抗しえない。
どばどばソースをかけ、ぱりぱりと粉を割っていき、もやしともどももりもりと食う。
油がどうの、カロリーがどうの、健康がどうのなどど考えてはだめだ。
ただひたすらB級グルメを堪能するのだ。
でも、ここのホイトートはおいしいと思う。
これまでパタヤで食べてきた中には一番好きかも。
最後は胸焼けしてきたが、一気に完食。
満足度は高いが、食べ終わるとちょっと後悔する一品。
パッタイクン
胸焼けがおさまるのを待ち、日をおいてから再訪。
お次はパッタイだ。
エビのパッタイである。
パッタイとだけオーダーしても、普通はエビ入りとなるはず。
具なしでいいなら、タマダーといえば通じると思う。
パッタイは説明不要でしょう。
パッ(ト)は、炒める。タイは、そのままタイのこと。
タイ炒め。
タイを代表する料理の一つだ。
どっちゃりと盛られたパッタイの登場。
マナオをしぼってからいただく。
辛さはないんで、卓上の辛子をまぶしてもよし。
ネギみたいなのは、自分でちぎって、パッタイに混ぜてしまう。
面は定番の極太麺を使用。
もやし多め。というか麺もよりも多いくらい。
そして、油も多め。
かき混ぜると、調味料と混ざってオレンジ色をした油が沈んでいた。
肝心のお味は、特に可もなく不可もない普通のパッタイだった。
もやしと油が多くて、なんだか油ギッシュな野菜炒めを食べているみたいだったけど。
ホイトートほどではないけれど、これまた胸焼け。
口直しには、水に浸されたこいつを食べましょう。
バナナの木の一部。名称不明。
パッタイにはこのバナナがつきもの。
油っぽいパッタイのお口直しに最適。
甘みが少々。特においしいわけではなく、普段は食べることがないけれど、パッタイのときだけはもしゃもしゃと食べてしまう。
地図
地図
サードロードとパタヤタイ交差点のほど近く。ソイLKパビリオンの入り口脇付近。
隣はセブンイレブン。
質屋の敷地前に屋台に出る。(地図も質屋の場所)
詳しい営業時間は不明だが、質屋閉店後の夕方から深夜まで。
まとめ
油っすよ、油。
油が多ければ多いほどうまいとすらタイの料理人は考えているんじゃないかと。
それくらい油まみれ。
パッタイは今ひとつ。とくにおすすめはしません。他にもっとおいしいパッタイ屋はすぐに見つかるかと。
ここでは、ホイトートをおすすめ。
ぱりぱりの食感と油がにじみ出る感触とほのかに広がる貝の旨味としゃきしゃきもやしと甘辛いチリソースが口の中で渾然一体となるB級グルメ感が最高。
食べ終わると後悔。
二人で訪れて、ホイトートと別の料理をオーダーして、シェアするくらいがちょうどいいと思う。
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