1月8日から1月9日にかけてのタイ国内情勢とパタヤの様子を少々。
チョンブリ県を出入るする際の規制はすでに始まっている。
モーチャナに関する情報も。
また、パタヤビーチでは事件も起きた。
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タイ全国の感染状況
1月8日発表、タイの新規感染確認者は205人
(累計9841人)
外国からの入国:16人
国内感染:131人
移民労働者への積極調査:58人
死亡:0人(累計67人)
国内感染県別
サムットサコーン37
バンコク29
サムットプラカン22
チョンブリ10
など
昨年12月15日以来、一人も感染者が報告されていない県は20県。
シーサケット、ヤソートーン、ブンカーン、ノンブアランプー、ロイエット、カラシン、サコンナコン、ナコーンパトム、ムクダハン、プリー、パヤオ、チェンライ、メーホーソン、ウタイターニー、ピッサヌローク、パンガー、チュンポン、パッタルン、パッタニー、ヤラー。
チョンブリ感染状況
1月8日発表、チョンブリの新規感染確認は31人
(国全体の統計とはタイムラグがあるため数値は異なる)
(累計478人)
新規感染地区別
バンラムン地区(パタヤ含む)3人
シラチャー地区25人
など
シラチャーの感染経路の概要が新しく発表になっている。
シラチャーの累計が186人。
パブ(スナック)で感染した日本人は一人増えて累計12人に。
また、その日本人と接触したことにより感染した人が5人増えて累計10人となった。
⇒https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=1910942455724242&id=318251788326658
また、1月8日付けでチョンブリ県の新しい感染者タイムラインも発表になっている。
やはりシラチャーが多い。
Alfa Health、イースタンタワー向かい側のミドリ、イオン、半兵衛、おでんクンちゃん、居酒屋おしん、サイアム商業銀行ロビンソン、アユタヤ銀行ロビンソン、クルンタイ銀行ロビンソン、アタラモールなど。
日本人に関連するスポットが目立つ。
何度もタイムラインに登場する店もある。
シラチャーも狭い日本人社会だろうし、行動範囲が自ずと似通ってくるのはやむをえないか。
ロビンソンの銀行は先日カシコン銀行もタイムラインに上がっていた。もはやどこでも感染リスクはある。
タイ各地のホテルが悲鳴
国内での感染拡大により、観光地のホテル業界が悲鳴を上げている。
ハイシーズンが台無しになったと。
チェンマイのホテルでは、キャンセルが増加し、新規予約もなくなった。
主な客層はバンコクからの旅行者だが、レッドゾーンに指定されているバンコクから県をまたいだ旅行を自粛するよう政府から要請が出ており、客がやって来ない。
チェンマイ全体のホテルの稼働率は10%にまで低下したという。
また、ラヨーンに約1000軒あるホテルのうち90%は、稼働率がほぼゼロのため、一時閉鎖に追い込まれた。
ラヨーンは、厳重高度管理地域(レッドゾーンよりさらに厳しい赤黒ゾーン)に指定されており、入県時および旅行者が自分の県に戻った際に14日間隔離が必要。これでは旅行者は来ない。
稼働率がゼロになるのも当然の結果といえる。
参照:https://www.bangkokpost.com/business/2047419/high-season-lost-operators-ask-for-50-salary-subsidies
バンコクエアウェイズがフライトキャンセル
CCSAが県間移動を控えるよう促していることを受けて、バンコクエアウェイズが2路線の運航をキャンセルした。
サムイープーケット
プーケットーハジャイ
1月10日から1月31日まで
手数料無しでチケットの日程変更可能。
1月11日から1月31日までランシットのチケット販売オフィスは閉鎖する。
バンコクエアウェイズでは、一部ルートの減便をすでに発表。
また、下記のルートは1月31日まで運航延期となっている。
バンコクースコータイ
バンコクートラート
プーケットーウタパオ
モーチャナ騒動
県外移動の際にインストールしておくことが必要とされるモーチャナというアプリケーション。
モーチャナのダウンロードは強制義務があるのか問題となっていた。
CCSAのスポークスパーソンが改めて説明した。
チョンブリ、ラヨーン、チャンタブリ、トラート、サムットサコーンの5県(厳重高度管理地域)にいる人はモーチャナを使用する必要がある。
これは、緊急事態宣言下のおける命令17号で規定されている。
モーチャナを使って行動履歴を記録しておくことは、もしも誰かが感染して、訪れた場所をすべて思い出せない時に、情報隠蔽の罪から保護する役割があるという。
もしも意図的に情報を隠蔽しさらにアプリも使用していなかった感染者は、17号に定められた新しい規則に違反しているとみなされ、最大で懲役2年または4万バーツの罰金もしくはその両方が科せられる。
モーチャナの役割は、速やかな追跡調査を助けるもので、医療関係者の負担軽減のために役に立つ。聞き取り調査の費やす時間を節約することができるからだ。
CCSAは、モーチャナの使用を推奨している。
ただし、使用しないことによる罰則はない。
参照:https://www.bangkokpost.com/thailand/general/2047791/position-tracking-app-required-in-5-provinces
前日の説明と同じものとなった。
つまり、モーチャナをダウンロードする強制義務はない。罰則もない。
ただ、感染が発覚した場合に、当局の調査に対して嘘を付いたり情報を隠匿した場合は罰則がある。
モーチャナを使っていれば、調査もスムーズに進むし、当然罪に問われることもない。
あと、外国人に対するモーチャナ利用についてはどうにも不明瞭。
基本タイ人向けのアプリのようで、外国人には使いづらく不評。
タイチャナは外国人でも簡単に利用しているが、モーチャナはたぶんほとんどの外国人が利用していないような気がする。
個人的には、モーチャナは入れず、行動履歴は覚えるようにしている。まあ、あまり外出しないのが一番だが。
パタヤビーチ
昨日1月9日のパタヤの昼間。
日差しが強く、まぶしい。
ビーチには人がまばら。
遊歩道の日陰では、ゴザを敷いて集まっているグループがところどころにいる。
どうやら、ビーチでの飲酒は控えるよう指導が入っているようだ。特にグループで集まっての宴会は禁止。
昨年のロックダウン時にはビーチへの立ち入りそのものが禁止になったが、まだそこまでは厳しくなっていない。ただし、ビーチに限らず、大勢で集まって宴会をするといった行為は禁止となっている。
ビーチチェアなどの営業は今までどおりに継続している。
客が少ないせいか、一部業者は店じまいしているようだが。
なお、1月8日の朝、パタヤビーチで殺人事件が発生している。
刑務所から出所して間もない男が、女性と口論となり、ナイフで刺した。目撃者が多数いた中での犯行だったという。
その後女性は亡くなり、逃亡した男は逮捕された。
ロックダウン措置による治安の悪化とは別問題だろうが、おそろしい事件ではある。
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