17日目
終わりなきノーブンブンライフについに終止符が打たれる時がやってきた。
実に9日間。
長かった。実に長かった。
無駄なだらだらした日記が続いて、書き手としても申し訳ない気持ちでいっぱいだったが、わたしの下半身のタンクはそれ以上にいっぱいいっぱいだった。
20歳の新人バービア嬢とのやり取り
さて、20歳のバービア嬢は生理が終わっていた。
これでペイバーすれば、すべてがうまく収まる。
食事がまだだったので、屋台のパッタイを注文。
彼女のぶんもオーダー。二人分で100バーツ。
レディドリンクも奢って、パッタイをつつきながら、酒を飲む。
ついでに彼女のスレンダーな体もつつく。
ビリヤードで球もつく。
今夜は下半身のキューで彼女のホイをつきまくる。
勝利は近い。
うふふ、期待が高まってきた。
よし、そろそろペイバーだ。
「じゃあ、行こうか?」
が、「マイサバイ」だからと、まさかのペイバー拒否。
おいおい、勘弁してくれよ~
単にペイバーされたくないだけなのか、それとも本当に体調が悪いのかはわからない。
ビリヤードもしていたんじゃんかよ。
油と砂糖まみれのパッタイを完食するくらいなら、胃腸も大丈夫だろうに。
よくわからん。
よくわからんが、無理なことはわかった。
じゃあ、バイバイ。
意気消沈してブッカオをうろうろ。最近こんなのばっかり。
ソイダイアナやソイハニーインあたりを、意味もなく、ぐるぐる周遊する。
手はひっぱられるものの、食指は動かない。
ソイ7まで出向くのも面倒になってきた。
LKメトロのゴーゴーバーへ
どうでもいいやと、ソイLKメトロにある一軒のゴーゴーバーに入ってみる。
ゴーゴーバーだけに、そこそこのルックスのダンサーがいる。
でもどうせ、バーファイン800バーツとか1000とかかかって、ショート2000とか2500、ロングが4000とか5000とか言われたあげく、性格も擦れていて、サービスも良くないときたら、わざわざ大金を払ってペイバーする気にもなれず、ただ黙って安いドラフトビールをちびちび啜るだけの、みみっちい遊びしかできない。気分転換がてら入ってみただけだ。
チップ目当てで安易に言い寄ってくるダンサーやウェイトレスはシャットダウン。
と、一人の童顔のダンサーがしれっと隣にすわってきた。
ちょっと化粧がヘタな感じもするが、雰囲気は悪くない。
レディドリンクを奢っていないのに、積極的に会話してくれた。
年齢は19歳とのこと。
パタヤ歴は数ヶ月。以前はウォーキングストリートで働いていたらしい。
店の名前を聞くと、人気上位にランクするゴーゴーバーである。
日本人韓国人に人気があったと自分で言っていた。若さあふれるルックスと明るい性格も顧慮すれば、さもありなん。
ショート3000、ロング5000もらっていたそうだ。まあ、たいそうな儲けぶりでうらやましい。
でも、今はLKのゴーゴーなんで、ショートが2000、ロングが4000の言い値でやっているとか。
じゃあなぜLKメトロに移籍したかというと、自称19歳だが実は…というやつで、ごにょごにょ制限にひっかかるとか何とか、やんごとなき事情により、店を移らざるを得なかったとか何とか、あまり詳しくは書けないわけで、歯切れの悪い文体ともども、そのあたりの事情はごにょごにょと察してもらいたい。
ローシーズンのLKメトロということもあり、客が少なくて苦労しているらしい。
案の定、ペイバーしてとお願いされた。
ショート2000バーツでしょ、だめだめと断る。
「1500バーツではどう?」とダメ元で提案してみた。
一瞬考えた後に、「1500でもいいよ」と19歳。
タイ語では、「パンハーコダーイ」。
あれま、まじですか。
このレベルでも1500バーツを受けて入れてくれるんだ。
ちょっと驚き。
ウォーキングなら3000クラスなのにね。
それでも、バーファイが800にショート1500を足すと、2300バーツ。
うーん、けっこうな額だな。バービアなら余裕でロングで連れて帰れる額面だ。
でも、1万円=3000Bの時に両替しておいたぶんがあるな。
それに、もう9日もブンブンしていない。
直感では、この子はいける。サービスも良さそうだ。性格もいい。
楽しめること間違いなし。
ええい、ペイバーしちゃえ。
まともにゴーゴバーでペイバーするなんて、何年ぶりだろうか。
もちろん、前回のパタヤ沈没時のように、懇意にしている女性の仕事を休ませるためにペイバーしたことはある。でも、店の中で知り合ったダンサーを、チップ額も決めた上で正規にペイバーするなんて行為は、もう何年もしていない。
わたしにしては大英断である。
半ば勢いでペイバーしてしまった。
19歳も満面の笑顔。いい子だね。
部屋に連れて帰って、さっそくベッドに押し倒す。
もう待てねえ。
シャワーを浴びずに、即ブンブンだ。
彼女も積極的に応じてくれた。
自称19歳、でも実は…という若い体を堪能した。
シャワーを浴びてないせいかオムは拒否されたけど、あとはオッケー。
いやあ、よかったわ。
もやもやがすべて晴れた。下半身のタンクも一瞬にして空になった。
先端のたまりを見せながら、「アスチ ユゥユゥ」と言うと、きゃははと笑ってくれた。
終わってからも、すぐにシャワーを浴びず、じっと甘えるようにしてもたれかかってくる19歳。
わたしの胸に手を当てて、その細い指先で愛おしむように撫でてくるのだ。
まあ営業戦略の一環なんだろうけど、この態度は男ごころを絶妙にくすぐる。
おそるべき、自称19歳、実は…である。
高値になってしまい、スレ嬢の増えたゴーゴーバーをかなり敬遠してきたけど、まだまだ探せばいけるんじゃないの。
ゴーゴーバー並びにゴーゴー嬢にちょっと偏見を抱いていたかもしれない自分を責める。
言い値がショート2000以上になってからは、本気で交渉することすらしなくなっていた。
これからは、ゴーゴーバーも積極的に攻めてみようかな。
まあ、たまたまなのはわかっている。たまたま客が少ない時期で、たまたまお互いの波長やらルックスの好みが合致して、たまたま出会いのタイミングがよかった。それだけのことだろう。
タイ語の話せない短期旅行者でもなんとかなると思う。
今回の会話はすべてタイ語だけど、別にタイ語が話せなくても、大丈夫じゃなかろうか。
言葉なんかより、タイミングとノリのほうが大事だよ。
久しぶりに気持ちのいい夜となった。
満足満足。
できればショートではなくて、ロングがよかったが、次回以降は格安料金でもロングに応じてくれそうだ。
次回へ繋げられる、いいペイバーだった。
さらば、ノーブンブンライフ。
Gダイアリーは休刊となりました。これが最終号。電子書籍版のみ。
紙媒体の最終号はこちら。最新の最強マップを切り取って使いたい人は、品切れ前に購入しておきましょう。