イサーン遠征編1
パタヤからイサーン方面への遠征が決まった。
まずはコラートだ。
コラートは別名、ナコンラチャシマー。ナコンラチャシマとかナコンラチャシーマーとかカタカナ表記はいろいろ。
タイ現地では、コラートで通じる。
コラートはイサーンの玄関口であり中心部。ここからイサーン各地へは移動しやすい。
もちろん、バンコクからもイサーン各地(ウドンとかウボンとかね)へのバスは出ているし、パタヤからもイサーン各地へ直接行けるバスもそれなりに揃っている。コラートをスルーして、直接イサーン奥地へ訪問することは可能。
でも、やっぱりイサーンといえば、まずはコラートだ。
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パタヤからコラートへの行き方とバス会社
パタヤからコラートへ行くには、直行バスがいくつも出ていて、所要時間は、おおむね5時間から6時間くらい。
パタヤからコラートへのルートを運行しているバス会社は以下の通り。
・SMK(SRIMONGKOL シーモンコン)
・ナコンチャイエア
・チャンツアー
・407
・イエローバス
などなど。
他にもあるかも。
SMKは、コラート行きバスがあり終点で下車すればいい。しかもパタヤが始発。
ナコンチャイエアは、ルーイ行きのバスを途中下車。
チャンツアーは、コンケーン行きのバスを途中下車。
407は、ノンカーイ行きのバスを途中下車。
イエローバスは、ムクダハン行きのバスを途中下車。
(各社、他にもイサーン行きのバスが出ている。ほとんどの場合、コラートは経由するはずだが、たまにスルーすることもあるようで現地で要確認。)
パタヤ発コラート終点のバスがあるのは、SMKだけ(たぶん)。他の会社は、ラヨーン始発が多い。
なお、パタヤには、バンコクのエカマイやモーチットのような各バス会社が集まっている大きなバスターミナルはない。せいぜい、ノースパタヤにあるバンコク行きバスターミナルくらいなもの。ここはイエローバスも使っている。
パタヤの主なバス乗り場地図
SMK(シーモンコン)バス
いつもわたしはSMKを利用している。
今回のイサーン遠征にあたっても、SMKにした。
やはり、パタヤ始発でコラート終点のSMKが一番使いやすい。
始発から乗って、終点まで座っていればいいだけなんで、初めての人でもかなり安心。
乗り場もわかりやすいし、一番中心部へ近い。
パタヤカンとサードロードの交差点を北に少しだけ進んで左手だ。
上掲地図を見ればわかるように、ソイブッカオから歩いて行けないこともない。
バスターミナルと聞くと巨大な敷地を想像するかもしれないが、道路沿いに小さな販売窓口兼待合所があって、バスは路駐しているだけ。
油断していると見過ごすかも。
VIP GO…という看板に変わっているが、今でもシーモンコンの名前で通用する。
販売窓口と待合室
コラート行き時刻表
コラート行きは1日3便
10時
12時
16時
19時40分にスリン行きが出ている。
パタヤからコラートへのVIPバスの運賃は、350バーツ。
バスに6時間乗って日本円で1000円は安いと感じてしまうかもしれないが、タイの感覚では350バーツはちょっと高い。
ただ、タイ人に聞くと、やっぱりナコンチャイエアのバスを一番推していた。
たしかにナコンチャイエアはサービスがいいしバスも綺麗だ。タイ人人気高し。それだけに予約なしで乗るのは難しい。気軽にさくっとコラートへ行くには、SMKがやっぱり便利。
チャンツアーもけっこうバス設備はしっかりしている。Sクラスとなると、各座席にTVモニターや電源までついているほど。
イエローバスは乗ったことがないのでわからないが、評判はまずまず。
407とSMKはどっこいどっこいかな。
なお、SMKのバスは、コラート以外にも、ウボンラチャタニー行きバスも運行している。このウボン行きでもコラートを経由するはずだが、詳細不明。
さらにカンチャナブリー行きバスも運行している。
SMKバス、パタヤからコラートへの道
では、実際の道のりを見てみよう。
昼12時出発のバスに乗車予定。
ブッカオからパタヤカンへ出て、乗り合いソンテウを拾う。
10バーツでサードロードの交差点で下車。
そこから歩いて数分でSMK事務所へ。
出発まで時間があった。
SMK事務所横に売店や食堂がいくつか並んでいる。
ここでぶっかけ飯を喰らう。
レッドカレーが容赦ない辛さだった。
あと、ジュースやお菓子を合わせて購入して、食事代と合わせて70バーツほど。
パタヤからコラートの間では、食事休憩がない。このルートでは、バスターミナル停車中に物売りがやって来ることは稀。車内サービスの食事もない。
乗車前にきちんと食事をとっておくか、食料を持ち込むことをおすすめします。
出発前になると、係員が「コラートコラート」と声をかけてまわる。
実際のバス乗り場は、サードロード沿いをちょっと歩いたところ。乗車位置は毎回変わる。
バスに案内されて乗車。
VIPバスだが、正直なところ、それほど豪華ではない。
バスによっては、1階運転席側に本当のVIP席があるかも。
2階の通常シートは、2列×2列。
別に窮屈ではないが、特に広くもないといった感じ。
座席指定となっている。
空いていれば、好きな席に変わっても大丈夫だ。
満席になる恐れはほとんどないと思う。
過去、5,6回ほど利用しているが、いつもがらがら。
この日の乗車率は3割ほど。
潰れやしないか心配だ。
水とお菓子の配給あり。
車内にトイレあり。
走行中は揺れるので注意しましょう。トイレ休憩はありません。
15分遅れでパタヤを出発。
スクンビットへ出て、シーラチャー方面へ向かう。
途中で、いくつかSMKのバス乗り場があって、客を拾っていく。
チョンブリーバスターミナルを過ぎると、立ち寄る回数は少ない。せいぜい2箇所くらいか。ほぼノンストップに近い。
あとは山越えルートとなって、バスはのろのろ運転へ。
いらいらするほど進まない。
で、毎回のように山越えの途中で、交通事故現場や山崩れ現場に遭遇にして、さらに遅れる。
トラックの積荷が道路にぶちまけられるているのもお約束。
現在、大規模な道路工事中。
道幅を広くして、走りやすくしているようだ。
これで、コラートまでの山道ルートが早くなればいいのだが。
コラート市街へ入る少し前に、SMK事務所へ立ち寄る。
ここで10分ほど停車。なぜか、チケットも回収されてしまう。
あとは、コラートの新バスターミナルまで。
昼12時15分にパタヤを出発して、コラートの新バスターミナルに到着したのは、午後6時15分。
ちょうど6時間かかったことになる。
まあ、長旅ですが、飛行機と違って、外の景色も見えるし、スマフォも使えるし、テザリング利用でPCでインターネット閲覧もできる。
それほど苦痛にはなりませんな。
おそらくナコンチャイエアだと、途中の立ち寄る場所が少ないので、あと30分ほどは短くなるはずだ。
コラートには2つのバスターミナルがあるけれど、バンコク行き以外の長距離路線は、新バスターミナルに発着する。
コラート市中心部までは数キロ離れていて、徒歩だとかなりきつい。
慣れるまではソンテウも使いにくい。無難にトゥクトゥクかバイクタクシー利用がベター。
たとえばチャオプラヤーインホテルまでは、バイクタクシーなら50バーツ、トゥクトゥクは60バーツあたりが相場。
ちなみにソンテウは8バーツ。
コラートからパタヤ、バンコクへの行き方
ついでに、パタヤへの帰り方についても。
バンコクへは無数にバスが出ていて、とても簡単。
お好きなバス会社でどうぞ。
市中心部にある旧バスターミナルからもバンコク行きバスが出ている。またロットゥもあるようだ。
バンコクまでは所要時間、4時間前後。渋滞次第。
コラート旧バスターミナルの様子
コラート旧バスターミナルは、チャオプラヤーインホテルから歩いて行けなくもない。
コラートのバスターミナル地図
コラートからパタヤへ行くには、新バスターミナルからバスに乗る。
SMK、ナコンチャイエア、チャンツアー、407、イエローバスなど、パタヤ路線を持つ会社の窓口で切符を購入する。
切符窓口はずらりと並んでいる。
案内板がほぼタイ語表記のみなので、とてもわかりづらい。
ナコンチャイエアはとても親切。英語表記あり。
ラヨーン行きに乗って、パタヤで途中下車する。
1日2便(13:55と23:59)だが、売り切れていることが多い。
やっぱりSMKが一番わかりやすいかな。
本数は未調査だが、おそらくコラート発、ウボン発を合わせると1日5便か6便はあるはず。
チャンツアーは、コンケーン発ラヨーン行きが一日数便あるはず。
407の窓口は、どうにもはっきりしないが、おそらく食堂エリアの中にあると思う。
ノンカーイ発ラヨーン行きが1日6本くらい出ている。
コラートからパタヤへの所要時間は似たようなもの。渋滞次第だ。
特に帰宅ラッシュとなる夕方、チョンブリーを過ぎて、スクンビット通りに入ると激しく渋滞する。
やはり5時間半から6時間ほどかかってしまう。
モーチットまで移動して、そこからパタヤ行きバスに乗り換える方法もあるけれど、結局かかる時間は同じくらい。わざわざ乗り換えるのは面倒だ。パタヤ直行でいいと思う。
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