タイへの旅行者が増えている。
4月には事前の陰性証明書が不要となり、5月にはTest&Go制度が廃止となった。
日本からの旅行者も確実に増えている。
各種統計よりタイへの旅行者の数を取り上げていこう。
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タイへの日本人旅行者数
タイの観光スポーツ省が統計データを発表した。
2022年4月にタイを訪れた外国人旅行者の国別人数だ。
⇒https://www.mots.go.th/News-link.php?nid=14008
XSLXファイルをダウンロードしてエクセルなどで開くと閲覧できる。
データを元に順位を作成してみた。
1位 イギリス29,647人
2位 インド27,309人
3位 ドイツ19,769人
4位 シンガポール17,943人
5位 オーストラリア17,182人
6位 アメリカ17,116人
7位 フランス14,132人
8位 日本11,164人
9位 マレーシア10,793人
10位 イスラエル9,850人
日本は7位となった。
今年4月の日本人のタイ入国者は11,164人で、昨年4月は304人だった。3,572%増ということになる。
中国は8,728人。自国民の海外旅行旅行制限しているわりには多い。
インド人は27,309人で前年が103人だったので、なんと26,413%増。
ちなみに今年2月末まではほぼトップだったロシアは一気に下落。それでも5,223人もタイに入ってきている。
チョンブリ・パタヤの外国人観光客
今年4月1日から4月30日、チョンブリ-パタヤエリアを訪れた外国人観光客は91,823人と発表された。
Test&Goで83,201人、サンドボックスで3,237人、AQ5,385人。
国籍別ではインドが1位。
5月1日にTest&Goは廃止されたが、4月まではTest&GoとサンドボックスとAQ(強制隔離)の3つの入国制度があった。
いずれにせよタイランドパス登録には到着初日のホテルは必須のため、滞在場所は特定できる。
少なくともタイ到着初日はチョンブリ-パタヤエリアに宿泊したことになる。
国籍別ではやはりインド人がトップ。
この1,2ヶ月というもの、パタヤではインド人観光客の姿が日に日に増えている。
統計からも体感からも納得の結果だ。
これからパタヤはローシーズンとなる。
欧米からの旅行者は天気が悪く暑いローシーズンは敬遠しがちだ。
ローシーズン中の観光客の多くは、インドやベトナムなどアジアから来ると予測される。
2022年5月のタイ入国者
こちらはCCSAが資料として発表しているもの。
空路でのタイ入国者
2022年5月1日から27日
合計:490,637人
タイ人:隔離なし88,757人、隔離5日間158人
外国人:隔離なし401,390人、隔離5日間332人
今月の外国人旅行者は、27日までで約40万人。あと4日あるが50万人には届かないだろう。
今年10月のハイシーズンからは1ヶ月100万人の外国人観光客がやって来ると予想されている。
6月1日よりタイ人はタイランドパス登録が不要となる。
また、隔離5日間の制度は廃止となる。
6月以降はすべてのタイ入国者は検査も隔離も不要だ。
タイ空路入国者の出発地トップ10
2022年5月1日から27日
1.シンガポール68,435人
2.インド58,716人
3.ベトナム25,273人
4.マレーシア24,804人
5.カンボジア21,087人
6.アメリカ20,407人
7.イギリス18,255人
8.オーストラリア18,077人
9.UAE14,933人
10.ドイツ13,346人
これは、あくまで出発地であり、必ずしも国籍というわけではない。タイ人帰国者や経由旅行者なども含まれている。
シンガポールからは帰国タイ人も多いだろうから、観光客でいえばやはりインド人が最多となろう。
タイランドパス登録件数 2022年4月29日から5月28日
申請:740,580
承認:719,986
却下:15,134
保留中:5,460
6月1日からはタイ人はタイランドパス登録が不要となる。
外国人は登録義務が継続。
ただ、簡素化され、ワクチン接種証明書と最低1万ドル補償の医療保険とパスポートを登録すれば、即座にQRコードが発行される。
ワクチン未接種の場合は、ワクチン接種証明書のかわりに、72時間以内のPCRもしくはATK検査による陰性証明書をアップロードすればいい。
強制隔離制度は廃止となるため、すべての入国者はタイ到着時の検査も隔離も不要で自由に入国できる。
まとめ
6月1日にタイは全面開国する。
陸路国境もすべて開放されることになっており、陸路での入国者も増えるだろう。
日本でいえば、6月1日よりタイからの入国では検査と待機が一切不要だ。
日本からの旅行者がさらに増えるはず。
また、6月10日よりタイ人の観光目的での日本入国が認められる。添乗員付きパッケージツアーのみだが、日本に行きたいタイ人は少なくない。
日本とタイの往来が活発になればいい。
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