スワンナプーム空港1階にあるのがMAGIC FOOD POINTだ。物価の高い国際空港内にあって、格段に安い食事にありつける食堂である。

すぐ隣がパタヤ行きバスチケット販売所だということもあり、パタヤへ向かう際に利用する人も多いことだろう。

もしくは、日本行きフライトに乗る前に、わざわざ1階まで降りてきて、タイ最後の食事とすることもあろう。
個人的にはこの食堂を利用し始めて、15年以上になる。
利用回数は数しれず。
スワンナプーム空港で何か食べようかとなると、必ずといってほどマジックフードに立ち寄ってしまう。
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MAGIC FOOD GARDENで日本式カツカレー
タイでは定番のスタイルで、いわゆるクーポン食堂だ。まず好きな金額を告げて、カードにチャージする。支払いはそのカードで行う。余った残高は返金される。
料理はタイ料理がメインで、カオマンガイやらクイティアオやらぶっかけ飯やら。

ベトナム料理もある。
今回気になったのが、奥にほうに日本食ブースができていたこと。
その名も、Magic Tokyo Rame。

全然知らなかった。いつの間にできたんだ?
ラーメンとカレーライスと餃子がメニューに掲載されている。

トンコツラーメンが75バーツ。
トンコツエビフライラーメンが99バーツ。
カツカレーが99バーツ。
フライドチキンカレーが129バーツ。
エビ天ぷら丼が99バーツ。
餃子2個で30バーツ。
少々胡散臭いメニュー感は否めない。

寿司も販売。
サーモンやマグロは25バーツ。
タイで日本式カレーを見かけると、思わず吸い寄せられてしまう。
これはオーダーするしかあるまい。
ジャバニーズカレーライスウィズフライドポークが99バーツ。まあカツカレーですな。
5分ほどでカツカレーが完成。

うーん。
なんだ、このカレーの色合いは?
ルーが黄色というより赤いぞ。しかもとろみ一切なしのシャバシャバだ。いや、普通にスープじゃないか。
じゃがいもと人参と玉ねぎは原型を維持。煮込み感はまったくない。
ルーのお味は、日本式カレーとはかなりかけ離れたものだった。見た目通りである。
よくわからんカレーらしきスープって感じ。別に激辛ではないけれど、甘ったるいわけでもない。
でも決してまずくはない。
野菜はちょっとだけ固さが残っているものの、スープの味はちゃんと染みている。
普通に食べられる。
とんかつは薄い肉ながらも、まあとんかつと呼べる代物。
これもれっきとしたカツカレーだ。
体裁は日本式カツカレーではある。
でも、なんちゃって日本カレーだ。
タイではこの手のなんちゃって日本食が多かったものだけど、日本式カレーがタイでも浸透しつつある中、今どきのこのようななんちゃって日本カレーは逆に珍しいかもしれない。
タイ流にアレンジされた日本カレーだと思えば、これでもオッケー。
スワンナプーム空港内で100バーツ以下でこの料理にありつけるだけでも感謝しないとね。
ちなみに店員は若いタイ人女性で、まあ、かわいいこと。
日本式カレーよりもその店員に吸い寄せられたというのが正しい。
カレーはダメダメだったけれど、目の保養にはなったとだけ付け加えておく。
ちなみに、隣に座っていた若いタイ人男性らしき客は、ラーメンを食べていた。見た目は、あんまりおいしそうじゃなかったけれど。
なお、フードコートの一番奥まったところにドリンクコーナーがあって、コーヒーも販売。

アイスエスプレッソ、アイスアメリカーノ、アイスカプチーノなどが55バーツ。カフェアマゾンよりも安いローカル価格だ。
アイスエスプレッソがこちら。

味はカフェアマゾンよりも劣るけれど、空港内でこの量のアイスエスプレッソが55バーツで飲めるならば文句なし。
4階に出発フロアにあるカフェだったら、この2倍から3倍はする。
パタヤ行きバスに乗る前にここでコーヒーを買っておくといい。

ターミナルを出て左へまっすぐ進んでいくと、喫煙所あり。
カツカレーからのコーヒーとタバコのコンボで一服しましょう。
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