アジア周遊旅行9(アンヘレス4日目)
アンヘレス滞在も4日目となった。
残りは2日である。
体調もすっかり回復。今日はやる気満々だ。
朝から、友人とともにPhilliesでがっつりブレックファストを取る。
エネルギー補給もばっちり。
オーキッドイン
この日もホテルチェンジ。
日本人利用率が高そうなオーキッドインにしてみた。
ウォーキングストリートから少しだけ入ったところにあって立地条件は抜群。
中庭にはプールがあってリゾート感も味わえる。
ただ、部屋はちょっと古めかしいし、窓がないだけあって少々カビ臭い。
部屋干しした洗濯物がなかなか乾かず苦労した。
スタンダードルームでも、そこそこの部屋の広さがあるんで、快適といえば快適。あと、日本のテレビがいつか映るのは高ポイント。日本語字幕付きで映画が見られる。
アンヘレスのマッサージ勧誘
昼飯を食べようと、ィールズアベニューから少しだけ歩いたところにある大型ショッピングモールのSMへ友人と向かう。
ジプニーターミナルを抜けて、陸橋を歩けばSMへ行ける。ウォーキングストリート入り口から徒歩10分弱ってところか。
と、フィールズアベニューを歩いていると、若いフィリピン女性から声をかけられた。3人組のうちの1人だ。
背がとても低くて童顔。見た目は10代なかばに見える。
急に抱きついてきて、「アイライクユー マッサージ ブンブン」とか言っている。
てっきりマッサージ屋の営業かと思った。
フィールズアベニュー界隈では、道端でのマッサージ屋の勧誘が激しい。
特に暗くなってからは、あちこちでビラや名刺を渡される。名刺の裏には、女性の名前が書いてあり、電話すれば指名できるシステムらしい。ナタリアホテル前は集団で名刺を配っている。
1時間300から350ペソほどで、ホテルの部屋まで来てくれるという。
おそらくは、マッサージ名目で部屋に来て、そのままブンブンという流れになるはずだ。
で、急に抱きついてきた童顔も、そんなマッサージの勧誘の1人かと思った。
けっこう気になったので、「ビジネスカードちょうだい」と言うと、きょとんとした顔をしている。
マッサージ嬢ではないようだ。
あまりにも若く見えるので、危険信号が点滅した。
ホテルに連れ込んだところへ自称警察官がやって来て、未成年に手を出したという咎で大金をせびるという寸法。いわゆる美人局というやつだ。
「これから友達とSMへご飯食べに行くからゴメンね」と断るものの、彼女は一緒に行くといって譲らない。
うーん、なんか、本当に素人っぽいなあ。
一緒にいる連れの二人は、ごくごく普通の学生みたいな雰囲気だし、たまたまこの日は日曜日で学校が休みだからフィールズアベニュー付近へ遊びに来ただけかもしれない。
でもやっぱり怖い。
彼女の手を振りきって、SMへ向かったのだが、あとでちょっと後悔した。帰り道に彼女の姿を探したが見当たらなかった。
もったないことしたかも。
わたしはまだまだフィリピンでの経験が乏しい。
のがした魚は大きいかもしれないが、危険は回避しておくに越したことはない。
慣れてくれば、こういう出会いでもモノにできるかも。
まあ、おっさん日本人に10代とおぼしき若い女性がいきなり好意を寄せるなんてことは普通に考えてありえないんで、おカネ目的なのは確実なんだけどね。
ちなみに、ウォーキングストリート出口付近では、レディボーイ(フィリピンではバクラというらしい)が多いので要注意。まあ、タイのレディボーイに比べると完成度が低いんですぐにわかると思うけど。
バーホッピング
夜は、またしてもPhilliesへ。ここでF1中継を見ながら、軽く食事を取る。
Angus Hotdogを食べてみたが、味はまずまずかな。ホットドッグとコーラで220ペソ。
値段を考えると、ウォークアバウトホテル前のホットドッグ屋のほうがおすすめだ。ここは125ペソのブレックファストがベスト。
F1中継はテレビ音声がないので、まったく迫力がない。
レースもおもしろくなかった。途中退席して友人とバーホッピングへ。
ちなみにこの日も雨模様でした。
CLUB ATLANTIS
大箱に入ってみようと、まずはアトランティスへ。
ちゃんと写真を撮るようにしたので、どこに入ったかは覚えている。
アトランティスのドリンク料金表も撮影しておいた。
ローカルビールが125ペソと、やや高めの設定。
ここはかなりの大箱。アンヘレスで一番大きいかも。
前方にステージがあって、ダンサーが幾重にも並んでいて、一度にすべての姿を見ることができない。
しかも、ステージの2階部分には待機中のダンサーがずらりと並んでいる。
客席にも2階席があって、上からステージを見下ろすことができる。
パタヤやバンコクには無いタイプの作りだ。
客の半分くらいは韓国人のようで、彼らだけは大盛り上がり。
2階から盛大に20ペソ札をばらまいていた。
わたしと友人は1階席に座っていたが、頭上からばんばん札束が降り注いでいたきた。
同じ20という単位でも、バーツよりペソのほうが安いんで、ばら撒きやすいんだろうなあ。
大箱だけあって中にはレベルの高いダンサーもかなり多い。ただ、1軍と2軍がはっきり分かれている印象。1軍は、モデルのような顔立ちとスタイルのダンサーも混じっている。
さぞバーファインは高そうだ。たぶん、4000から5000ペソかな。
わたしは見ているだけ。
ぼーっと座っていると、後ろからマッサージしてくるウェイトレスやダンサーが多いんで、ちょっと鬱陶しいかな。
CRYSTAL PALACE
これまた大箱の一つ、クリスタルパレスへ。
入り口はウォーキングストリートの裏側にあるが、表のドールハウスと中でつながっているようだ。
昼間の写真
ここも2階建てになっていて、ダンサーの数が多い。
アトランティスより少し劣るけど、レベルは高い。
普通に選べそうなダンサーが何人も見つかった。
たぶんバーファインが高いんで、やっぱり見物だけ。
客は韓国人が多いけど、ママさんやウェイトレスは日本人客にかなり好意的。そこそこ楽しく飲めました。
MIDNIGHT CRUISER
大箱はおなか一杯。
ウォーキングストリートを出て、次は小箱系へ。
まずはミッドナイトクルーザーへ。
たしか昨日も訪れたはずだ。
まったく店の名前を覚えていなかったが、友人は覚えてくれていた。
が、これといって収穫なし。
昨日はもうちょっとレベルが高かったはずなんだけどなあ。
店を出て少し歩くと、NEW ORANGEというゴーゴーバーの前で、急にわたしの名前を呼ぶ声がしてびっくりした。
昨晩、店内で一緒に飲んだダンサーだった。
ああ、この店だったのね。
まったく店名を覚えていなかった。
(昼間の写真)
このダンサーは23歳、小柄、顔立ちもそこそこいい。
べったり張り付いてくるので、昨晩レディドリンクを1杯ご馳走していた。
この時はたまたま店頭にいて、わたしの姿を見かけたので声をかけてきたようだ。腕を引っ張ってくるが、あとでまた戻ると言い訳して、その場を去る。
とはいえ、本当にあとで戻るつもりだった。他に相手が見つからなかったらね。
ポニーテール
前日にのぞいて散々だったポニーテールをまた訪れてみた。
が、これまたひどい有様。
ステージではダンサーが二人だけ。
あまりにも暇なのかウェイトレスまでステージ上がってダンスの真似事。
仕事やる気完全無しモードで、営業に来ることは一切なかった。
ビール一本飲み干すこともなくチェックした。
友人は今日は疲れたとのことで、ここでお別れ。
おやすみなさい。
23歳ゴーゴー嬢をバーファイン
今日は必ずバーファインしたかった。
というわけで、先ほどの23歳のダンサーがいるニューオレンジへ逆戻り。
中に入ると、彼女が奥のほうで待機していたので、召喚する。
ビールが飲みたいという彼女のために、250ペソのレディドリンクを進呈。ソフトドリンクのシングルレディドリンクなら150ペソだが、ここは少し奮発しておこう。
交渉開始。
バーファインは2500ペソだという。まあ、今のアンヘレスではこんなものだろう。
でも、彼女はショートタイム専門だと予め宣言してきた。
ロングタイムは嫌だという。
これまでロングに応じたことは無いとも言う。
何でも、バーファイン2500ペソのうち、自分の受け取るサラリーは1000ペソだけ。これではやってられないと文句を言っていた。
まあ、気持ちはわかるが、客側にとっては2500ペソは2500ペソである。
コスパを考えれば、できればロングでお手合わせ願いたい。
柔らかく、しかし決然と交渉してみたが、やっぱりロングは嫌みたい。
しょうがない。他を当たるか、とバーファインせずにチェックする。
お釣りが来たところで、彼女がロングオッケーだと言い出した。
ブンブンは夜1回、朝1回ならオッケーよと。
わたしが初めてのロングタイムとなるそうだ。
本当かよ。
若干疑わしいが、これから他の相手を探すのが面倒になってきたこともあり、急転直下でバーファイン決定。
即座にウェイトレスにバーファイン2500ペソを払う。ウェイトレスはびっくりしていた。
そのままホテルへ直帰。
オーキッドインの室内のテーブルに座って、彼女と向かい合わせとなる。
うーん、明るいところで見ると、3割減だなあ。
ゴーゴーバー店内ではかわいく見えたんだけど。
二人の子持ちらしいんで、しょうがないか。
シャワーを浴びるように促したが、23歳は面倒臭がって動こうとしない。
ならばと、二人ともシャワーを浴びずにそのまま開戦。
店内ではべったりだったので、サービスに期待していたが、これまた思惑が外れた。
スモーク不可で、ただ抜き差しするだけの作業となってしまった。
大ハズレではないけど、当たりにはほど遠い内容。
初日の20歳とは大違いだ。
約束していた通り、彼女はショートで帰ろうとはしない。でもしっかり服は着ている。
しばらくよもやま話をして時間を過ごす。
英語がしっかり通じるんで、会話は楽だ。
フィリピン人の男はうんざりで外国人の金持ちの恋人がほしいと言う。
白人がいいみたいで、アメリカ人を所望。
日本人や韓国人はあまり相手にしていないようだ。
うーむ。
このサービス内容ではアメリカ人を満足させられないぞ。
なんか、このまま一緒に一晩を過ごしても明日の朝もう一回やろうという気持ちになれそうにない。
もういいや。帰してしまおう。
「You can go home ok」と伝えると、彼女は納得したように帰り支度を始めた。
やはり、はじめからそのつもりだったのか。
まあ、わたしの読みが甘かったということかな。
というわけで今夜も一人寝。
ああ、昼間に抱きついてきた童顔が今さらながら悔やまれる。
アンヘレスの遊び方をもう少し勉強しないとなあ。