今回のアンヘレス旅行で最初に泊まったのがデベラホテルだ。
ここは2012年の開業当初に一度宿泊したことがある。
新築なので当然だが綺麗そのものだった。が、一番安い部屋だったせいもあり、とにかく狭かった印象しかない。冷蔵庫のドアを開けると、ベッドの縁にあたってしまい、全開できなかったほどの狭さだった覚えがある。
しかも隣ではユーロテルホテルが工事中でとにかくうるさかった。
(2012年当時の様子)
それ以来、なんとなく宿泊を避けていた。
今回ひさしぶりの投宿となった。
部屋はリノベーションしてあるのか綺麗なままを維持。
思ったよりも広くて快適。
立地条件は抜群。
あらためていいホテルだと感じた。
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目次
デベラ ホテル (Devera Hotel)
クラーク空港からのジープニーをメインゲート前で下車。
歩いて数分でデベラホテル到着。
正面
アゴダで予約してあり、チェックインは簡単。
パスポートを渡して、書類にサインするだけ。
ロビーにはソファが置いてあり、チェックインが済むまで一休み。
チェックインが終わり、まずはウェルカムドリンクのクーポンを渡される。
が、すでにレストランは閉店しているため、明日利用できるとのこと。
あとは、カードキーとWi-Fiパスワードを渡されて、自力で部屋へ。
エレベーターは1機。
客室フロアは7階まで。Dは屋上レストランとなっている。
廊下
ドアは、カードキーで解錠する。
部屋内部(スモーキングルーム)
部屋の電気はカードキーを挿すと通電するタイプ。
予約したのはスタンダードクイーンという部屋。アゴダで予約可能な中では一番下のグレードだと思われる。
喫煙希望とあらかじめ伝えてあり、そのとおり、喫煙可能な部屋をアサインしてくれた。
入ってみて、意外と広いのにびっくり。
以前泊まったときよりも明らかに広い。
アップグレードされている可能性が高い。
おそらく、デラックスかスーペリアのどちらか。
広いといっても、パタヤの同価格帯のホテルに比べると狭いが、とりあえず不満はない。
オープンから7年経過しており、さぞ劣化していると覚悟していた。壁の塗装にほころびが見えるし、木製家具が傷んできているものの、思ったより劣化は少ない。
普通に綺麗な状態を維持している。
ベッドの上には、無料の水が2本と、巧妙に細工されたタオルセット。
タオルは、バスタオルが2枚とハンドタオルが2枚。
ベッドの片側にはサイドテーブルあり。電話機も置いてある。
コンセントの差込口は両サイドにある。便利。
ベッドのマットレスは特にへたってもおらず寝心地は悪くない。
枕とクッション多め。
ベッドからテレビを見るにはちょうどいい位置。
作業机は大きめで、電子ケトルとカップ類とお菓子類が置かれてある。
インスタントコーヒーも有料だと思われる。
冷蔵庫内はミニバーとなっている。すべて有料。
クローゼット内には、セーフティボックスあり。
ただし、ロックされており、そのまま使用不可。従業員に解錠を頼む必要あり。
丸テーブルと椅子が2脚。
灰皿が置いてあり、やはり室内喫煙可能。
いちおう窓もあった。
が、外の景観はゼロ。
汚れまくった配管や壁が見えるだけ。
喫煙時の換気くらいには役立つかなと。
エアコンはフィリピンでよく見かける小型の壁埋め込みタイプではなくて、普通のタイプ。
効き目は問題なし。寒いくらいによく冷える。リモコンもあって便利。
夜は、遠くで車の音がたまに聞こえる程度でとても静か。
ただし、壁は薄いようで、廊下を人が歩く音はよく聞こえた。
テレビは壁掛け液晶タイプ。
日本のチャンネルもいくつかあった。
Star Channel、NHK BSプレミアム、NHK BS1、BSフジ、NHKワールドなど。
他にもあるかも。
FOX SPORTSも映るので、F1やUFCも見られる。
チャンネルによっては受信状態よくないことがあったが、概ね綺麗に見られる。
浴室内
浴室は狭い。
ドアの開閉と出入りに苦労する狭さ。
洗面台、トイレ、シャワーが一体となっている。
シャワーカーテンと床に仕切りがあり、シャワーを浴びても、床全体がずぶ濡れになることはない。
シャワーは天井固定式のみ。
水圧と温度は申し分ないが、いかんせん浴びにくい。
窓があって開閉可能。換気はばっちり。
洗面台は小さい。コンセント差込口はあり。
アメニティは、固形石鹸、コンディショニングシャンプー、歯ブラシ2個、トイレットペーパー。
ドライヤーは置いていない。リクエストするば用意してくれるかも。
浴室は狭いけれど、ほどほどに清潔。
他の部屋
清掃中の部屋を少しのぞいてみた。
ここは奥にジャグジーが見える。
しかも窓があって、外の景色をのぞめる。
なかなか良さそう。
こちらはジャグジーなしだが、広めの部屋。窓もある。
下位グレードはどうしても部屋が狭い。
広い部屋が希望なら上位グレードにするのがいい。
屋上レストランと喫煙所
屋上階にはレストランがある。
エレベーターの表示は「D」
レストランの営業時間は、午前7時から午後4時まで。毎日営業。
ウェルカムドリンクはこのレストランでいただける。
アイスティーのみ。
まあ、特に可もなく不可もない紅茶である。
ついでに食事も取ることに。
客室内にもメニューがあって、事前チェック可能。
簡単なブレックファーストセットあり。
卵とトーストとコーヒーのセットで140ペソなど。
本格的なイングリッシュブレックファーストは265ペソ。
ドリンクは、コーヒーや緑茶が60ペソ、コーラ70ペソ。
ビールはサンミゲルが70ペソ。
せっかくなんで、フィリピン料理をオーダーしてみた。
Rice Mealsというご飯とおかずがセットになったメニューから選ぶ。
Pork Adobo(ポークアドボ)140ペソ。
醤油ベースのタレとにんにく風味が特徴の豚の角煮といったところか。
肉もご飯も熱々。
これがうまい。
味つけがかなり濃いけれど、それでもどこか上品な感じが漂う。
街中のぶっかけ飯屋で食べるようなアドボとは完全に別物のように思えた。
まあ大してフィリピン料理を食べてきたわけじゃないけれど、これまで食べた中ではこれがベストの味とさえ言える。
ぶっかけ飯屋だとせいぜい70とか80ペソくらいだろうし、価格が全然違う。
比べるのは野暮な面はあるが、たしかにうまかった。
ちなみに無料の水も出してくれる。
レストランから外へ出ると、屋外スペースとなっている。
喫煙所あり。
喫煙ルームに宿泊していると、喫煙時はこの屋上喫煙所か1階玄関脇の灰皿のある場所まで出向く必要あり。
屋上からの長めはなかなか良好。
正面にはSMクラーク。
ジープニーターミナルも見下ろせる。
西を向けば、プリメタ方面がのぞめる。
この屋上喫煙スペースが、レストラン営業時間外でも使えるかどうかは不明。
Wi-Fi無料
パスワードを入力するだけのタイプ。
接続状態は良好。切断されることはなかった。
通信速度は、夜7時の時間帯でこのとおり。
4.5Mbpsとあまり早くはないが、動画サイトが見ることはできるレベル。
利用者の少なくなる夜中はもう少し早くなるかと。
なお、SMARTのSIMカードを挿したスマホを利用していたが、室内でも電波は拾っていた。
ジョイナーフィー無料
JF無料。
IDカードチェックも無しだが、これは任意でできるかも。
地図と周辺施設
地図
クラーク空港からのジープニーの降車場所であるメインゲート(ジョリビー前)からホテルまでは徒歩3分ほど。
アンヘレス初心者でも迷わずにホテルにたどり着けると思う。
ウォーキングストリートの入り口ゲートまで徒歩5分。
大型ショッピングモールのSMクラークが目の前に見える。ジープニーターミナル内を抜けていくと早道だ。
プリメタ方面フレンドシップ行きのジープニー乗り場は至近距離。
関連記事:【アンヘレス】フィールズ~プリメタ間のジプニーの乗り方
コンビニは近所にミニストップとセブンイレブンあり。
ホテルすぐ隣には、ポニーテールというバーと、パンがおいしいベーカリーカフェが並ぶ。
有名なレストランであるマルガリータステーションもすぐそば。
ウォーキングストリート内にあるホテルよりも便利といえる立地だ。
この絶妙な立地の良さが、初心者からベテランまでを虜にする。
宿泊料金と予約先
スタンダードクイーンルームがアゴダで1泊3000円ほどだった。
おそらく1450ペソほど。
レート次第だが、安いときは2700円前後で出ていることもある。
今回はおそらくアップグレードされているため、実際に宿泊した部屋はもう少し高くなるはずだ。
まとめ
アップグレードされている可能性が高いが、部屋はすごく満足。
期待以上に広くて清潔。
タバコも吸えて、窓もある。
浴室が狭いのはわかっており、許容範囲。
夜は静かなわりに立地条件は便利。
1泊だけで済ますのがもったいなく感じた。
狭すぎる部屋は勘弁しいてほしいが、この広さと快適さなら、もっと長く滞在してもいい。
あとは価格次第。
隣りにあるユーロテルホテルのほうが新しいが、部屋はあまり良くない。喫煙不可。
関連記事:アンヘレスの格安ホテル、ユーロテル アンへレス (Eurotel Angeles)宿泊レポート
喫煙不可で窓なしの部屋となるが、近くにある950コンドテルのほうが、安いグレードでも部屋自体は広いと思う。清潔度は同じくらいか。
関連記事:【アンヘレスのホテル】950 コンドテル (950 Condotel)宿泊レポート
このあたりの便利な立地条件と部屋の清潔さでホテルを選ぶなら、デベラか950コンドテルを比較すればいいと思う。
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