パタヤのバービアが復活しつつある。
ソイブッカオ、ツリータウン、さらにソイ6までも再開している。
表向きはレストランであるものの、実に8ヶ月ぶりの再開だ。
いよいよパタヤに活気が戻ってきた。喜ばしい事態だ。
その一方、ついに力尽き、営業を諦めて、バービア群の敷地ごと売却するケースも出ている。
パタヤを代表するバービア群が消滅した。
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ソイメイドインタイランド
センタンの向かい側という最高の立地条件を誇っていたソイメイドインタイランドバービア群。
土地のオーナーがバービア群としての営業をやめ、土地ごと売り渡したようだ。詳細な内情はともかく、バービア群としては完全終了となった。
取り壊しが進み、現在はこのような状況となった。
残骸がどんどん取り払われ、ほうほぼ更地状態に。
もはやかつてのにぎやかだったバービア群の面影は何も残っていない。
単なる思い出のかけらでしかない。
なんとも悲しい光景である。
バービア群の中の個々のバーは土地のオーナーから営業権を一時的に得ているに過ぎない。
バービア群にかぎった話ではないけれど、土地のオーナーが「やめる」と判断したら、そこで終了。
テナントは出ていくしかない。
バー関係者に話を聞いたところ、次に何ができるのかは知らないとのこと。
ショッピングモールではなく、ホテルかコンドミニアムになるとの憶測が流れている。
土地販売価格を教えてもらったが、まあかなりの金額である。
立地条件は抜群のため高額でも買い手はつくようだ。
コンドミニアムになるなら、セカンドロード沿いにまたコンドミニアムが増えることになる。
ソイ3バービア群
ノースパタヤのビーチロードソイ3内にあるバービア群。名称不明。
昨年の第1波明けの7月に一部店舗が営業再開したが、客足はさっぱり。
ほどなくして、バービア群全体の閉鎖となった。
今でもFor Rentの看板が上がったまま。
借り手が現れないようだ。
ひょっとしてまたバービア群として再開される可能性は残っているが、なかなか厳しそうだ。
ドリンキングストリート
ノースパタヤのターミナル21パタヤ隣にある巨大バービア群がDRINKING STREET。
パタヤを代表するバービア群の一つだ。
ここは昨年の3月18日の娯楽施設閉鎖後、一度も再開することはなかった。
そして、ついにバービア群全体がFor Rentとなった。
バービアに隣接するレストランなど、すべての土地を含めての借り手募集だ。
先月には別の張り紙を見かけた。
海鮮市場として貸し出すというお知らせだ。
今月に入ってからは、その張り紙もなくなった。
さらに、これまで残っていたバービアの備品などが撤去され、一部施設の解体も始まっている。
バーカウンターなどは残っているが、単なる廃墟だ。
バービアとして再開する可能性も潰えたと考えていい。
ドリンキングストリート内のターミナル21側の店舗は数年前に新しく作り変えたばかりだが、あえなく撤退となる。
ターミナル21の真横という最高の立地条件が逆に仇となったのかもしれない。
また、近年はノースパタヤの客足が変化。
バービアを好むファランたちはノースパタヤに行かず、ソイブッカオ界隈だけで遊ぶようになった。
ノースパタヤのメイン客は中国と韓国となり、特に中国の団体客はバービアには行かない。
中国団体客が皆無となり、ノースパタヤを歩く外国人はいなくなった。今は週末にパタヤへ遊びに来たローカルタイ人たちばかりだ。
このままノースパタヤのナイトライフは衰退していきそうだ。
ウォーキングストリートのサイモンバービア群
ウォーキングストリートでは、一部のミュージックバーやバービアが再開している。
でも大型ディスコやゴーゴーは営業再開不可。
ウォーキングストリートには、ドリンキングストリートと同系列のSIMONバービア群が2つある。
ウォーキングストリート内では最大のバービア群だ。
随分前から2つともFor Rentとなっていたが、奥にあるSIMONはついに借り手が現れたようだ。
すでに取り壊し作業に入っている。
崩壊したバービアの向こうに海が見える。
これもまた悲しい光景だ。
バービア群は消滅し、次になにができるかは不明。
ウォーキングストリートの海側の店はもう営業できないかもと言われ続けて久しいが、どうやら再建は可能のようだ。
ただ、海にせり出した形では建物を作れないと思う。
海に面した建造物の規制が厳しくなっていて、もうなにがなんだかわからない状況のままウォーキングストリートの海側の店は存続している。
なお、ウォーキングストリート手前側にあるもうひとつのSIMONは、まだFor Rentの看板が出たまま。
内部は朽ち果てることなく持ちこたえているといった感じだ。
ウォーキングストリートは厳しい状況のままだ。
ソイブッカオ界隈がものすごい勢いで復活しているのに比べると、あまりの暗さと閑散ぶりに愕然とする。
これは昨年のパンデミック発生以来、ずっと同じ状態だ。
娯楽施設再開が可能であっても、ウォーキングストリート内の営業再開店舗は限られ、特にバービアは苦戦していた。
バービアで飲む層は主にファランで、そのファランたちはソイブッカオで飲むことを好む。わざわざウォーキングストリートには行かない。
また、パンデミック以前でも、ウォーキングストリート内のバービアの客は減っていたように思う。
SIMONも昔ほどの勢いはなくなっていた。これはドリンキングストリートも同様。
中国やインドから訪れる観光客は激増したが、バービアで飲む人は少ない。
パンデミックによりトドメを刺されたような形といえるかもしれない。
まとめ
ソイメイドインタイランド、ドリンキングストリート、SIMONは消滅した。
パタヤを代表するバービア群がその姿を消した。
悲しいけれど、これが現実。
パンデミック前のパタヤの姿は二度と戻ってくることはない。
新しいパタヤの再生に期待しよう。
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