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プチ情報・便利帳

海外旅行保険の航空機遅延欠航補償について

投稿日:

相次ぐ台風直撃によってフライトの遅延や欠航が相次いだ。
とりわけ関空はひどいありさま。
わたしの友人も4人ほど欠航と遅延の遭遇した。

そこでアドバイスとして海外旅行保険の航空機遅延欠航補償についても伝えておいた。
これは、搭乗する予定のフライトが大幅に遅延したり欠航となった場合、次の便に乗るまでに生じた宿泊費、食費などが補償されるというものだ。
実際、わたしは過去に使ったことがある。

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海外旅行保険の航空機遅延欠航補償

台風による遅延や欠航は補償適用内。
地震やテロによるものは適用外とのこと。

航空機遅延

各保険会社によって違いはあるものの、遅延の場合はおおむね4時間以上で、補償上限額は2万円から3万円ほど。
宿泊費、交通費、食事代、通信費など、遅延と欠航に伴う出費が補償される。
それぞれの保険会社やプランによって補償内容や条件はことなる。

わたしが実際に使ったのは、かなり昔のこと。
2008年のスワンナプーム空港占拠事件のときだ。すべてのフライトが欠航。
数日ほど足止めをくらったが、その間のホテル代や日本への国際電話代など上限額の3万円が支給された。
空港占拠という特殊事例だったが、問題なく適用された。
滞在費用はほぼすべて保険で賄うことができて、後日すごく助かった覚えがある。

詳しい必要書類はすでに失念したが、おおざっぱにこれだけ必要。

・航空会社遅延証明書
・ホテルや食事代や電話代の領収書

あとパスポートのコピーや搭乗半券が必要になるかも。

詳しい必要書類は、保険申請の際に教えてもらえる。
大事なことは、現地で直接交通費や食事代を支払ったのなら、その領収書は必ず取っておくこと。
日本の携帯電話で国際電話をかけていたが、これは後日明細が届いてから添付すれば大丈夫だった。
でも現地での領収書は現地でしか得られない。
パタヤからバンコクへのタクシー代や食事代も領収書を取っておいたので、すべて認められた。
屋台やローカル食堂では領収書が出るわけもなく、マクドナルドなどの大手チェーン店やそれなりのレストランを利用するのがいいだろう。

実際の保険の申請のやり取りは、意外と面倒くさかったことを覚えている。
たぶん必要書類が足りないとかで3往復くらい書面のやり取りをしたと思う。
それでも上限額の3万円が振り込まれた時は保険に加入していてよかったと痛感した。

なお、この時は、HISで航空券を手配しており、ついでに海外旅行保険にも加入していた。さらに遅延保障もつけてあった。

このときの経験があったので、今回の台風による遅延と欠航についても、友人にアドバイスできた。
とりあえず、飲食代などの領収書はすべて取っておくようにと。

クレジットカード付帯海外旅行保険では?

さて、友人は専用の海外旅行保険には入っていなかった。
ただし、クレジットカード自動付帯の海外旅行保険には入っている形だ。

友人はユナイテッド航空でマイレージをためており、利用しているクレジットカードは、マイレージプラスセゾンゴールドカード。提携先はMasterCard。

ゴールドカードだし、たぶん、航空機遅延補償もついているだろうと思っていた。

帰国後、問い合わせてみると、このカードには含まれていないとの返事。

さらに別の友人は通常クラスのクレジットカード。海外旅行保険は自動付帯だが、航空機遅延補償はついていない。

せっかくアドバイスしたが、今回は遅延補償は使えずじまいに終わった。

ちなみに、わたしがメインで使っているクレジットカードは、マイレージプラスJCBゴールドカード。

マイレージプラスJCBカード

このカードには、海外航空機遅延保険が自動付帯している。
JCBでは、ゴールドカード以上には付帯しているようだ。

国内・海外航空機遅延保険
JCBカードスクリーンショット

乗継遅延の場合は、客室料と食事代で2万円程度
出港遅延の場合は、食事代で2万円程度

となっている。

専用の旅行保険に比べると、やや補償内容は乏しいようだが、それでも自動付帯で付いてくるのはありがたい。

他にもクレジットカードの種類によっては、海外航空機遅延補償が自動付帯となるカードがあるもよう。
興味がある人は探してみてほしい。

補償内容を充実させるには、やはり通常の海外旅行保険に加入して遅延補償も付けるのがベター。

各クレジットカードや保険によって、保険適用の条件や金額などが異なる。
あらかじめきちんと調べておいたほうがいい。

が、大幅な遅延(おおむね4時間以上)や欠航はそれほど遭遇することではない。
万が一、遅延や欠航に遭遇した時は、とにかく領収書はきちんともらっておくことを意識しておけば、いずれ補償を受けられる可能性が高い。

今回不幸にも遅延や欠航に遭遇した人は、自分の持っているクレジットカードの約款を一度チェックしてみよう。
とりわけゴールドカード以上のグレードだと、自分では気づいていないだけで、実は航空機遅延補償を受けられる可能性がある。
海外旅行保険に加入している人も航空機遅延補償を付けているかのチェックを忘れずに。
もらえるものはきっちりもらっておきましょう。

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