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2015年8月~パタヤ沈没日記

タイ入国拒否寸前? 空港イミグレーションでO-I認定されてしまうがパタヤ沈没スタート。

投稿日:

そろそろパタヤ沈没生活の時期である。
日本の夏には飽きた。蒸し暑すぎる。タイへ避暑へ出かけよう。

いつものように、関空からエアアジアでさくっとドンムアン空港へ。
フライト時間5時間20分という過去最速記録を叩きだしてくれた。

ドンムアン空港到着時刻

関空を深夜12時過ぎに離陸して、タイ時間の3時半過ぎにドンムアン空港のコンコースに出られた。
往復航空券代2万6千円でこのスピード、実にありがたい。

ここまではよかった。

2014年にビザラン規制が始まってからは、いつもドキドキするイミグレーションへ。
前々回は訪問理由だけを質問された。「ホリデー」というだけで問題なく入国できた。
前回は、質問すらなく、スタンプを押してくれた。
でも、今回は何となくイヤな予感がしていた。

わたしの並んだ列には10人ほどが順番待ちしていた。
担当官は仏頂面の中年男性。
なかなか列が進まない。慎重にパスポートの中身をチェックしているようだ。

わたしの一つ前に並んでいるのは日本人。
滞在先のホテルを聞かれていたものの、すぐに入国許可が降りたようだ。
で、わたしの番となる。

普通に手続きが進む。
まず、滞在予定日数を質問された。
「約1ヶ月」と答える。
本当は2ヶ月の予定であるが、さすがに長過ぎると疑念を抱かれそうなので、短めにしておいた。
帰りの航空券の提示は求められなかった。
これはこのままいけるかなあ、と思いきや、パソコンの画面を凝視する係官。
で、上司と思しき女性係官を呼んだ。

 

ここからは、わたしとその女性係官とのやり取りとなる。
年の頃は40代後半くらいの優しそうな雰囲気。

いきなりタイ語で話しかけてきた。
以下、女性係官はすべてタイ語、わたしはタイ語と英語のちゃんぽん。
係官のタイ語がすべて聞き取れたわけではないので、おおよその意味だと思って欲しい。

係官:何しにタイへ?

わたし:遊びです(マーティアオ)

係官:本当?

わたし:本当です。タイで働いていませんよ

困ったような表情を浮かべる女性係官。
わたしを手招きして、イミグレーション審査台に置かれたパソコンの画面を見るように誘導した。
はじめて間近で見たな、この画面。
そこには、大きく「6」と数字が書かれていて、あとはタイ語でのアラート表示らしき文章が並んでいた。わたしはタイ語が読めないので、説明してもらう。
どうやら、去年から今年にかけてのノービザでの入国回数を表しているようだ。

振り返ってみよう。

2014年1月、ノービザ空路入国で30日。
2014年5月、ノービザ入国で30日。
2014年6月、ラオスへビザランして陸路での再入国後、20日滞在。
2014年9月、ノービザ空路入国30日。
2015年1月、ノービザ空路入国後、パタヤイミグレーションで滞在延長、計50日滞在。
2015年5月、ノービザ空路入国30日

うむ、たしかに6回連続でノービザ入国している。

今回で7回連続のノービザ入国となる。

でも、滞在日数はともかく、タイ入国の頻度はそれほど多くないはず。年5回や6回の短期滞在を繰り返している旅行者や出張者はたくさんいるはずだ。

その後も、きちんと説明してくれる女性係官。タイ語オンリーなので完全には理解できないが、やはりノービザでの滞在日数が問題のようだ。
毎回のように期限ギリギリまで粘っているからなあ、わたし。

ちなみに、この女性係官は、とても親切で愛想もよかった。人のいいおばさんって雰囲気で、すごく好感が持てた。

 

係官:あなた、タイ人の恋人はいるの?

えらい唐突な質問をしてきた。だが、なるべく好印象を持たれるように答えねば。

わたし:はい、います。

係官:結婚するつもり?

ここも思案のしどころだ。タイとタイ人が好きだということをアピールせねば。

わたし:はい、来年には結婚しようかと。

係官:それがいいわね。結婚したら、ノンイミグラントビザが取れるから、心配いらないわよ

わたし:はい。わかりました。

係官:しょうがないわね。今回は入国してもいいわよ。でも、次回からは必ずビザを取ってね。ラオスでもマレーシアでもいいから。

以上のようなやり取りの末、今回に限り、ノービザでの入国を認められた。

じっと座って聞いていた男の係官が、ぽんっとスタンプを押した。で、「O-I」って書いていいのか、上司に質問する。
書いていいよ(キアンコダイ)」と答える上司の女性係官。

これが、O-I書き込みの実物だ!

イミグレーションO-I書き込み

あ~あ、ついに書かれてしまった「O-I」の文字。「I-O」表記となるとか、スタンプが押されるといった噂もあるが、普通に手書きでO-Iだった。

すでに薄汚れていて、うまくやれば消えそうな感じ。でも、データがコンピューターに残っているはずなんで、文字だけ消しても意味ないだろうけど。

まあ、そろそろビザラン認定されてもおかしくないだろうなあ、と思っていたのでそれほどショックはない。入国拒否されなかっただけでも、よしとしよう。

実際はビザランではなくて、普通に日本へ2ヶ月ほど帰ってから、またタイを訪れているだけなのだが、適切なビザを取得することなく長期滞在を繰り返しているという意味では、ビザランナーと見なされてもやむをえまい。
日本人へのノービザ入国30日許可は、毎回のように期限ギリギリまで滞在していいよというお墨付きではないんだろうね。

 

さて、ノービザ入国の場合、バンコクやパタヤのイミグレーションで申請すれば、30日の滞在期限延長ができる。
今回の本当の滞在予定は2ヶ月である。ノービザ入国してから、ジョムティエンのイミグレーションオフィスで30日の延長をするつもりだった。
気になるのは、この状況で滞在延長が認められるかどうか。

一応、女性係官に聞いてみたら、オッケーとの返事。

ただ、実際にパタヤのイミグレーションで申請してみないことには、はっきりしないだろうなあ。

もし滞在延長が認められなかったら、一度タイ国外で出る必要がある。O-I認定されているので、当然陸路でのノービザ再入国は不可。
ビエンチャンに観光ビザを取得しに行くなくちゃいけない。面倒くさいなあ。

購入済みの帰国便は2ヶ月先だけど、手数料を払うかキャンセルして1ヶ月先のチケットに変更しようかなあ。
いやあ、もったいないなあ。今回はパタヤに2ヶ月沈没する気まんまんだしなあ。
うーん、悩ましい。
まあ、出たとこ勝負だ。なるようになるだろう。

 

タイのノービザ入国規制に関しては、情報が錯綜していて、どうにもはっきりしない
たとえ空路であっても、ノービザ入国は年2回までとの噂もあるし、年に5,6回ノービザ入国を繰り返していても問題ないとの情報もある。実際に問題なく何度も入国を繰り返している人もいるだろう。

今回も、最初に対応したのが別の係官だったら、すんなりと通過できた可能性もある。もちろん、前回の時点で引っかかっていた可能性もある。

断言できることは何もない。

ただ、毎回のように滞在期限ぎりぎりまで粘っているような中長期滞在者は、要注意。
いつ、恐怖の「O-I」文字が書き込まれるか、わかりませんぞ。

そのO-I書き込みを指示したおばさん係官だったけど、とにかく印象は良かったんで、後味は悪くならずにすんだ。
おっしゃるとおり、次回はビザ取りますよ。

 

ともあれ、無事にタイ入国を果たした。
気にしたってしょうがない。
次回の訪タイの際は、事前にビザを取得することが確定した。日本で取るかビエンチャンで取るかは、あとで考えればいい。
今は、この認められたタイ滞在を楽しむしかない。

いいってことよ、気楽にやるさ。
さあ、パタヤへ行きますか。

2015年8月パタヤ沈没編スタート!

でもゴールは見えません、あしからず。

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