ひさしぶりにバンコクの夜をパトロールしてみた。
2023年9月以来のことだ。約半年の間隔が空いており、はたしてどのような変化があるのか。
まずは、定番どころのスクンビット通りから。
ゴールデンウィークにバンコクを訪れる人に参考になれば幸い。
ソイ7バービア群とビアガーデン合体
スクンビット・ソイ7にあるバービア群は、もともとソイ22にあったバービア群のバーが移転してきて誕生したもの。パンデミック中は、このソイ7バービア群くらいしか夜の店がオープンしておらず、大繁盛していた。それから一時期閉鎖されて、復活したものの客足は減少。落ち着いた状況となった。
ソイ7入口には大きなオフィスビルがオープン。半年前はまだ竣工前だったので、完成型を見たのはこれが初めて。JLKという名称だ。
スカイウォークからビルに直結しているが、夜間は入口が閉ざされている。
こんなビルの真横にバービア群がある。
で、半年ぶりにバービア群へ行くと、なにやら大きくなったように見える。
横幅が広がった。
隣接していたBeer Gardenがなくなっているではないか。
いや、Beer Gardenの看板自体は残っている。
でも、以前は屋敷タイプだったBeer Gardenの壁が取り壊されているではないか。
建物の大半の壁がなくなり、隣のバービア群と合体したような形になっている。
昔のBeer Garden時代のバーカウンターはまだ残っていて、営業も続けている。でも店舗の大きさは半分以下になった。3分の1くらいかも。とにかく狭くなった。
ビリヤード台が数台設置されていて、なんだか普通のバーになっている。
バーカウンターにはフリーランスらしき女性が数人座っているけれど、年齢層高め。
客も少ない。オレンジ色のシャツを着た店員のほうが目立つほどだ。
Beer Gardenが縮小したが、そのかわりに他のバービアが増えた。隣のソイ7バービア群の通路とつながっており、普通に行き来できる。
空き店舗のシャッターも残されているものの、明らかにバーは増加だ。
これでソイ7バービア群の規模は拡大した。
客はさほど多くないものの、ほどほどには入っており、寂れた感じはしない。
けっこう過ごしやすくなったかも。この雰囲気は悪くない。
バービア群の一番奥は簡易的な屋台村みたいになっている。
クイティアオやらバーベキューやら、気軽な食事が取れる。
さらには、イエメン料理レストランもできていた。BAB AL-YEMENという店名だ。
奥の奥からは、NANA SEAFOODレストランを抜けて、スクンビット通りに出ることもできる。
それにしても、ビアガーデンがこんな形になるとはねえ。
ファラン向けの昼間からやっているテーメーカフェとも言われたものだ。
フリーランスが好き勝手に座っていて、男性客から声をかけたり、逆に誘われたりといった遊びが昼間からできた。
正直レベルはきつかったが、たまに掘り出し物がいて、テーメーカフェよりも安く遊ぶことができた。
まあパンデミック前からかなり厳しい状況だったように思う。客もフリーランスも少なくなっていた。
昔ながらのバンコクの遊び場がまた一つ消えた。
いや、まだ完全に潰れたわけではない。
そのうち取り壊されるという噂はずっと出ていたので、とりあえずは生き残ってくれたのは良しとしようか。
ナナプラザ
みんな大好きのナナプラザへ。
周辺のバーはにぎわっている。
ナナプラザ入場には検問所あり。荷物検査が行われる。
ナナプラザ内も客は多く歩いている。ただ、アラブ系のグループ客が通路を塞いだり、店をのぞき見していることが多くて、けっこう邪魔。
東アジア系ではやはり日本人が一番多いかな。
ファランはどこにでもいる。
半年前と比較するとバーはあまり変化ないように見える。一部知らない店ができていたが。
1階奥にあるレインボー2がクローズしていた。
隣のオブセッションのレディボーイが話しかけてきて、事情を教えてくれた。
2階にあるレインボー4と1階のレインボー2をコネクトして、合体させるという話をレインボー4のオーナーから聞いたらしい。
なんでも日本風の作りにするという話だが、詳細は不明。
どうやって合体するのだろうか。レディボーイだけにそこが気になるところだ。
ちなみに、1階手前にあるレインボーは健在。このレインボーにはナンバリングがない。店頭で呼び込みしているダンサーがレディボーイにしか見えないのは気のせいか。
上階では、レインボー3、4、5、69CLUBが営業。
価格調査はしていないけれど、まあ飲むだけなら楽しめそう。
ソイナナのたちんぼ
ソイナナの歩道には多くのフリーランサーが客待ちをしている。
ナナホテル前からずっと下っていっても、そこかしこに立っている。
レベルは推して知るべしだが、ちょっと若めの女性に声をかけてみる。
すると、ショートの言い値が2,000バーツ。
そんなあほな。
まあすぐに1,500には下がるだろうけど、出鼻をくじかれる言い値だ。
交渉する気も失せてくる。
あと、ナナプラザ側の通りにはアフリカンな方々がけっこう多い。溜まり場もある。
日本人相手でも積極的に声をかけてくるんで、興味がある人は突撃してもいいかも。たぶん、1,500でいける。
テーメーカフェ
これまたみんな大好きなテーメーカフェへ。
テーメーカフェ前のタクシーの様子。
このあたりに立っているのはレディボーイが多い。
時刻は0時半頃。
階段を降りると、待ち構えた店員にドリンクコーナーへ促される。1ドリンク購入が入場料みたいなもの。
コーラ80バーツ。
店内は思ったよりも空いている。
週末だったが、ソンクラーン明けで遊ぶ人が少ないみたいなことを言っていた。
ちなみにこの日はパタヤではワンライでもっとも水かけが激しい祭りだったが、バンコクではとっくに水かけは終わっている。
店内で客を待つ女性陣は、ざっと60人くらい。
以前に比べると年齢層が上がっているのは否めない。
あ、そういえば、テーメーカフェ伝説の麦わら帽子おばさんを見かけなかったのだが、元気にしているのだろうか。
観光客然として顔でうろうろしていると、声をかけてくるのは年齢高めの人ばかり。
日本語で話しかけてくる。
日本語オッケー、一緒にシャワーオッケー、マッサージできる、サービスいいが共通の売り文句か。
言い値は3,000。協定価格だ、みたいなことを言う。でも、これでは売れないと判断し、すぐに2,500に下がる。人によっては、さらに2,000まで下がる。
いやいや、1,500で充分でしょう。
若そうな女性陣にはこちらから声をかけてみる。
最初日本語で話しかけるけど、面倒くさいのですぐにタイ語に切り替える。
やはり、言い値がショート3,000だ。
協定価格なんだろうね。
でも交渉可能。
とはいえ、厳に値下げに応じない女性もいる。
テーメーカフェの上は、ルアムチットホテルになっている。
ショート用の部屋があって、部屋代は700バーツ。
さくっと済ますにはルアムチットへ行くのが手っ取り早い。
価格交渉の際にはルアムチット利用といえば、ちょっと有利に働きやすい。
他にももう少し安いホテルがあるし、自分のホテルへ連れて帰ることもできるが、あんまり遠いと嫌がられる。
テーメーカフェは、言い値がショート3,000。でも相場的には2,500がいいところだと思う。2,000でもいけるかなと。
ソイカウボーイ
最後にソイカウボーイへ。
代わり映えのしないソイカウボーイだ。
実はあんまりソイカウボーイは好きではない。なんとなく相性がよくない。楽しくない。
店舗自体の変化はほとんど感じられなかった。
いつもどおりのソイカウボーイ。
店には入っていないし、価格調査もしていない。
とりあえず、バーはほぼすべて復活済みなので、ソイカウボーイ好きは訪問してもいいと思う。
まとめ
というわけで、駆け足でスクンビットのナナ~アソーク間の夜遊びスポットをめぐってきた。
基本的には、パンデミック前の状態に戻っている。
むろんなくなった店は多いし、逆に新規オープンした店も多い。
ソイ7のバービア群とビアガーデンの合体は目新しい話題だ。
遊び代としては、そこまで詳しく価格調査していないけれど、パンデミック前の+500と考えておけばいいかと。
ショート1500だったのが2000に、2000だったのが2500に、3000だったのが3500に、といった具合。
あとは交渉次第ですな。