各レストランが生き残りをかけて様々なプロモーションを実施中のパタヤ。
セカンドロード沿いにある有名レストランのKISSでは、ガパオライスと水のセットを29バーツで提供している。
KISSのあるアーケード内の状況と合わせてレポート。
KISS FOOD & DRINKS
正式な店名はKISS FOOD & DRINKSのようだが、単純にKISS FOODと呼んでいる人が多いような印象。
キッスレストランでも通じるだろう。
パタヤでは有名店。
いつも客で埋まっているような印象がある。
店内席のほか、隣のアーケード内にもテーブルがあって、外では喫煙もできる。
わたしも10年くらい前までは何度か利用していた。
というのも、当時はパタヤの飯情報はあまりなく、情報源はGダイアリーの最強マップくらいなもの。
そこには、「24時間営業の使える飯屋」みたいな紹介文でキッスが掲載されていた。
まあ、実際、立地は便利だし料理はタイ料理も西洋料理もあって価格的にもそこまで高いわけでもなく、利用しやすいのは間違いなかった。
ただ、パタヤに慣れてくると、別にキッスで食べなくても他にいくらでもあるしなあとなり、足が遠ざかるようになった。
たぶん、同じような道をたどったパタヤリピーターは多いはず。
さて、非常事態宣言下でレストランの店内飲食が禁止され、ずっと閉店していたキッスレストラン。
6月19日に再開予定となっていた。
再開告知とともに、29バーツのプロモーションも予告。
無事に営業再開し、29バーツのプロモーションも実施。
プロモーションはすぐに終了するかと思っていたが、7月に入ってからも継続中。
ようやく食べることにした。
店内はファラン客とタイ人客が少々。
決してがらがらではないが、以前のようなにぎわいはまったくない。
席についてから、店員が検温とアルコール消毒を求めてくる。
QRコード登録は無し。
座席はソーシャルディスタンス仕様で利用できるテーブルは限られているようだ。
ガパオライスセット29バーツ
オーダーはむろんガパオで。
具材は鶏肉限定。ガパオガイとなる。
スパイシーにするか聞かれる。むろん、スパイシーで。
辛くないガパオはガパオじゃない。いや、辛すぎるとだめだが、適度な辛さでお願いします。
ペットボトルの水も無料でついてくる。
ガパオライスには、目玉焼きもセット。
思ったよりも肉の量は多いし、味付けも申し分なし。
唐辛子もしっかり入っている。
やや汁多めのガパオ炒めで、辛いけれど食べやすい味。
これで29バーツは破格値だ。安すぎる。
VATやサービス税も不要で、支払いは29バーツぽっきり。
来店している人の半分はこのプロモーションをオーダーしているようだ。
特にタイ人客はガパオ一択のような雰囲気。いかにも夜で働いていそうな際どい格好とメイクをした若い女性二人組がバイクでやって来て、ガパオをオーダーしていた。
ファラン系の客はハンバーガーとかを食べているが。
いつまでこのプロモーションを続けるかは不明。
食事に困ったら、KISSへ来れば、安くておいしいガパオが食べられる。
ありがたい話ですな。
地図
本来は24時間営業だが、現在は短縮営業中。
具体的な営業時間は不明だが、夜10時くらいには閉店している。
ちなみに、パタヤ内には、他にもKISS FOOD店舗あり。
ジョムティエンのセカンドロード、ナックルア通り沿い、さらにはソイサイアムカントリーにもある。
他店舗が営業再開しているかは不明。
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アーケード内のビーフイーター
KISS FOODはアーケードの入り口に位置している。
アーケードの名称は知らないが、中にはマッサージ屋やレストランが並ぶ。
KISSの向かい側にあるマッサージ屋には、昔はよく通っていた。
2階に大部屋があって、タイマッサージが1時間200バーツ。
現在は営業再開しているが、ほとんど客は見かけない。
セカンドロード沿いのマッサージ屋はどこも集客に苦労している。ソイブッカオ沿いはまだマシ。
アーケード内で一番有名なレストランが、Beefeater(ビーフイーター)。
が、今現在も閉店が続いている。再開する様子はちっとも見られない。
日本語の看板のあるロングホーンステーキハウスは営業再開済み。
400gのオーストラリアンTボーンステーキが695バーツ。
他にもプロモーションあり。
スーツ仕立て屋も営業しているが、客が来るとは思えない。
あとはほぼ営業しておらず、アーケード内は暗いまま。
なんとも寂しい状況だ。
まとめ
何度も何度も毎回のようにくどくて申し訳ないが、ビーチロードやセカンドロード近辺の店は本当に客がいないのだ。
ソイブッカオまでくれば、けっこう人も多くて、それなりに活気もあるのだが、ビーチロードとセカンドロードは壊滅状態。
KISSのような有名店でも、このような格安プロモーションでなんとか来店者を集めているほど。
単価の高いビーフイーターが再開したところで、客が集まるとは思えない。ビーフイーター好きの在住者もいるが、たまにしか行けない。
日本での生活と同じだ。毎日にように数千円もするステーキを食べに行く人がどれだけいるのか。
たまの贅沢でそういった店に行くことはあっても、日常的に利用するのはKISSのガパオのような安い店だ。
それと同じこと。
短期旅行者なら短い滞在期間で毎日のように多少贅沢な食事もするだろうけど、日常生活となれば日々の食事は淡々としたものになる。
KISSのように外国人旅行者だけなく在住外国人やタイ人も利用する店なら、なんとか生き残っていけそうだが、短期旅行外国人をメイン顧客にしている店は、本当にきついと思う。
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