タイでは日本食がブームというか、定番化しつつありますが、フィリピンでも日本食はちょっとしたブームのもよう。
アンヘレスにあるSMクラークという巨大ショッピングモール内には、フィリピン資本だと思われる日本食レストランや屋台がいくつもあります。
その名もTOKOYO TOKYO。牛丼が売りみたい。
エビ天ぷらショップまでありますな。その名も、TOKYO TEMPURA。どんだけ東京が好きなんだ。
エビ天ぷら4尾で70ペソ。154円となっております。
写真は撮ってないけれど、カラテキッドだかなんだかそんな名前のレストランもあるなあ。
タイでもありがちな、なんちゃって日本食系なんだろうけど、日本食が世界に広まるのはいいことです。
目次
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DON DON TEI どんどん亭
さて、SMクラーク内で便利なのがフードコート。
関連記事:【アンヘレスの食事処】SMクラークのフードコードは使い勝手良し
ここにも日本食ブースがある。
その名もDON DON TEI。
どんどん亭とに日本語表記。たぶん、日本のどんどん亭とは関係ない。
これまでのアンヘレス滞在は長くとも6日ほど。別に日本食が恋しくなることもなく、どんどん亭があることは知っていたが、完全にスルーしていた。
が、アンヘレス滞在が2週間も過ぎると、ちょっとばかり日本食の欲求が湧いてくる。
アンヘレスの食事は基本的にファストフードかステーキかフィリピンぶっかけ飯しかなく、タイ料理と違ってバリエーションも少ない。
日本料理にかぎらず、とにかく味を変えたくなってきた。
しかも、どんどん亭のメニューを見ると、カツカレーがあるではないか。
鉄板に乗せたカツとライスとカレー。
カツカレーの文字と写真を見てしまった以上食べないわけにはいかないという義務感に駆られた。
カツカレー
意外と人気があるようで、フィリピン人もカツカレーを連続注文していた。
鉄板の上でカレールーがぐつぐつと煮えたぎっていた。すげえ。
鉄板になみなみと盛られている以外、見た目はごくオーソドックスなカツカレー。おっと、運んでいる最中にルーがこぼれてしまった。
まずはルーを一口。熱々なので、舌先で軽く舐めるだけ。
舌先から一直線に脳天を突き抜けるバーモントカレー味。もろにインスタントルーだ。ヒデキカンゲキというフレーズが浮かんだが、実際に感動はしない。
でも、まさに日本のインスタントカレーの味。まあ、安っぽさと水っぽさがちょっと気になるところだが、これくらいは許容範囲。
辛さの度合いは、小辛くらいか。
トンカツはしょぼいです。肉はぺらぺらで衣はへなへな。まあ、こんなもんでしょう。
コメの種類はよくわからないけれど、炊き加減は、フィリピンでありがちなべちゃべちゃスタイル。これは他の料理でもこんなコメの炊き加減につき、フィリピンではデフォルトみたい。
ま、カレーの場合はこれでもそんなに違和感はない。
セットになっている味噌汁は、日本の牛丼チェーン店などで出される味噌汁と大差ないですな。普通に飲めます。
これで135ペソ。約300円。
どうしても日本の味が恋しくなったら、ぎりぎりアリなんじゃないでしょうかね。
焼肉定食
またしても、どんどん亭からヤキニクセットなるものを食べてみた。
見本写真に惹かれたのである。
うまそうなANGUS BEEFじゃありませんか。
実物がこちら。
当然、生焼け状態なわけがなく、普通に焼いてます。
なんと言うんでしょうか、日本のほかほか弁当屋の焼肉弁当みたいな味付けです。もしくは、中華料理屋の焼肉定食の味付けとも言えるか。
甘辛いタレで炒めた細切れの牛肉です。やや肉は固め。玉ねぎとキャベツ入り。
まあ、和食かどうかは別にして、これも日本の味には違いない。
フィリピン料理やファラン飯やジョリビーの味とは大違いで、いい刺激になりますな。
カツカレーよりも、こっちの焼肉定食のほうが気に入った。
これで140ペソ。300円ちょっと。
ちなみに、ペットボトルの水は20ペソ。44円ほど。
どんどん亭、意外と使えるなあ。
他のメニュー
ラーメンや焼きそばや餃子もある。
さらに寿司もあるけど、これはさすがに無理でしょ。
アンヘレスの日本料理レストラン
いずれも食べたことはないけれど、有名店をざっと紹介。
山頭火とかつ空
SMクラークのフードコート横出口付近にあるのが、ラーメン山頭火とトンカツのかつ空。
どちらも日本資本につき、味は間違いないような気がする。お値段もなかなかのもの。
ゆふいん YUFUIN
ここが一番有名でしょうな。
ランチセットで195ペソ。
大場ラーメン
ウォーキングストリート内のあるラーメン屋台。
関連記事:アンヘレスのウォーキングストリート内の大場ラーメンは謎のスープ
ちなみに、その後、もう一度食べてみたところ、スープは改良されていました。
HIOKIYA
プリメタ方面にあるラーメン屋。詳細不明です。
また、フレンドシップには虹というレストランもあるそうです。
たこ焼きJINZAI
最後に、たこ焼き屋の紹介。
SMクラークの入り口近くにあるのが、たこ焼き屋のJINZAI。どうやらフィリピン国内のチェーン店のようだが、アンヘレス店は最近できたばっかりのもよう。
ジンザイってどういう意味だろう。
店内の鉄板でちゃんと一個一個手作りで焼いている。なかなか期待が持てる。
BIG TAKOが3個で65ペソ、6個で129ペソ。まずまずの価格設定で、これなら食べてみてもいいかなと、オーダーしてみた。が、タコがないから、BIG TAKOは提供できないと言うではないか。
たこ焼き屋でタコがないってどういうことだ。
なんでも、日本からタコが送られてこないと店員が嘆いていた。
フィリピンでタコは取れないのか?
よくわからないが、ビッグタコのかわりに、KANI&CORNをすすめられた。
つまりカニ焼きか。
カニカマではなくて本物のカニ身を使っているみたいな説明書きだが、いまいち信用できない。遠慮しておこう。
翌日も翌々日も訪問してみたが、やっぱりタコは送られてこないという返事。
誰か早くタコを送ってやってください。
結局、たこ焼きは食べられないまま。
アンヘレス、幻のたこ焼きとなった。
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