2月15日のタイ国内状況。
新規に確認された感染者数は昨日よりも減少。
南アフリカ発とされる変異株がタイで初めて発見された。
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タイ全国の感染状況
2月15日発表、タイの新規感染確認者は143人
(累計24,714)
外国からの入国:11人
国内感染(病院にて検査):64人
積極調査:68人
死亡:2人(累計82人)
病院での検査64例内訳
サムットサコーン53(タイ人27、ミャンマー人25、カンボジア人1)
サムットソンクラーム1
ナコンパトム8
チョンブリ2
積極調査68例内訳
パトゥムタニ50(タイ人37、ミャンマー人8、ラオス人5)
サムットサコン16(タイ人10、ミャンマー人6)
バンコク1
ペチャブリ1
亡くなったのは、ウボンラチャタニに住む62歳男性。糖尿病、腎疾患、高血圧の基礎疾患あり。
もう一人は、サムットサコーンの78歳の男性。
外国からの入国11人は隔離中の検査で陽性が確認されたもの。
出発地は、エジプト、ドイツ、イギリス、UAE、アメリカ。
国内で確認された感染者に占めるサムットサコーンの割合は、132人中69人。52.27%。
今年に入ってからの感染者数の推移
左から病院で見つかった国内新規感染者、外国からの入国、積極調査と並ぶ。
タイ保健省によるアジア各国の統計
日本とマレーシアは減少傾向にあり。
チョンブリ感染状況
2月15日発表、チョンブリの新規感染確認は2人
(累計652人)
チョンブリ県では3日ぶりに新規感染が確認された。
地区はバンラムン(パタヤ含む)。
2人は、オーストラリアと中国人の夫婦。タイには3年間住んでおり、症状はない。海外渡航のため病院で検査したところ感染が発見された。ただし、ごく微量の遺伝物質が検出されたもので、すでに感染してからかなりの時間が経過しているものとみられる。感染を広げるおそれはないが、ガイドラインにしたがい、病院で隔離のうえ治療される。
チョンブリ県保健局の話では、チョンブリではいつか誰かの感染が見つかるだろう、なぜなら感染者がチョンブリを訪れることがあるし、積極調査も継続しているからだ。引き続き各個人が厳格な衛生措置に従ってほしいと。
昨年12月に発生した感染新波のチョンブリ県内新規感染者数を示したカレンダー
政府ブリーフィング概要
3日間連休のあと開催された政府ブリーフィングの概要。
・南アフリカの変異種に感染した事例が1件確認された。1月29日にタンザニアから帰国した41歳のタイ人男性。SQ(政府隔離検疫施設)に入っており、市中感染が広がるおそれはない。
・パトゥムタニの2つの生鮮市場で新たなクラスターが発生、すでに19件の症例が確認されている
・65万4865人の外国人(ミャンマー、ラオス、カンボジア)労働者が登録した。緊急措置によりさらに2年間タイで合法的に働けることになった。すべての労働者は健康保険に加入し、検査を受けることになる。
・CCSAは、特定の国籍の人たちや高リスクとされる地域の人たちへの差別や偏見を抱かぬよう要請
高リスク国からの入国で隔離期間を21日に延長?
CCSAのブリーフィングでは、南アフリカの変異種での感染確認をうけて、高リスク国からタイ入国時のスクリーニングプロセスをさらに厳格化すると言及があった。
現在の14日間隔離から21日間隔離へと延長するというものだ。
南アフリカ、それにイギリスからの入国に際しても21日間隔離とする可能性があるとしている。
詳細は不明のため、おって情報を待つ。
規制緩和に関する発表なし
前回の全国的な規制緩和は2月1日に実施された。
これまでのパターンだと2週間後の2月15日あたりが次の規制緩和の検討日であるはずだった。
が、本日のブリーフィングでは、規制緩和に関する声明は特になし。
南ア変異株によって隔離期間の延長が検討されるという規制強化の話が出たくらいだろうか。
タイ国内の規制緩和も、外国からの入国制限の緩和も何もなし。
バンコクではいまだに娯楽施設の再開は不可で、パタヤでは娯楽施設の営業は11時まで。
明日以降動きがあるかもしれないが、いまのところは規制措置内容に変化なし。
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