LKメトロにあるKilkenny Bar & Guest house(キルケニーバー&ゲストハウス)。
1階がバー兼レストランになっていて、2階以上がゲストハウス。
パタヤにはよくある形式。
以前ブレックファーストの紹介記事は書いた。
関連記事:ソイLKメトロのKilkenny(キルケニー)でブレックファースト
ここの日替わり料理がずっと気になっており、いくつか食べてみた。
まさにイギリス料理というラインナップと中身。
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KilkennyのToday's Special
店頭のホワイトボードに手書きでメニューが書いてあるし、店内には写真付きで掲示してある。
タイ料理も日替わりメニューに入っていることもあるが、ここでは割愛。
洋食のみ紹介。
月:バンガーズ&マッシュ、グリルドチキンブレスト(各175バーツ)
火:レバーベーコン(175バーツ)
水:ビーフシチュー(175バーツ)、オージーバーガー(225バーツ)
木:ポークチョップ(175バーツ)
金:フィッシュ&チップス(175バーツ)、ビーフラザニア(199バーツ)
土:コテージパイ(175バーツ)
日:ローストラムディナー(199バーツ)
ファラン飯がずらり。
それもイギリス料理が多い。
決して安くはないが、激高でもない。
激安の洋食屋がいくつもあるパタヤにおいては、やや高めの料金設定といったところ。
ドリンクはホットコーヒーが45バーツ。
コテージパイ
まずは、土曜日の日替わりから。
Cottage pie,served with Veg & gravyという表記。175バーツ。
コテージパイは有名なイギリスの家庭料理らしい。
名前だけ聞いたことはあるが、いかなるものなのか。
10分以上待って、やって来ましたコテージパイ。
皿が重い。なんて重量だ。
一見、いわゆるパイ生地のように思えるが、これ、ポテトです。
マッシュポテトをオーブンで焼き上げて作るらしい。
焦げ目がすてき。
中には大量の牛ミンチ肉。さらに人参、玉ねぎ、そしてグリーンピース。
付け合せに茹でた野菜。ここにもグリーンピース。
コテージパイなるもの、ひき肉入りオムレツを卵で包むかわりにマッシュポテト生地のパイで固めたものと言えばいいのだろうか。
こんな料理は食べたことがない。
じっくりオーブンで焼いてあり、熱々のほくほく。
やけどしそうなほど熱い。
じゃがいものほくほく感とミンチの熱々感がたまらない。
そのまま食べるとやや物足りない味付け。
グレイビーソースをかけて食べると風味アップ。
うまい。
まあ、ジャンキーな要素が満載だが、この組み合わせでまずくなるはずもない。
食べても食べてもポテトがなくならない。
ミンチもなくならない。
野菜もなくならない。
そのうち冷めてくると、マッシュポテトのほくほく感がなくなり、グレイビーソースとあいまってベチャベチャ感ましまし。
じゃがいもがどんどん腹にたまっていく。
腹がふくれるにつれ、食べ進めるのが苦しくなってくる。
あかん。もう無理や。
ポテト大好き人間だが、これは完食できなかった。
でも満足度は高め。
キルケニーでもう一度食べるかと言われればかなり微妙だが、他の店でコテージパイがあるのなら試してみたい。
バンガーズ&マッシュ
次は月曜日も日替わりメニュー。
Bangers & Mash,served with peas,Fried onions & Gravyと書いてある。175バーツ。
これも定番のイギリス料理だ。
バンガーズとはソーセージのこと。
ソーセージの上には、炒めた玉ねぎ。
さらに大量のマッシュポテトとグリーンピース。
イギリス人よ、どれだけポテトと豆が好きなんだ。
ソーセージは柔らかめで癖も少なくて食べやすい。うまい。
このままでは味が足りないので、グレイビーソースをかけていただく。
ソースは熱々で、そこまで濃厚でもなく、さらりとした味。
玉ねぎ炒めがいいアクセントになる。
グレイビーソースだけでは飽きてくる。そんなときなマスタードやケッチャプで味を変えてやるといい。
マッシュポテトは、てんこ盛り。
マッシュポテトなんぞにレベルも何もないと思うが、ここのマッシュポテトはなんかちょうどいい。
同じくイギリス料理がメインのチャンキーモンキーのマッシュポテトよりもなぜだかうまく感じる。
甘みがあると言えばいいのか、茹で加減がいいのか、すべてがちょうどいい。
それでも量が多すぎて完食は諦めた。
グリーンピースは元々あまり好きじゃない。こちらもちょっと残す。
ソーセージとマッシュポテトという実に単純な組み合わせのイギリス料理だ、バンガーズ&マッシュは。
手の混んだ料理などしないというイギリス人の心意気とやけっぱちさを感じさせる。
さっと作って、さっと食べればいいんだ。
腹が膨らめばそれでいいじゃないか。
ああ、ポテトをてんこ盛りにしていれば腹は膨れる。
芋がすべてなのだ。
そんなイギリス人の魂の咆哮が聞こえてきそうな、まさにソウルフード。
フィッシュアンドチップは有名だけど、バンガーズアンドマッシュも忘れずに。
ちなみに、先日はチャンキーモンキーでバンガーズ&マッシュを食べた。
関連記事:Chunky Monkeyの洋食ラインナップ。リソールとグレイビーソースがおすすめ。
チャンキーモンキーでは119バーツだったが、質と内容はキルケニーのほうが上。
ソーセージもおいしいし、玉ねぎと豆もついている。
175バーツとお値段高めだけど、おすすめのは、キルケニーのバンガーズ&マッシュ。
地図
地図
ゲストハウスも兼ねているため、営業自体は24時間やっているようだ。
食事が取れるのは、午前8時から深夜0時までの模様。
店内喫煙可能。
昼間のLKメトロは閑散としていて、けだるい空気が流れている。
そんな中で食べるイギリス料理はなかなか風情があってよろしい。
食後はまったり一服しましょう。
まとめ
他の日替わりも気になるが、今回はここまで。
コテージパイもバンガーズ&マッシュも、日本で食べる機会はあまりないと思う。でもパタヤなら気軽に食べられる。イギリスに行く必要もない。
これぞイギリス料理。
ひたすらまずいまずいと言われるイギリス料理だが、意外といける。
ボリュームはあるし、作りたての料理は熱々でおいしい。
ポテトが苦手な人は手を出してはいけないが、いささかジャンキーな料理が好きならば、満足できるはず。
God Save the Queen.
イギリス料理バンザイ。
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