タイ航空の関空-バンコク路線は現在1日1便での運航となっている。
関空発着ではJALもバンコク行きがあるけれど、週1便のみであまりにも使い勝手が悪い。
また成田や福岡と違い、関空発バンコク行きのLCCは運航していない。
10月末の冬期スケジュールからタイ航空が1日2便に増便することになった。これは朗報。
ただ、10月から運航開始予定のタイエアアジアXの関空-バンコク線にはまたもや暗雲が立ち込めてきた。
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タイ航空の関空発着路線が増便へ
タイ航空の冬期スケジュールは10月30日から始まる。
現在公式に発表となっているのは、10月29日までの夏期スケジュールだ。
チケット販売状況をチェックしてみると、10月30日以降の冬期スケジュールを確認することができる。
チケット販売上では、関空発着のバンコク線の増便が決定したようだ。
1日2便となる。
関空発は、現行の11時00分発に加えて、17時25分発が増便。
バンコク発は、現行の23時59分発に加えて、08個15分発が増便。
すでにチケット購入が可能となっている。
増便となっても、往復で10万円はするのが痛い。
それでも選択肢が増えるのはいいことだ。
JALでは10月1日発券分からの燃油サーチャージの値上げを発表した。
おそらくタイ航空も燃油サーチャージを値上げするだろう。
9月30日までに発券すれば、値上げ前の価格で購入することができる。
タイ・エアアジアXの関空-バンコク線販売停止中
タイ・エアアジアXでは、すったもんだの挙げ句に、今年7月に成田-バンコク線が運航開始となった。
幾度となくキャンセルと延期を繰り返した末の運航開始であった。
さらに今年10月には関空と札幌もバンコク線を運航開始予定と発表。
実際にプロモーションを何度も打ち、チケットを販売していた。
いよいよ、関空からもLCCでバンコクに行けるようになると多くの関空利用者が喜んだ。
さて、その後どうなったのか。
エアアジアのホームページで販売状況をチェックしてみる。
なんと、10月以降もすべてのフライトが新規販売停止中ではないか。
スケジュール上はフライトが出てくるが購入はできない状態となっている。
札幌-バンコク線も同様だ。
やはりチケットの新規購入は不可。
嫌な予感がする。
成田発着でも同じことが頻発していた。
飛ばすと見せてチケットを販売したあとでキャンセルを繰り返していた。
成田-バンコク線が本当に飛んだのはいいが、またもやエアアジアお得意の手法が復活したのかもしれない。
10月の関空と札幌発バンコク行きが本当に運航開始となるかはまだわからない。
新規販売は取りやめても、すでに販売済みのフライトについては運航する可能性もある。
おそらく現在は内部調整中で、そのうちしれっと販売再開するかもしれないし、しれっと一斉キャンセルするかもしれない。
こればっかりはわからない。
さらに、10月からは毎日運航予定だった成田線もこの通り。
週4便での販売しかしてない。
残りの3便についてはスケジュールは表示されるものの、新規購入はできない。
バンコク発成田行きはノーフライトで表示されている。
バンコク発に関しては日本の水際対策による1日あたりの入国者上限数の制約で販売できないのだろう。
エアアジアでは、10月12日から福岡-バンコク(ドンムアン)路線の就航開始を発表したばかりだ。
関連記事:タイエアアジアがバンコク-福岡路線運航開始へ、タイ航空の福岡線も再開へ
福岡はタイエアアジアによる運航で、成田・関空・札幌のタイエアアジアXとは別もの。
別会社とはいえ同じエアアジアグループだ。
福岡が就航して、関空が就航しないとなれば、なんとも奇妙な状況だ。関空が泣く。
関空発のエアアジア便を予約していた人は多いと思う。
今のところ予約済みフライトのキャンセル通知は出ていないもよう。
フライト予約している人は、もうしばらく様子見をしたほうがよさそうだ。
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