イサーン遠征編後半8
ノンカーイ滞在2日目は、朝のメコン川沿い散歩からスタート。
今日はいい天気ですな。
対岸のラオスの建物もはっきり見えます。
ボート大会は終了して静かなもんです。
予定は何もない。
とりあえず、新しいホテルにチェックインを済ませて、あとは飯でも食べますか。
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ノンカーイでカオピヤック
ここノンカーイは、ラオスとの国境の町。川を渡ると、そこは異国。
とはいえ、川一本で文化が断絶しているわけもなく、歴史的文化的にノンカーイとビエンチャンあたりは非常に近接している。
ビエンチャン名物の料理の一つがカオピヤックである。
ベトナム風の米麺をつかったクイティアオだ。もちもとした食感が特徴で、日本人の味覚によく合う料理。
関連記事:カオピヤック。ラオス版のクイジャプ、フォー、クイティアオ、もしくはうどん。
タイ国内ではクイジャップユアンと呼ばれることが多い。ウドンターニーでも、クイジャップユアンという呼び方だった。ユアンは、ベトナムの意味ね。
が、ここノンカーイでは、カオピヤックという名称が浸透しているみたい。
ベトナムとラオスとタイが混在しているが、東南アジアは陸続きの国。味に国境などない。
で、カオピヤックが食べたくなって探してみたが、意外と見つからない。
わりと繁盛しているクイティアオ屋に入ってみるも、カオピヤックは置いてないと言われた。
と、ミーチャイ通り(Michai Alley)に、一軒のカフェレストランを見つけた。
メインはスイーツのようだが、メニューを見ると、ベトナムヌードルスープと書いてある。
これはカオピヤックに違いない。
店のおばさんに聞くと、たしかにカオピヤックだと。
じゃあ、それで。
麺が沈んでいる。
ノンカーイ名物のムーヨー(豚のソーセージみたいなやつ)がスープの上で泳いでいる。
おお、麺が太い。うどんみたいだ。
このもちもち感は、讃岐うどんか。
残念ながら、スープはごくごく普通の味。かなりマイルド。関西風うどんか。
最上のカオピヤックとはいかなかったが、まずまず満足できました。
40バーツ。
サービスで、お茶も出してくれた。ありがたい。
どうせなら、メコン川沿いにある有名ベトナム料理レストラン「Daeng Namruang」で食べればよかったかな。
ここなら間違いないでしょう。
ノンカーイで見つけた日本式焼き鳥
次に食べるものは決まっていた。
前日の話となるが、こんなものを見つけていたのだ。
まさかの日本語。
まさかの刀。
まさかの日本式焼き鳥屋台。
ねぎまとかつくねとか焼いているよ。
1本10バーツ。
かなり興味を惹かれたが、昨日は食事した直後。翌日出直すつもりだった。
で、もう一度、同じ場所にやって来たが、焼き鳥屋台が見当たらない。
今日は休みかあ。
つくね、食べたかったなあ。
豚肉サテ1本5バーツ
しょうがないんで、別の屋台飯を求めて、ノンカイの町をさまよう。
すると、もくもくと煙があがり、炭火が闇を照らしているではないか。香ばしい匂いが鼻腔をくすぐる。
これは、サテだな。サテーとも書く。
インドネシア発祥の焼き鳥みたいなもんだ。
日本焼き鳥がダメでも、インドネシア焼鳥があるじゃないか。
うまそう。
飛びついた。
屋台のおじさんに何の肉か聞いてみると、豚肉だそうな。タイ語で、ムーサテ。
イスラム圏では豚肉がご法度だけど、タイではノープロブレム、マイミーパンハー(問題無し)。
「マイラ タオライ(1本いくら)?」
1本5バーツ。約15円。
じゃあ、10本ちょうだいな。
うめえな、もう。
肉もうまいが、ピーナッツソースがたまらなくうまい。
これ、最高。
付け合せの酸っぱい漬物もうまい。
相席していたタイ人のおっさんは、サテをあてにビールを飲んでいた。
わああ、それ、最高。
ビールを飲んでいるおっさんに嫉妬しながら、あっという間にサテ10本完食。
あと10本はいけるかも。
インドネシアで鶏肉のサテを食べたことがあるけれど、本場のものよりおいしかった。
豚肉のほうがいいね。
ま、焼き鳥じゃないけど、細かいことは気にしない。
残念ながら、詳しい場所は覚えていない。
たぶん、プラジャックシラパコーム通り(Prajak Sillapakhom Alley)のはず。
焼き鳥屋台もサテ屋台も、テキトーに歩いていたら見つかるでしょう。
おのれの嗅覚を信じるべし。
そんなわけで、タイの最果ての町にて、タイ・ラオス・ベトナム・日本・インドネシアを感じたグルメレポートでした。
うまいものに国籍など不要だ。
ノンカーイ2日目の夜は、バーでだらだら飲んでおしまい。
明日は、コンケーンへ向かう。
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