ソイブッカオの裏道をぶらぶら歩いていると、わりと入りやすそうな食堂がある。
以前から見かけてはいたけれど、実際に入ってみたのは今回が初めて。
クイティアオから炒めもの料理、スープまで一通り揃っている。
味、量ともいたって普通の食堂だが、日本語メニューが置いてあったりと、使い勝手はそこそこ良いので簡単に紹介したい。
その後、日本語の看板もできた。
食堂の名前は、「タイ料理 ヌアン」。
(2015年6月9日。料理紹介をいくつか追加。かなりおすすめの食堂となってきた。)
(2017年7月。日本語の看板と日本語新メニューも追加し、料理も増やして、記事全体を手直し。)
(2017年10月追記)
同じソイエキサイト脇道内ながら、2軒となりへ移転している。ほとんど同じ場所なので迷うことはない。
看板も新調。
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目次
ヌアンの場所と行き方
場所は、ソイチャイヤプーンからソイエキサイトに入って、そこからすぐの脇道にある。
地図で見るとわかりやすい。
(追記。2軒隣に移転したので、現在はほぼソイエキサイト沿いに位置する。)
ちょうどブッカオの名無し食堂の裏手あたりだろうか。
ここがソイチャイヤプーンからソイエキサイトへの分岐点。
少しソイエキサイトをサードロードを進むと、さらに分かれ道がある。
その脇道を少し進むと、今回の食堂になる。
(注。その後、角の空き地には大きなホテルが建っている。2017年夏頃、すでにホテルは完成している)
ブッカオとソイハニーの交差点に建つサイアムサワディーホテルの前にも路地の入り口があって、そこからでも入れる。
この路地を進んでから右に曲がる。
食堂の少し手前側には1時間100バーツのタイマッサージ屋もある。
食堂の隣にもマッサージ屋があるが、こちらは1時間150バーツだ。
ヌアンの日本語メニュー
このローカル食堂には日本語のメニューが置いてある。
ちょっと嬉しい驚き。個人的には日本語は不要なのだが、日本語を見るだけで安心してしまう。
しかも、いい加減なカタカナのあふれる海外にあっては、ほぼ完璧のできばえ。
コックのおばさんに話をきいてみると、知り合いに日本人がいるそうな。
が、日本語メニューにすべての料理が載っているわけではない。
普通の旅行者が注文しそうな代表的なタイ料理ばかり。
一種のダイジェスト版だ。
その後、新しい日本語メニューが追加され、日本語表記メニューが増えている。
新メニュー
英語メニューには、他の料理も掲載されている。
店内の壁には写真付きのメニューも貼りだされている。
指差しでも注文可能だ。
無料の水あり。
スキームー
最初にスキーを注文。
メニューには、「スッキーガイ・ムー タイ風スキヤキ」と表記してある。
スキヤキは、タイ語ではスキーと省略する。
タイ風スキヤキなので、タイスキとも呼んだりする。
で、店のよって味付けも調理のしかたも様々。
スープの色も赤かったり透明だったりと安定感ゼロ。
MKレストランの、鍋をつかった本格的なタイスキが有名だけど、食堂だと単品料理となり、どんなものが供されるのか毎回よくわからない。
この食堂のスキヤキは、こんな感じだった。具材は豚でオーダー。
日本のスキヤキとは似ても似つかぬ料理である。
強いて言えば、野菜がたっぷり入った玉子スープみたいな感じ。
ウンセン(春雨)も入っており、単体でもお腹がふくれる。肉にはターブルの上に置いてある赤いタレをつけて食べるといい。
どうしても野菜不足になりがちなタイ滞在時には、ちょっとありがたい存在。
一品50バーツ。
ちなみに白ご飯が別途10バーツ。
ガパオムー
翌日再訪して注文したのが定番中の定番、ガパオムーだ。目玉焼きもつけたのでカイダーオドゥアイとオーダー。
メニューの日本語には、「ガパオ ホーリーバジル炒めご飯」と書いてある。
豚肉、鶏肉、イカなど具材を指定する必要がある。
また、辛さの度合いを聞かれることが多いので、お好みで答えよう。
「アオ ペッ(ト) ニッノイ」とタイ語で答えれば、少しだけ唐辛子を入れてくれる。
普通の日本人の感覚からすれば、それでも充分辛いレベル。
豚肉のミンチがちょっと雑な大きさ。これはこれで食べごたえはあるけど。
長豆(インゲン豆かな。タイ語でトゥアファックヤーオ)もざく切り。バジルの葉っぱもでかい。
でも、味付けは悪くない。というか、なかなかおいしい。
ガパオが50バーツに、目玉焼きが10バーツ。きちんとメニューにも料金が表記してある。
合計60バーツか。ちょっと高いかも。
現在のローカル食堂や屋台では合計50バーツあたりが標準価格。
ただし、ビーチロードやセカンドロード沿いにあるような観光客向けレストランでは、もう少し高い。
そう考えれば、まだマシな価格設定。
その後、何度も足を運ぶことになった。
追加メニューをぞくぞく紹介。
カオパットムー
定番の焼き飯。
ご飯の炒め加減がすばらしい。
納得のカオパットだ。
50バーツ。
ムーガティアム
豚肉のニンニク炒め。
これはうまい。
とにかくご飯が進む味。
かなりのおすすめメニュー。
カイダーオ付きで70バーツ。
(2019年追記)
料理人が何度か変わっているようで、味付けにも変化。
野菜多め、タレ多めで、味付けも濃い。
野菜炒めっぽくなっている。
カナームークロップ
カナーという野菜と干し豚肉の炒めもの。
個人的には巨大な葉っぱが苦手だけど、味はよし。
カイダーオ付きで60バーツ。
パットママー
インスタント麺のママーを焼きそばにしたもの。醤油系の味付だけど、かなりおいしい。
これは、イカ入りなのでパットママープラムックとなる。
もちろん豚肉入りも可能。パットママームーだ。
ここのパットママーはおすすめ。
日本語メニューにはパットキーマオママーと載ってあるが、これは普通のパットママーとは味付けが違っていて、かなり辛い。
パットママーと注文すれば、普通の焼きそばが食べられる。
パックブンファイデーン
定番の空心菜炒め。
にんにくが良く効いていて普通においしい。
ゲーンチュートーフムーサップ
わたしはゲンチュートーフームーサップとオーダーしたが、メニューには、「トムジュートタオフー」と表記してある。おそらく同じもの。
すっきりしたスープに、卵豆腐、豚ミンチ、白菜などの野菜がたっぷり入っている。
スキーよりも胃に優しそうな味。おすすめの一品。
他にもスープ類は豊富。もちろん、トムヤムもある。メニューにはトムヤムタレーと書いてあるので、エビのほかイカなどのシーフード入りだろう。
2,3人で行って、数品オーダーしてシェアするのもいいね。
まとめ
全体的に味はいたって普通。平均レベルはクリアしているはず。
ガパオは並の量かな。名無し食堂のガパオのほうが量は多い。
価格はブッカオのローカル食堂にしては、若干高いか、相場レベル。
また、時間帯にもよるだろうけど、客足は少ない。
注文すればすぐに調理してくれる。
近所にあるブッカオ名無し食堂はいつも混雑しており、15分待ちもザラだ。
その点、ここはあっという間に配膳されるので気持ち的に楽。
タイ語も英語も苦手で、タイ料理名もよくわからない。
だけど、ちょっとしたローカル食堂でタイ飯を食べてみたいという人には利用価値あり。
日本語メニューを指させばオーダーできるからだ。
あとは、ポークとかチキンとか言えばいいだけだ。簡単。
しかも観光客向けレストランよりは安い。
ほどほどに安くて、ほどほどに気楽に注文できて、ほどほどにローカル気分が味わえる。
そんなお店です。
過度の期待は禁物。
あくまで、ほどほどを求める人向け。
ブッカオ界隈に滞在していて、ふらっと昼飯を食べにいくには、ほどほどに使えるお店です。
実際に訪れた読者さんからの評判も上々ですね。
ぜひ、どうぞ。
営業時間は、おおよそ午前9時から夜9時くらいまで。客次第ではもう少し遅くまで開いているかも。定休日は無しとのこと。
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