タイ全国紙でも報道されているが、パタヤのビーチが閉鎖された。
以前からビーチ付近でのアクティビティは禁止されてはいたものの、砂浜を歩いたり海へ入ることは物理的に可能だった。
が、昨日5月7日にビーチに進入禁止のテープが張られて、はっきりとビーチ利用禁止が打ち出された。
ビーチへの進入すること自体が禁止となる。
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本日のパタヤビーチの様子
ノースパタヤからウォーキングストリートまで、ビーチ沿いにはすべてテープが張られて、ビーチに入れないようになっている。
No Entryの看板
各国語表記での注意喚起あり。
中国語はなんだかフォントがきつく感じる。
規則違反者には、最高で監禁一年と罰金10万タイバーツ。
厳密には明日5月9日から新ルールが適用される。
ビーチへの立ち入りそのものが禁止。当然、遊泳も禁止。
ビーチ脇のサイドウォーク(遊歩道)は利用可能。ただし、単身での運動のみ。ウォーキング、ランニングなど。
運動をやめてはいけない。立ち止まるのは禁止。動き続ける必要あり。
グループで集まることも禁止。
一人で動け、そして止まるな、ということだ。
エリアは、パタヤ市全域のビーチ。
パタヤビーチ、ジョムティエン、プラタムナック、コージー、ウォンアマット、クラティンライ、ナックルアのランポー公園、バリハイ埠頭。
これらの8箇所のビーチは、午前9時から午後9時まで完全に閉鎖される。期間は5月9日から5月31日まで。
違反者には、初回は警告のみ。2回目からは重い懲罰が課されることがある。
明日9日からは、パタヤの各ビーチに監視所をもうけるとのこと。
これはマイクショッピングモール前の監視所らしきテント。本日はまだ無人。
パタヤビーチでは、他にはパタヤ警察署前にも監視所あり。
ジョムティエンビーチでは、サーフキッチンレストラン前に監視所が設置されるとのこと。
今日見たところでは、ビーチには誰も進入していない。犬と鳩はいた。
遊歩道を利用している人はけっこう多い。散歩、ランニングなど。
少数ながら座っている人もいる。
もっと数は少ないが、立った状態で客を探している人もいないわけではない。
このペースで人が増え続けると、指導が厳しくなっていきそうな感じがした。
タイでは規制緩和が進んでいるが、パタヤビーチは規制に逆行する形となっている。
これは、パタヤロックダウンの検問所が撤去され、人の出入りが自由となり、パタヤのビーチに人が集まるのを防ぐ目的がある。
またアルコール販売が再開され、ビーチで集会や宴会が開かれないようにするためだ。
ビーチに人が集まることで、感染拡大の第二波を招きかねないと警戒されている。
パタヤのあるチョンブリ県では2週間連続で新規感染者が見つかっていない。
最後の入院患者も回復して本日無事に退院した。
なんとか感染フリーの状態までもってきた。
ここで新たな感染拡大を招く自体だけは避けなければならない。
5月31日まではパタヤのビーチは完全閉鎖。
あと3週間はあるが、もうしばらくの我慢だ。
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