昨日11月19日は、アセアン50周年International Fleet Review 2017のイベント開催日。
午後からパタヤビーチロードでパレード、夜は花火大会が開かれる予定だった。
が、昼頃から雷を伴う豪雨に見舞われたパタヤ。季節外れの大雨だ。
道路各所は冠水。
はたして無事にイベント開催となったのか。
広告
ビーチロードのパレード
雨が止んでから様子を見に行ってきた。
午後4時にセカンドロードを通ると、セントラルフェスティバル周辺は大混雑。
パタヤカン(セントラルパタヤロード)はセカンドロード入り口で通行止め。
ソイ7やソイ8も同様に通行止め。
徒歩でセンタン横を抜けて、ビーチロードへ出ると、すでにパレードは始まっていた。
イベント開始午後3時を知らせる張り紙も雨で剥がれかけている。
各国海軍による行進はすでに終了。
こんな感じだったようだ。
冠水したビーチロードを堂々と行進。
午後4時過ぎ、わたしがビーチロードに到着した時は、すでに一般の部のパレードが催されていた。
セントラルフェスティバル前のひな壇スタンドに各国海軍の人たちが自国の旗を持ってパレードを鑑賞。
裏から
海上自衛隊の方々も控えめに日の丸を振っている。
おつかれさまです。
ビーチロードはすごい人出。
警備は緩いけれど、意外と混乱していない。
無料の水なんかも配布されています。
このあたり、タイのホスピタリティは高いんだよなあ。
パタヤカンは完全封鎖。
どうやら、ここはお偉いさん向けの観覧席だったもよう。すでに無人だけど。パタヤカン封鎖は丸一日続いていた。
以下、民間のパレードをいくつか紹介。
パタヤではなじみのある店舗や施設が自前の山車を披露していましたな。
パタヤフローティングマーケット
ノンヌットガーデン
サンクチュアリーオブトゥルース
アルカザール
ハリウッド
イージーカート
フロスト
シラチャータイガーズー
ミニサイアム
沿道からはやんやの歓声。というか、ひたすら写真撮影大会と化していた。
平和でいいことです。
ゆるキャラも大活躍。
熱い中、ご苦労さまです、中の人。
パレードの模様は、現場の大型スクリーンで映し出されていた。
あと、地元テレビ局でも生中継されていた。
パタヤビーチから沖を見やると、水平線には多くの艦船のシルエット。
20日が覧艦式本番。
センタン広場でもイベント開催。
センタン3階あたりから海を見る。
夕方となってもパレードは続いていたが、一度撤退。
パレードが終わると、順次交通規制は解除されていった。
花火大会
つづいては花火大会。
タイ人に聞いたところ、午後7時から9時の間に打ち上げるとのことだった。
打ち上げ場所は、デュシットタニーホテル。ノースパタヤとナックルア交差点のドルフィンサークル近くにある老舗ホテル。
このデュシットタニーは、プラユット首相も交えた晩餐会が開かれる会場でもある。
晩餐会の余興に花火を打ち上げるつもりなのか。
はたして正確に何時何分に打ち上げが開始されるのか、それはタイ時間だけに誰もわからない。
7時きっかりはありえないだろうと踏んで、午後7時半頃、パタヤビーチへ。
デュシットタニーに近いほうがいいかなと、ノースパタヤのソイ6付近のビーチに陣取る。
すでに花火待ちのタイ人や外国人が三々五々集まっている。みんな打ち上げ場所を知らないのか、昼間のパレードと同じくセンタン周辺が一番人が多いようだ。
親子連れタイ人や、セルフペイバーしたであろうバービア嬢(たぶんソイ6)もちらほら。
横には犬連れのタイ人家族。
が、なかなか始まらない。
中にはしびれを切らして、寝てしまっているタイ人もいた。
おっと、海辺にファランセイラーたちの登場。アメリカ海軍かな。
タイ女子から黄色い歓声が上がる。
「パイ ドゥワイ」とバービア嬢らしきタイ女性が必至に声を張り上げる。
たしかにアメリカ海軍の将兵と一緒になれれば、人生大逆転だ。
知り合いの元バービア嬢は、実際に元海軍のアメリカ人と結婚。イサーンの田舎に大きな家を建て、パタヤではコンドミニアムを購入して悠々自適に暮らしている。イサーンではどれだけ必死に働いても一生手の届かない生活をパタヤで一瞬にして手に入れた。
そんなパタヤドリームに憧れ、イサーンから出稼ぎにくる女性たちは数知れない。
これがパタヤなのだ。
明日をも知れぬイサーンレディたちの夢をのせて、いざ華麗に舞い上がれ花火よ。
でも、やっぱりまだまだ打ち上がらぬ花火。
8時を過ぎてしまったよ。
予定から1時間以上の遅れ。
いいかげん、待ちくたびれたよ。
午後8時20分。
予告もなく突然、始まった。
いきなりクライマックスでばんばん花火が上がる。
あまりの爆音でびっくりした。心臓に悪いぞ、これ。
おっと、隣の犬がけたたましく吠える。
小さな子どももびっくりして泣きわめく。
阿鼻叫喚の花火大会。
距離、近いよ。
動物的には生命の危機を感じて当然。吠えたり泣くのが正解。
せめて、徐々に花火を大きくしていってくれよ。
陸地から上げているのが見えた。
そりゃあ、近いよね。
ナックルア方面から見ていたら、さぞすごい迫力だっただろう。
というか岬にある建物が燃えそうだ勢いだ。
50の文字花火。
アセアン50周年を祝っている。
がんがん上がり続ける花火。
緩急をつけるなんてせせこましい芸当は無し。
ひたすら打って打って打ちまくる。
午後8時27分、花火終了。
わずか7分ほどの花火大会であった。
まさに泡沫の夢。
どうせ見るなら夜の夢がいい。
待ち時間50分で、花火が7分。
でも、そこそこ見ごたえはありました。
そりゃあ、日本の盛大な花火大会に比べればしょぼい。でも、パタヤビーチでさくっと花火を鑑賞する分には、これでも大したもんでしょう。
日本ではビーチに寝そべって花火を見られる機会は少ないし、わたしは満足でしたね。
ま、できれば、もうちょっとゆっくり時間をかけて打ち上げてほしかったけど。
ファランセイラーに嬌声を上げていたバービア嬢はそそくさとビーチを後にして、夜の街へと消えていった。こういう時のタイ人の行動は実にあっさりしている。
わたしもそのままソイ6へ。
これがパタヤというものです。夜の夢こそまこと。
刹那に生き、刹那に散る。
広告