ジプニー(Jeepny)とは、ジープを改造した乗り合いバンのこと。
フィリピンではよく見かける乗り物。
タイでいうところのソンテウと同種のものだ。
好きな場所で乗れて、好きな場所で下車できるすぐれもの。便利で安い。わずか8ペソ、約18円だ。
利用価値大です。
(2019年8月追記)
値上げされて、現在は9ペソ。
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アンヘレスのジプニーの乗り方
アンヘレスでもジプニーはたくさん運行されている。
行き先は車体にきちんと表示されている。
とはいえ、わたしはアンヘレスのジプニーにはまったく明るくありません。
細かい行き先やルートなんかはまったく知りません。
ごくごく一般的な短期旅行者が利用する機会が多いであろうフィールズアベニューとプリメタ地区を行き来するジプニーの乗り方です。
Main Gate-Friendship
と、書かれたジプニーに乗ればいいだけですね。
黄色の車体が目印。
このジプニーは、メインゲートからフレンドシップへの大通りをひたすら直進するだけ。とてもシンプル。
乗り方は大きくわけて2種類。
ジプニーターミナルで乗る場合と、走行中のジプニーを呼び止めて乗車する場合。
これもソンテウと同じですな。
フィールズアベニューのジプニーターミナルからプリメタへ向かう
ユーロテルホテルの向かい側にあるのが、プリメタ方面、フレンドシップ行きジプニーターミナル。
メインゲートという名前になっているが、実際にはセンターポイントとか呼ばれているみたい。詳細不明だが、とにかく、ここで待機している黄色のジプニーに乗れば、プリメタ方面へ行ける。行ければそれでいい。
地図
ウォーキングストリートの入り口からは少し距離がある。
大人しく歩こう。
行き先が二つあり。
MAIN GATE FRIDENDSHIP TEMINALと書かれたジプニー乗り場へ行くように。
ターミナルから乗る場合は、運賃先払い。料金は8ペソだ。(2019年8月現在は9ペソに)
小さなチケットブースのテーブルがあって、ここで8ペソを払う。
すると、ビニール包装された単なる紙切れを渡される。これがチケットだ。
あとは客待ちしているジプニーに乗り込めばいい。
乗車時に係員にチケットを渡す場合もあれば、乗車後に回収される場合もある。
車内のイス
ソンテウと同じ二列タイプだ。でも天井が低くて、窓も小さめ。
満員になれば出発する。昼でも夜でもすぐに満員になるはず。
かなりぎゅうぎゅう詰めにされます。
スリにはご注意を。
立ち乗りは見かけない。ダメなのかな。
あとは、プリメタ方面へ向けてひたすら直進。
降りたいところで降りればいいだけです。
なお、フレンドシップからメインゲートへ向かうジプニーの終点は、もちろんこのターミナルだ。
ターミナルに入ったところで停車して、乗客全員が下車する。
あとは徒歩でウォーキングストリートなりSMなりへ向かうべし。
走っているジプニーを呼び止めて乗車する場合
タイのソンテウと同じです。
ジプニーが近づいてきたら、手のひらを前にかざして、おいでおいでと合図すれば、止まってくれます。
満員の場合は乗車拒否されますな。これもソンテウと同じ。
運転席
運賃は乗り込んでからドライバーへ払う。たまに助手席に料金係が座っていることもある。
料金は8ペソと変わらず。(2019年8月時点では9ペソ)
運転席のすぐ後ろ付近の席なら直接手渡しできるけど、もし離れている場合はどうするのか。
その時は、前方の乗客にバトンしてもらうのだ。
おお、なんてフレンドリーかつ合理的なシステム。
お釣りもちゃんとバトンされて戻ってくる。
もしあなたが運転席近くの席に座っているなら、きちんとバトン役を勤め上げましょう。
ジプニーの降り方
さて、はじめてジプニーに乗った時にちょっと困ったのが、その降り方。
タイのソンテウには降車希望を知らせるブザーがある。
が、ジプニーにはブザーが付いていない。
さて、どうやって運転手に知らせたものか。
正解なんて知りません。
「Stop here!」と声をかけるだけ。
ちゃんとその場で止まってくれる。
ドライバーが気づかない場合は、他の乗客がタガログ語で伝えてくれます。
簡単な話です。
心配して損したよ。
「I get off here」とかでもいいだろうけど。
ま、降車の意思をきちんと伝えられたら何でもいいです。天井を叩いてもいい。
まとめ
ソンテウと同じで、最初は勝手がわからずに利用を躊躇してしまいがちだが、使ってみれば実に簡単。
複雑なルートを乗りこなすは大変だろうけど、フィールズとプリメタを行き来するだけなら、本当に簡単で便利だ。
プリメタ方面にあるバーめぐり時に利用するもよし、あえて宿泊代の安いプリメタ地区のホテルに泊まってウォーキングストリートへ繰り出す時に利用するもよし。
アンヘレスでの行動範囲が広がりますよ。
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