わたしがタイで利用している携帯電話は、プリペイド式SIMカードを挿している。
現在のSIMカードは、かれこれ5年以上の使用。
キャリアはAISの1・2コール。
携帯電話機本体は代替わりしたが、SIMカードを挿し替えるだけでオッケーなので、SIMカード自体は古いままだ。
初代タイ携帯はNOKIA。もうほとんど見かけなくなった。
いろいろあって、現在は、サムスンのギャラクシー。
2年以上前に購入したスマートフォンだ。
同じSIMカードで、この5年間、問題なく利用できた。
現地で知り合った人たちの電話番号もこのSIMカードにたくさん登録されている。
が、突然、SIMカードが認識されなくなったのだ。
いや、厳密にいえば、ちょこちょこと接続が不安定になっていた。電話がかかってきても、登録してあるはずの名前が表示されなかったりと、おかしなケースがあった。
で、ついに完全にアウト。
SIMカードを何度入れなおしてみても、まったく認識されなくなってしまった。
おまけにSIMカードに登録してある電話番号のメモリーもほぼすべて消えてしまっている。
なんてこった。
まあ、幸いなことに、送着信履歴はそのまま残っているから、普段から連絡を取り合う仲の人なら復旧は難しくない。いちいち名前を入れなおすのが面倒だけど。
おまけに、最近では連絡はほとんどLINEを使っており、それほど甚大な影響はない。
とはいえ、このままでは電話機能がまったく使えない状態。
Wi-Fiが飛んでいる場所ではインターネットができるけど、電話機としてはまったく役立たずだ。
ひょっとして、スマートフォン側のトラブルかとも思い、古い携帯電話にSIMカードを差し替えてみたものの、やはり認識せず。
こりゃあダメだと、AISへ駆け込んだ次第である。
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パタヤのAISサービスセンター
セントラルフェスティバルパタヤの地下にあるAISサービスセンターへ。
代理店ではなく、AIS本体の直営で、とても安心感がある。
何かトラブルがあったり、手続きしたい場合は、いつも直接ここのAISに出向くようにしている。
まず入ってすぐのところにある受付で、要件を伝えて番号札をもらう。
自分の電話番号も入力する必要がある。
よほどタイ語が堪能でない限り、自動的に外国人専用のカウンターへ案内されるはずだ。
番号が呼ばれたらカウンターへ。英語は問題なく通じる。タイ語のほうが喜ばれるけど、英語でも大丈夫。
今回の症状を伝えると、あれこれ携帯電話を操作する係員。
でも、やっぱりダメみたい。
もう5年以上SIMカードを使っていると伝えると、新しいものに交換してくれると言う。
その場で、古いSIMカードのデータを新品のSIMカードにコピーしてくれた。
よほど古いSIMが傷んでいたようで、パソコンのカードリーダーに何度もかけて、ようやく読み取り成功。
新しいSIMカードへのコピーはあっという間。
で、新しいSIMカードをわたしのスマートフォンに挿してみると、あっさりと復活。
ちゃんとSIMカードを認識してくれた。
これで電話機として機能するぞ。
が、残念なことに、旧SIMカードに入っていたはずの電話番号データは消えたままだった。
ひょっとして、パソコンのカードリーダーなら吸い取ってくれるかなと期待していたのだが、無理だった。
係員いわく、「そのままコピーしただけなんで、今残っているデータがすべて」とのこと。
しかたない。
新しいSIMカードに交換してもらえただけで、よしとしよう。
無用の長物ではあるけど、古いSIMカードも返還された。
ちなみに、SIMカード交換の料金は無料だった。
SIMカードの寿命
どうやらSIMカードにも寿命というのがあるようだ。
まあ、精密機器の一種なんで当たり前だけど。
しょせんは、コンビニ等で一枚50バーツほどで売られているものだ。それほど頑丈ではないということか。
知り合いのタイ人に聞いてみると、「もう6年使っているけど平気だよ~」と。
でも、わたしのように5年くらいでサドンデスを迎える可能性もある。
そんなわけで、タイの携帯電話のSIMカードを長期間に渡って使い続けている人は、
メモリーデータのバックアップをしっかり取っておきましょう
SIMカード内だけでなく、携帯電話本体やSDカード、もしくはPCなどへのデータ保存は怠りなく。これは日本の携帯電話でも同じこと。
わたしのようにすべてのデータが飛んでしまう前に、普段からバックアップを心がけるべし。
LINEやFACEBOOKで繋がっていたら何とかなるが、携帯番号しか知らない人とは連絡が取れなくなるよ。
接続状態がおかしいと思ったら、新しいSIMカードに交換してもらいましょう
接続状態が悪くなってきたら、早めにキャリア事務所へ出向いて申請すればよし。
SIMカードが生きていれば、メモリーデータごとコピーしてくれる。
未確認ながら、街角の携帯屋では無理だと思われる。新しいSIMカードに買い換えろと言われそうだ。
タイのプリペイド式携帯電話の個人情報登録
せっかく窓口に来たこともあり、長年ほったらかしにしていた個人情報登録をしてみた。
昔からプリペイド式携帯電話番号の維持には個人情報登録が必要だと言われ続けてきたけど、これまで特に問題がなかったので、ずっと手続きせずに放置していた。
「I heard that I need to confirm passport or ID card for keeping my phone number」
といった感じで、細かい文法抜きに質問してみると、
「Yes,passport please」
とあっさりとした返事。
手続きは簡単。
パスポートを見せるだけ。
その場でパソコンに打ち込んでもらって、即終了。
ものの1分もかからなかった。
書類記入などは一切なし。
隣のカウンターで新規にSIMカードを購入しているタイ人は、ちゃんとIDカードの提示を求められて、係員が書類に記入しているようだった。
これが本来の姿なのだろう。
それともポストペイド式の登録なのかな。
本当にパスポートの提示だけで登録されたのか、一抹の不安が残るが、たぶん大丈夫でしょう。
これで、個人情報登録も完了。
あと、個人情報を登録しておく意味がもうひとつある。
個人情報を登録していない状態で、現行のSIMカードが完全に壊れてしまうか、携帯電話ごと紛失してしまった場合、そのSIMカードの電話番号が使えなくなってしまうおそれがある。
キャリアに申し出ても、個人情報を登録していないと、本当にその番号の持ち主かどうか証明のしようがないからだ。
はたして個人情報をパスポートで登録したおいただけで、以前の電話番号が再発行されるかどうかは不明だけど、どうせ無料なんだし、登録しておくに越したことはないだろう。
(追記)AISホームページから自分の登録情報を確認する方法
読者さんから情報をいただいたので追記します。
簡単に自分の登録情報が確認できました。
まず、AISホームページへアクセス。
http://www.ais.co.th/en/index.html
(英語版)
E serviceに自分の携帯電話番号を入力。
するとワンタイムパスワードが携帯電話宛てにSMSで送られてくる。
4桁のパスワードを打ち込んでログイン。
きちんと情報が登録されていると、名前が表示されるはずだ。
Khun ○○との表示。
Khunはタイ語で誰々さんといった敬称。
「Your Profile」をクリックすると、さらに詳しい情報が見られる。
残高、有効期限、現在のプランなども表示。
番号を使っている期間もわかる。
わたしの場合は、5年4ヶ月の利用。けっこう長い。SIMカードが壊れるのも無理はなかったか。
とりあえずきちんと個人情報が登録されていたので、一安心。
Trueに関しては門外漢なのでヘタな記事は書かないようにします。コメント欄の情報を参照してください。
(yoshioさん、貴重な情報をありがとうございました。)
なお、12コールのEサービスを使って、プリペイド料金の追加(TOP UP)もできる。
以前は日本のクレジットカードを利用してトップアップできたが、現在ではタイ国内発行のクレジットカードのみの対応となっている。
日本にいながら手数料無しでトップアップできたり、現地の知人にプレゼントできるスグレモノだったのに、ちょっと残念なシステム変更。
航空会社提携のクレジットカードを使えばマイレージもたまって一石二鳥だったのだが。
タイのクレジットカードやデビットカードを所有していない人が、日本からトップアップするには、現地の友人に頼むか、代行業者やヤフオクで購入するしかないかな。
他にいい方法があれば、どなたかお教え下さい。
なお、当記事は、AISのONE 2 CALLに限ったものです。
DTAC、TRUEなど他のキャリアについてはまったく不明ですので、あしからず。
また、ポストペイド式についても不明。
普通の旅行者ならほぼ100%プリペイド式のはずなので、SIMカードの交換と個人情報登録に関しては問題ないかと思われます。
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