以前より提案されていたチェンマイ国際空港の24時間化が正式決定した。
政府による即効性のある経済促進策として、11月1日より24時間化すると運輸大臣より発表された。
中国からの旅行者に対するビザ免除措置のより、年末のハイシーズンに多くの旅行者が押し寄せることに対応するため、空港営業時間の拡大が必要との判断だ。
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チェンマイ空港24時間化
チェンマイ国際空港の現在の運用時間は、午前6時から深夜0時まで。
2023年11月1日より24時間運用となる。
24時間化された最初のフライトは、タイ・ベトジェットの大阪行きで、11月1日の午前0時30分出発予定とのこと。関空着が午前7時50分。
報道ではそうなっているが、元々のタイ・ベトジェットのチェンマイ発関空行きVZ822便の出発予定時刻は23時20分、関空到着予定が6時20分。
10月31日のVZ822便の出発を少し遅らせて、11月1日0時30分発にするようだ。
チェンマイ発関空行きの搭乗レポートはこちらから。
関連記事:実際に乗ってみた、チェンマイ発関空行きタイベトジェットエア搭乗レポート
この時は23時00分発で、深夜0時前でもいくつかのフライトが出発予定となっており、出発ロビーにはそれなりに人が集まっていた。
また到着する便もあって、入国審査場には列ができていた。
国際線のフライトの多くが、韓国と中国の路線だった。
現在の1日あたりの国際線は20便で、利用者は約4800人。
24時間化することにより、今年の第4四半期には、チェンマイ空港国際線の利用者が約30%増加する見込みだという。定期運航便のほか、特別国際便も運航され、一日あたり36便になる。
チェンマイを訪れる観光客の急増が予想される。
空港24時間化により、チェンマイ空港を深夜に出発して、目的地に早朝に到着する中長距離路線に対応できるようになる。
フライト枠の増加やフライトスケジュール変更が可能となる。
参照:https://www.nationthailand.com/thailand/general/40032296
タイ観光産業促進策
このところ、タイ政府は観光産業促進策を矢継ぎ早に繰り出している。
中国とカザフスタンからの旅行者へのビザ免除措置を開始。
次にロシア人のタイ滞在期間を30日から90日へ延長。
サダオ陸路国境では出入国カードの提出不要措置も始まる。
思ったほど外国人観光客が戻ってきていないことが要因だ。
タイを訪れる外国人観光客の数は、今年は2700万人ほどになると見られる。パンデミック前の2019年は4000万人だった。
ハイシーズンに向けて、急ピッチで観光客を呼び戻そうとしている。
なお、国際空港の24時間化は、プーケット国際空港でも実施となる。
チェンマイ空港は中心部から車で10分か15分程度の距離にあって、旅行者にとってはすごく便利だ。
地元民にとっては騒音の元になるとして一部住民からは反対の声も上がっていたが、ハイシーズンに合わせて、24時間化に踏み切った。
チェンマイからは、タイ・ベトジェットで関空へ直行できる。
乗客の多くはタイ人観光客だが、日本人にも有益な路線。
チェンマイもいいところなんで、一度は行ってみましょう。
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