タイでは、非常事態宣言が発令されて、1ヶ月が経過。
店舗閉鎖、夜間外出禁止令、ロックダウン、酒類販売禁止など強い規制が続いている。
だが、数字を見れば、効果ははっきりと現れてきている。
4月29日の発表で、タイ全国での新規感染者が9人。
前日は7人と、着実に一桁台で推移している。
5月1日からは一部規制が解除となる見通しだ。
明るい兆しが見えてきた。
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パタヤは新規感染者14日間の連続ゼロ
4月29日のチョンブリ県発表では、パタヤを含むチョンブリ県の新規感染者がゼロ。
チョンブリにおける新規感染者ゼロは5日連続となる。これは過去最長のこと。
累計では87人。
パタヤ市が属するバンラムン群では、まだ10人の患者が治療中。
パタヤ市も詳細を発表。
新規感染者はゼロ。
これで14日間連続で新規感染者が見つかっていない。4月16日から29日までの14日だ。
パタヤ市の感染者の累計は31人。
治療中が5人、回復済みが24人、死亡が2人。
死亡した2人は外国人。
バンラムン群全体の感染者が41人で、うち31人がパタヤ。
41人のうち、男性20人、女性21人。
パタヤ市内の感染者31人のうち、男性17人、女性14人。
パタヤ市内の感染者の31人の国籍別うちわけ。
タイ15人
ロシア8人
フランス2人
イギリス2人
ドイツ1人
日本1人
スウェーデン1人
オーストラリア1人
日本人感染者が回復したかはどうかは不明。死亡はしていない。
まとめ
外部からパタヤ中心部へ入ることを禁止したロックダウンが本格再始動したのが4月16日のこと。
単なる偶然かもしれないが、それから2週間、新規感染者が発見されていない。
検疫期間といわれる14日間の新規感染者ゼロなのは素直に喜ばしい。
パタヤ市が無料で検査を行うなど積極的な感染者有無確認につとめているとはいえ、無症状の感染者がまだ残っている可能性は充分ある。
チェックポイントをすりぬけて感染者が外部から入ってくる可能性もある。
油断はできないが、状況はかなり改善されてきたと思われる。
非常事態宣言は5月末まで延長されたが、一部規制は緩和されることになるだろう。
チョンブリならびにパタヤの規制がどのように緩和されるかはまだ未定。
検問所を継続するかも不明。
この一ヶ月以上パタヤの状況を見てきたが、一部違反者がいるものの、ほとんどのタイ人と外国人がきちんと規制を守っている。
とりわけ職を失ったであろう大多数のタイ人(ならびに近隣国からの出稼ぎ者)は苦難な局面にさらされながらも、冷静に行動しているように見える。
無償の炊き出し行為はあちこちで行われている。
単なるお気楽なパタヤ沈没外国人にしてみれば、本当に頭が下がる思いだ。
非常事態宣言は一ヶ月延長となったが、あともう少しと希望を信じて、今は耐えていくしかない。
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