日本が開国へ向けて急ピッチで動きだした。
木原官房副長官がテレビ番組にて、水際対策の追加緩和に言及し、外国人観光客の入国制限を一体的に見直し、そう遠からず実施するとコメントした。
円安状況にはインバウンドが経済に効く。日本経済の回復のために入国制限を撤廃し、外国人観光客を受け入れる。
いよいよい日本開国だ。
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日本開国へ
9月7日に日本の水際対策は大幅に緩和された。
一番大きな緩和は、ワクチンブースター接種を条件に、日本入国のための陰性証明書が不要となったこと。これにより海外渡航先でわざわざ検査を受けて、陰性証明書を取得する必要がなくなった。
とりわけ帰国日本人にとっては大きな進展だった。
1日あたりの入国者数上限は、2万人から5万人に引き上げられた。航空会社では日本行きフライトの販売座席数が増やすことができて、実際にエアアジアなどは新規販売を再開した。
でも今さら入国者数上限の枠を設定すること自体が馬鹿げているという意見も多い。
外国人観光客の日本入国では、一部の国からの添乗員付きの完全パッケージ団体ツアーしか認められていなかったものが、全世界からの添乗員なしのパッケージツアーでの入国が可能となった。ただし、事前の登録やビザ取得は必須のままで、個人自由旅行は不可。特にビザ取得要件があるため、そうそう気軽に日本に観光へ行けるものではない。
事前に旅行代理店を通じて情報を登録して、面倒なビザを取得して、往復航空券と宿泊ホテルをすべて手配しないと旅行不可。
これでは、入国制限を緩和したといっても、インバウンドはまったく伸びない。
このような状況の中で、本日の木原官房副長官の入国制限見直しの声明である。
1日あたりの入国数の上限を撤廃する。
個人旅行を解禁する。
ビザ免除措置の再開。
これらを一体的に見直し、そう遠くないうちに実施しなければいけない。
この通りに実施されれば、日本は観光開国となろう。
以前のように、ビザ免除対象国からは、ビザなしで個人自由旅行が可能となる。
入国者数上限が撤廃されると、航空券は好きなだけ座席を販売できる。
タイから日本への観光旅行
タイのトラベルメディアでも、さっそく日本の動きを取り上げている。
日本政府が準備中。タイから日本への個人旅行が認められる。入国のためのビザ要件が緩和へ。入国者数制限は撤廃。
日本へ遊びに行きたくでうずうずしているタイ人は多い。
でも、その道はずっと閉ざされてきた。
高価なパッケージ旅行なら行けるが、多くのタイ人が敬遠。
でも、いよいよタイ人が日本へ自由に遊びに行ける日が見えてきた。
日本とタイの往来が自由化されれば、フライト便数も増え、航空券の価格も下がるかもしれない。
ただ急激にフライト再開となっても、航空会社や空港のスタッフの数が足りておらず混乱することもある。
今回の当たらな水際対策緩和については、まだ正式決定はしてないし、開始時期も不明だ。
そう遠からず実施するとのことだが、はたしていつになるのか。
9月7日の水際対策緩和は、発表から2週間ほど猶予があった。
今回も正式決定があと数日以内に発表されるとして、そこから2週間で実施となれば、ざっくり9月下旬から10月頭の開始となる。
ようやく日本の開国が見えてきた。
日本政府の正式決定を待ちたい。
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