カオニャオマムアンとは、もち米とマンゴーを一緒に食べるタイのスイーツ。
今タイではカオニャオマムアンが話題だ。
タイ人アーティストのMilliがアメリカのコーチェラフェスに出演し、ステージ上でカオニャオマムアンを食べるパフォーマンスを披露したことで、タイ人SNSで大反響を呼んだ。
昨日は朝からタイ各地のカオニャオマムアン屋が大繁盛したという。
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パタヤのカオニャオマムアン
パタヤでもカオニャオマムアン屋は人気。
Milliの影響で、パタヤカンにあるカオニャオマムアンでは朝からカオニャオマムアンを求める人がやって来たという。
(Sophon Cable TVより)
地元テレビ局に取り上げられたのは、メーウイライ市場横にあるカオニャオマムアン屋だ。
漢字表記から勝手に日本語読みして「蓮姐さん(はすねえさん)」と呼んでいる。
夜に訪れてみたが、若いタイ人女性数人が買い求めに来ていた。他にもフードデリバリーのライダーが出来上がりを待っていた。
が、今回食べたいのはもともと蓮姐さんの隣の市場内にあったカオニャオマムアン屋のメーサイトーンだ。
メーウイライはこのとおり取り壊し中となっている。
中にあった店舗もすべて撤去された。
カオニャオマムアンメーサイトーン
以前はメーウイライ市場の片隅にあったが、市場取り壊しに伴い、少し離れた場所に移転した。
同じパタヤカン沿いだが、かなりサードロード寄りとなった。
移転先地図
以前と同じく店先にはマンゴーがずらりと並ぶ。
ちょっと無愛想だが腕はたしかなおばさんが切り盛りしている。
以前は屋台スタイルだったが、移転後は店舗型に変わっている。
店内でイートインもできるようだ。
メニューも増えている。
カオニャオマムアンは80バーツ。
カオニャオアイスクリームが55バーツ。これうまそう。
他にも乾き物のスイーツなども販売。
客は多くて、夜でもタイ人がひっきりなしに買いに来る。
カオニャオマムアンを持ち帰り。
大きめの容器にマンゴーがたっぷり。
マンゴーは完熟寸前らしく、一部酸っぱい。それでも甘みたっぷりで、柔らかい。
カオニャオは冷めておらず温かいまま。屋台で売っている普通のカオニャオとは違って、かなり柔らかい炊きあがりだ。
練乳付きだが、どろどろのオリジナル練乳そのままではなく、さらさらに薄めてある。
マンゴーに練乳をかけて甘くして、それをもち米と一緒に食べる。
これがカオニャオマムアンというもの。
いびつな組み合わせに感じる人は多いに違いない。
でも、食ってみな。飛ぶぞ。
とリキ語録が飛び出しそうなほどうまい。
これは癖になる。
甘いのは甘い。ひたすらに甘い。
でもやめられない。
メーサイトーンのおいしさの秘密は、マンゴーよりもカオニャオにあると思う。
他とは違う炊き加減のもち米が、少しだけ酸味がありつつも甘いマンゴーと絶妙に絡み合い、そこにさらりとした練乳の甘みが追いかけてくる。
口の中でカオスかつ整然としてハーモニーを奏でて、味覚がぶっ飛び、脳みそが震えるのである。
たしかに飛べる。血糖値も上がる。
まあ、タイ人はよくこんなスイーツを考案したものだ。
それをアメリカ屈指の大型ミュージックフェスのステージで食べるパフォーマンスを披露したMilliはすごい。
パタヤのメーサイトーンはローカルの間ではずっと人気だった。
移転したことを知らない人もいるかもしれない。
現在もちゃんと営業している。
パタヤでカオニャオマムアンならメーサイトーンへ。
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