日本からタイへの格安航空券として定着してきたタイ・エアアジアX。
通常のプロモーション価格でも往復で4万円ほど。
直行便なのでとても便利だ。
で、次回の訪タイのため、航空券代をチェックしているのだが、実に由々しき事実に気づく。
エアアジアのホームページから購入して、クレジットカード決済する際の手数料が大幅に値上げされていたのだ。
一区間につき1800円。
往復なら、なんと3600円。
たかっ!
去年の夏頃に購入した時は往復で600円。
去年の年末に購入した時は片道800円で往復1600円。
関連記事:エアアジアでチケットを直接購入。関空発着便の時間変更はうれしいけど、カード決済手数料が値上がりしていた。
今回は、往復で3600円まで一気に値上がり。
あっという間の値上げラッシュ。
ひどい話や。
さすがに、高すぎる。
せっかく安値でチケットをおさえても、クレカ決済手数料が3600円ではバカにならない。
回避する方法がないか探ってみた。
結論から言おう。
1 クレジットカード決済手数料を3600円から33円に下げる方法が見つかった。
2 為替の関係もあり、クレカ決済でも総支払額を2000円ほど安くすることが可能である!
クレジットカード使用なので、マイルやポイントを貯めている人でもオッケー。
以下、結論へ至ったポイントを順に解説していく。
(4月21日。追記の追記)
実際に予約をすすめて、最後に決済してみた。
決済前までは、確かに安い表示になっているが、決済を済ませると、最後の最後で一気に元の日本円価格に変換されてしまった。
まだ、クレジットカード会社からの明細が届いていないので、はっきり断言はできないけれど、どうやらこの方法でも手数料は安くならなさそうだ。
ご利用の際は、ご注意のほどを。
念のため、元記事は残しておきます。
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エアアジアのホームページで航空券購入
まずは、値段を調べるところから。
エアアジアのホームページへ。
往路:5月20日、関空出発ドンムアン行き
復路:5月27日、ドンムアン発関空行き
という設定。別にいつでもいい。出発が成田でも同じこと。
結果は、41,968円の表示。
入力を進めていくと、最後に決済画面が表示される。
ここで、クレジット決済手数料がかかってしまう。
画像は文字が小さくて読みづらいけど、手数料は、一区間につき1800円で、往復ならニ区間となり3600円。
支払総額が45,568円。
うーむ、困った。
やはり、3600円のカード手数料を払うしかないのか。
ちょっと調査してみる。
AirAsia ezpayとBIG Visaなら無料だが
エアアジアのezpayを使えば無料とある。
説明は英語ページ。
あ、ダメだ。
マレーシア国籍者かマレーシア居住者のみの発行と書いてある。
却下。
もう一つ、BIG VISAも手数料が無料。
これはクレジットカードというか、デビットカードか。
説明がよくわからない。
BIGというエアアジアのマイレージポイントとデビットカード機能が一緒になったもののようだ。
事前にトップアップしておけば使えるようだが、日本国内では使いようがない。
これも却下。
あと、エアアジアのヘルプによれば、日本国内のATMでも支払い可能と書いてある。
http://www.airasia.com/my/en/book-with-us/wellnet.page
こちらも説明は英語のみで、手数料440円とのこと。
でも、実際の決済画面では出てこない。
どうやら、路線によっては適用可能で、日本・バンコク路線では適用外のようだ。
ためしに、関空・クアラルンプール路線で調べてみると、以下のように利用可能と出た。
その他の支払い方法。
インターネットバンキング、コンビニ払い、ATM経由などでの支払い。
やはり手数料は440円。
でも、タイ路線はやっぱり使用できない。
しょうがない、タイ路線に関しては、他の方法をあたるしかない。
アメリカドルで決済
日本円以外の他の通貨で決済したら、どうなるのか?
ふと思い立ち、決済通貨をアメリカドルに変更してみた。
決済通貨をアメリカドルに変えてみる。
おっ、いけた。
航空券代が371.15ドル
さて、肝心のクレジットカード決済手数料は、おいくらドル?
0.28ドル
へっ?
まじですか。
拡大してみる。
やっぱり、0.28ドルだ。
4月18日現在、1ドル=119.01円
(ヤフーより)
つまり33.3円。
たったの33円。
円建てなら手数料3600円。
ドル建てなら手数料33円。
ひどいね、この手数料の違いっぷり。
最終的な支払額が、371.43ドルとなる。
日本円になおすと、44,200円。
あれ?
意外と安くない。
円建て決済の支払総額が、45,568円。
差額、1368円。
それなりに安くなってはいるが、クレジットカードによる外貨決済には手数料がかかってしまう。
カード会社によって違うが、おおむね1.6%くらいのようだ。
その分を加えると、ドル建てだと44,907円。
差額が、660円となった。
うーん、微妙だなあ。
たぶん、エアアジア側の為替レートが、ドル建ての場合、かなり悪くなっているのだろう。
タイバーツで決済
よく考えたら、日本とタイを結ぶエアアジアは、正確にはタイ・エアアジアXによる運行だ。つまりタイの会社である。
タイバーツが一番有利なはずだ。
で、タイバーツならどうなるかと、決済をタイバーツに変更。
航空券代が11428.07バーツとの表示に変わった。
1バーツが3.67円
つまり、41,941円となる。
お、これなら、円建てでの航空券代41,968円とほぼ同じだ。
あとは、支払い方法。
項目が増えている。
銀行引き落としもできる。
手数料は、42.75バーツ。
安いね。
が、サイアム商業銀行が対応しており、わたしは口座を持っていない。無理。
GHL Thai Debitというのもある。
よくわからないが、バンコク銀行にも対応しているようだ。
どっちみち、日本国内からはインターネットバンキング可能の口座を持っていない限り利用不可だと思われる。
カウンター支払いの項目もある。
コンビニ(セブンイレブン)でも支払いができるようで、これなら無料らしい。
でも、日本にいるので、当然無理。
タイ在住者なら、このあたりの方法で決まりだろう。
だが、やはり普通の日本人旅行者なら、クレジットカード払いとなる。
クレジットカード払いの手数料が往復(2区間)で266.94バーツ。
約1000円だ。
うん、ドル決済に比べれば割高だけど、円建てよりかはかなり安くなる。
最終的な支払額が、11,695バーツ。
クレジットカードの外国為替手数料1.6%を加えると、11,882バーツ。
つまり、43,606円となる。
円建て決済との差額が、1,962円。
まあ、ざっと2,000円ほど安くなるわけか。
うん、けっこういい感じ。
まとめ
というわけで、タイ・エアアジアXを使って、日本とバンコクを往復するチケットを購入する際は、タイバーツ決済にするのが一番お得という結論に至った。
他のエアアジアの路線では、違う方法が安いケースは充分考えられる。
もしも、他の路線を利用する人は、決済通貨をいろいろと変えてみるなり、試してみてほしい。
円建てのクレジットカード決済手数料はぼったくり間違いなし。
日本人乗客をなめているとしか思えない。
まあ、それでも、タイ・エアアジアXは直行便の中では一番安い。
特に関空利用で、1ヶ月以上の旅程があるなら、なおさら。
そんなわけで、わたしはこれからも、タイ・エアアジアXを利用するつもりです。
注意
当方、最後の最後まで実際に決済を確定させてはいませんし、最終的な請求額はクレジットカード会社からの明細書が届くまではわかりません。
よって、上記の計算より実際の請求額が高くなる可能性は考えられます。
おそらく誤差の範囲内におさまるはずですが、何の保証もありませんので、あしからず。
(追記)
日程を変えて、いろいろ試してみた。
すると、決済手数料にバラつきが出ている。
片道切符で購入すると一区間800円のこともあれば、往復で購入すると計2000円と表示されることもある。
総支払額が、19,660円。
バーツ払いの場合。手数料148バーツ。
支払総額が4,958バーツ。
1バーツ=3.67で計算すると、18,195円。
これにクレジットカードの外国為替手数料1.6%を加えると、18,486円。
それでも1000円以上は安くなるのか。
一区間800円手数料の場合もみてみた。
航空券代が9900円。
カード決済手数料が800円。
支払総額10,700円。
バーツ建てにすると、航空券代が2,696バーツ。
カード決済手数料が59.34バーツ。
支払総額2755.5バーツ。
日本円になおすと、10112円。
クレジットカード外国為替手数料を加えると、10,274円。
うーん、426円の差額か。
往復なら850円くらい得にすることになりそう。
まあ、面倒だけど、やらないよりはマシかなというレベル。
不思議なのは、どうして日程によってカード決済手数料が変わってくるのかという点。
800円だったり、1000円だったり、1800円だったりと。
謎が多いエアアジアの予約だ。
やっぱり、実際に予約の際は、あれこれ試したほうが良さそう。
(4月21日追記の追記2)
冒頭にも記したが、実際に決済まですすめてみた。
日本円で、航空券代が9,900円。
カード払い支払い手数料が800円。
合計10,700円。
ついで、通貨をバーツに変更してみる。
航空券代2689バーツ。
手数料59バーツ。
支払総額が、2748バーツ。
日本円になおすと、10,086円。
まあ、ちょっとは安くなっている。
で、カード番号を打ち込み、最後に決済を確定。
すると、決済確定後に請求額が表示された。
お支払総額、2908バーツ。10,700円。
さっきの画面と違うではないか。
一気に、150バーツも上がっている。
これだけ苦労して考えたのに、まったく意味がなかったのか。
タイで発行されたクレジットカードなら、タイバーツがそのまま反映されるのだろうか。
それとも日本発の便は、決済方法にかかわらず、すべて日本円がそのまま反映されるのだろうか。
今回実際に決済したのは、日本発の片道便のみ。
では、タイ発の便では、どうなるのか?
往復ならば、どうなるのか?
さらに謎が残る。
まったくよくわからないシステムだ。
表示額より決済後に高くなるのは、どうかと思うのだが?
それとも、単に便宜上、他の通貨で表示しているだけなのだろうか。
じゃあ、外国人が外国発行のクレジットカードで購入した場合は、どうなるのか。
クレジットカード会社からの明細が届かない限り、断言はできないけれど、この方法では安くならないかも。
お騒がせしました。
次は、帰国便でいろいろ試してみたいと思う。
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