昨日、11月4日のこと。
パタヤ地方裁判所から3人の囚人が逃走をはかった。
3人は、武器や薬物の所持で逮捕収監されている囚人だ。
(当記事は新しい情報が入り次第、更新していってます。最終更新は11月7日午後11時半頃。)
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第一報
3人は、何らかの方法で武器を持ち込み、警官一人を襲撃。
鍵を奪い外部へ逃走。
裁判所前では仲間がピックアップトラックで待機しており、すぐさま逃亡。
どうやら銃を所持しているもよう。
それからは行方不明となっている。
脱獄した3人のうち、一人はアメリカ人、一人はその妻といわれるタイ人女性、もう一人はタイ人男性。
第一報:Pattaya News
第二報
すぐさま非常線が張られるものの、脱獄犯たちは発見されず。
パタヤ各地に検問を設置、さらにチョンブリ全体にチェックポイントを拡大している。
また、アメリカ大使館ならびに、パタヤから到達可能な国境チェックポイントにも通知した。
逃走者たちは、パタヤのどこかで身を潜めていると考えられている。
また、武装しており、大変危険。
もし見つけたとしても、決して近づかず、警察に通報すべし。
続報:Pattaya News
脱獄犯について
地元パタヤ英字紙のPattaya Oneは、逃走中の女性について独自の情報を交えて記事を上げている。
記事:Pattaya One
(画像引用もここより)
この記事と、それに先立つ記事によると、タイ人女性は昨年別のアメリカ人に濡れ衣を着せていたもよう。
無実の罪で逮捕され、1年ほど収監されたアメリカ人だが、その後、容疑が晴れて釈放されている。
このタイ人女性は、アメリカ人、ドイツ人、スウェーデン人の3人の夫がいるそうだ。
疑いの余地なく危険かつ狡知な女性だと、Pattaya Oneは断じている。
逮捕の報道は未だなし
このブログ記事を書いているのが、11月5日の午前1時過ぎ。
現在のところ、逃走犯がつかまったという報道は入ってきていない。
やはり、パタヤのいずこかに隠れていると思う。
さすがに中心部にいるとは考えにくいが、それでも危険な状態ではあるのは間違いない。
パタヤ滞在中の人は、注意のほどを。
続報(11月5日)
11月5日。
逃走に使われたピックアップがシラチャーで発見され、脱走を手伝ったとされる2人のタイ人が逮捕された。
が、いまでに凶悪犯3人は逃走を続けている。
おそらくカンボジアとの国境を目指していると見られている。
当局は、3人の逮捕につながる有力な情報提供に5万バーツの報奨金をかけた。
続報(11月6日)
11月6日。
脱獄犯のうちの一人、タイ人女性がサケオで身柄確保されたもよう。
やはり、カンボジアへの逃走をはかろうとしていたようだ。
残りの2人は、いまだ行方不明のまま
逮捕(11月6日)
11月6日の午後、サケオの森の中で3人とも身柄確保された。
先に捕まったとされる女性は、逃走を幇助していた別人。
カンボジアとの国境から数キロ離れたサケオの森の中に脱獄犯3人が隠れているのを警察は察知。
徐々に包囲網を縮めていく。
警察の包囲網に観念したのか、まず脱獄犯3人のうちのタイ人男性が両手をあげて投降。
その後、警察は残り2人のアメリカ人とタイ人夫婦に迫る。
投降せよとの説得を無視して、銃を振りかざすアメリカ人。
最後には、アメリカ人が妻のタイ人女性と自らに向けて発砲。心中をはかった。
タイ人女性は妊娠3ヶ月。
タイ人女性は軽症だったが、アメリカ人は重症。警察に身柄確保され、そのまま病院に搬送されたが、病院にて死亡が確認された。
アメリカ人は、薬物大量所持ならびに売買容疑で、死刑宣告を待つ身だったとのこと。
記事:Pattaya News
また逃走を手伝ったタイ人も複数逮捕されている。
パタヤ地方裁判所への武器の持ち込みを助けたとされるタイ人もパタヤで逮捕された。
悲劇的な結末ではあったが、これにて一応事件の収束を見た。
裁判所への武器の持ち込み方法、共犯者たちの素性など、さらなる捜査がされるだろう。
アメリカ人は危篤状態だが死亡はせず(11月7日)
11月7日。
アメリカ人は病院で死亡したと伝えられていたが、まだ生きているとの発表があった。
危篤状態に変わりはなく、いつ生命維持装置が外されてもおかしくない。
また、アメリカ人に撃たれたタイ人妻は、当初は軽症との報道だったが重症とのこと。
記事:Pattaya One
パタヤ警察会見(11月7日)
11月7日の午後、パタヤ警察が公式会見を開いた。
サケオで自らの頭部を撃ったアメリカ人は死亡扱いとするとのこと。これは、脳死を人の死とするタイの定義によるもの。
当初は妊娠しているといわれたタイ人女性は妊娠しておらず、一部報道では重症ともいわれたが、実際の容態ははっきりしないとのこと。
逃走を手伝った10名の逮捕も発表。
逃走に使われた車両5台が押収済み。
記事:Pattaya News
一連の事件の流れを時系列順に詳しく記載した記事はローカルタイ語サイトで確認可能。タイ語のみ。
犯行に使われた武器や道具や車などの押収品、逃走ルートまで詳細に書いてある。
フェイスブック記事:Pattaya Update News
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