2017年9月から運行開始となった、マニラ空港第3ターミナル(NAIA3)とクラーク空港を結ぶP2Pバス(Genesis運行)。
いろいろと話題になっているが、はっきりしないことが多い。
どうやら、アンヘレス市内でも、SMクラークやメインゲートで乗降が可能なようだ。
そこで実際にSMクラークでの乗降ポイントを調べてきた。
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GENESIS P2Pバス時刻表
目下のところ、最新だと思われる時刻表
詳細は、GenesisのFBページで確認のほどを。
⇒https://www.facebook.com/GenesisTransportInc/
料金は350ペソ。
この額で、NAIA3とクラーク空港を直接結んでくれて、アンヘレスのフィールズアベニュー近くで乗降車できるのなら、利用価値はかなり高い。
問題はアンヘレスでのピックアップポイントだ。
クラーク空港の乗り場
まず、クラークでのバス乗り場だが、これは狭い空港がゆえに、すぐにバスが見つかるはず。
到着口を出て正面の、ジプニー乗り場の向こう側にバスが停車している。
実際に乗ったわけではないが、バスのところへ行けば、誰かがいるだろうし、問題なく乗れるだろう。
また、マニラ空港第3ターミナル(NAIA3)のバス乗り場は、到着フロアの14番ゲート付近とのこと。
SMクラークでのバス乗り場
上掲のフェイスブックページによると、SMクラークでの乗降車ポイントは、SM CLARK TRANSPORT HUBとだけ書いてある。地図も大雑把でわからない。
いったいどこなんだ?
SMへ向かう歩道橋を歩いていると、下の道路を走るGenesisバスを発見。
慌てて、行先を目で確認。
どうやらSM沿いの道路を走っていったようだ。
とはいえ、広大なSMの敷地。うろうろしながら、バス停を探す。
すると、ようやく見つかった。
WAITING AREA RESERVED FOR GENESIS P2P PASSENGERS ONLYと書かれた看板を発見した。
時刻表も掲示してある。どうやら間違いなさそう。
文字では説明しづらいので地図で示す。
フィールズアベニューから行くには、メインゲートのジプニーターミナルを越えて、歩道橋を進む。
歩道橋の途中で下に降りる。
SMを左側へ進み、建物沿いにぐるっと進んでいく。
すると、たどり着ける。
大きなSMと書かれた看板のあるところだ。
屋根の下には、子供用のおもちゃの車で遊べる遊技場がある。
バスの乗客用のベンチも置いてある。
時刻表によれば、この場所は、SM CITY CLARK FRONT COVERED WALKと呼ぶみたい。まあ、たしかにSM前にある屋根付きの歩道だしね。
フィールズアベニュー方面を向けば、ホテルアメリカが見える。
さて、この場所にたどりついたのが午後1時20分。
時刻表通りだとすれば、午後1時半にバスがやって来るはず。少し待ってみよう。
するとすぐにバスがやって来た。
Genesisと書いてある。間違いない。
カーテンで中ははっきりと見えないが、ちゃんと乗客が何人か乗っているようだ。
乗務員らしき人がいたので、近づいて話を聞いてみた。
確かにこのバスはNAIA3行きとのこと。
チラシもいただく。内容はフェイスブックと同じもの。
その乗務員いわく、夜9時から朝11時までのバスは、メインゲートでのピックアップとなるそうだ。チラシの時刻表を指差しながら説明してくれた。
現場の時刻表には、Bayanihan Parkと書いてある。
これはメインゲート横にある公園のことだろう。
つまりはメインゲートで乗り降り可能ということになる。
Bayanihan Parkでのピックアップ時間は、午後10時半から午前9時まで。
SMでのピックアップ時間は、午前11時半から午後9時半まで。
うーむ、乗務員の言うメインゲートでのピックアップ時間の午後9時から朝11時までとは、微妙に齟齬があるように思えるのだが。
いや、そもそも、クラーク空港を出発してからSMまで来るのに30分かかるような時間設定になっている。さすがに時間がかかり過ぎではないのか。今回の場合は、午後1時にクラークを出発したであろうバスが、1時20分にSMにやって来たことになる。20分もかかることはない。クラーク出発が遅れるのはデフォルト仕様なのか。
なにせフィリピンのことだし、時刻表が変更になるなんて当たり前。
はたして何が正解なのか、行ってみなければわからない。
とりあえず、2017年10月9日午後1時半のバスがSMクラーク前にやって来たことだけは確かです。
この記事を書いたあと、10月11日にもSMクラークへ寄ってみた。
13時30分にバスが来るのを確認。
バスからスーツケースを持った乗客が降りてきたので、このバスはクラーク空港へ向かうバスがSMへ立ち寄ったようだ。
メインゲートの乗り場
細かい時刻表問題はさておき、次はメインゲートの乗り場を探してみる。
メインゲートというと、ジョリビー前付近を指すのだろう。
クラーク空港からのジプニーもこのあたりで降ろされる。
が、周囲を探ってみたが、それらしい看板は見つからなかった。
ジプニーターミナル内もうろうろしてみたが、やはり看板は見当たらない。
ターミナル一番奥に、クラーク空港行きのジプニー乗り場がある。
Travellers' Loungeという名称で、待合室になっている。
ここにGenesisバスが立ち寄るかとも思ったが、それらしい看板はなし。
ちなみに、クラーク空港行きのジプニーは、チャーターすると250ペソ。乗り合いだと、最低5人集まれば一人あたり50ペソとなるようだ。(ホテルでタクシーを手配すると、400ペソ前後。)
うーん、やはり、Genesisバスの乗り場はわからないまま。
本当に公園のほうにピックアップポイントがあるのかもしれない。
それとも、ジョリビー前で待っていると、ピックアップしてくれるのかもしれない。
でも、マニラ空港からのフライトを利用する予定の中、さすがに本当に来るかどうかもわからないバスを悠長に待つ気にはなれないなあ。
バスを利用したい人は、Genesis社に電話確認したほうがいいでしょう。
チラシに掲載されている電話番号
(02) 332 8075 / (02) 421 1425
0998-5827839 / 0998-5827842
ここまで記事を書いたあと、10月11日にメインゲートを歩いていると、Genesisバスが通りかかる現場に遭遇。時刻は12時40分頃。
方角からすると、マニラへ向かうバスのようだ。
この時間帯のピックアップポイントは、SMクラーク前。
バスはジョリビー前をスルーして、そのまま走り去っていった。どうやらジョリビー前を通るのは確かなようなので、手を上げれば停車してくれるかも。
まとめと追記(2018年3月)
SM前からNAIA3行きのバスに乗る場合は、ピックアップ地点が確定できたし、時刻表通りにやって来る可能性が高いこともあり、問題なく乗れそう。
午前11時半から午後9時半まで(ただし、乗務員の話と時刻表が少し食い違っているので要確認)。
日中のフライトを予定しているなら、利用しても大丈夫なような気がする。
クラークからNAIA3までの所要時間は、おおむね2時間から2時間半ほど。
国際線搭乗なら2時間半までに空港に着いておきたいんで、5時間前のバスに乗ればいいことになる。余裕をみるなら6時間前か。
ただし、時間帯によってはマニラ市内で渋滞に巻き込まれさらに時間をロスする可能性あり。また、マニラ国際空港にはいくつもターミナルがあり、それぞれ離れている。P2Pバスは第3ターミナル到着で、他のターミナルには寄らない。第1、第2ターミナルを利用する人は、さらにシャトルバスなどで移動する必要がある。(2018年3月追記:第1、第2ターミナルへもそのまま行けるようになっている。)
クラークからはさらに時間的余裕をみておいたほうがいいかも。
メインゲートでピックアップしてもらう場合は、現状ではかなり不安。
というか、わたしなら乗らない。ちょっと不確定要素が大きすぎる。
どうしても乗りたい人は、やはり乗車予定の当日にGenesis社に問い合わせるべし。
できれば、クラーク空港まで行ってから乗るのが無難でしょうね。
便利なはずなのに、どうにも不安定で使いづらい。
ちなみに、アンヘレスで働く人たちにバスのことを話しても誰も知りませんでした。知名度はまだまだみたい。利用者が増えていけば、安定度も増していくのだろうけど、現状ではけっこう厳しいかも。
NAIA3からの利用価値は高いと思うけれど、クラーク・アンヘレスからNAIA3への利用は、もうちょっと様子見かなあ。
2018年3月追記
どうやら、メインゲートでの乗降車はなくなったようだ。
夜中でもSMクラーク前が乗降車ポイントとなる。
またSMクラーク前に掲示してある最新時刻表がこちら。
これはクラーク空港発の時刻のため、SMクラーク発は30分後がメド。クラーク空港発の20分ほど後には、乗り場で待機しておきたい。
また、マニラ空港第1ターミナルと第2ターミナルへも立ち寄るようになった。この場合は、運賃400ペソ。
実際に乗車して際のレポートはこちらから。
⇒Genesis P2Pバスで、アンヘレス・SMクラークからマニラ国際空港へ
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