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タイ入国情報

タイの世論調査発表。外国人観光客タイ入国反対は76%。

投稿日:2020年6月15日 更新日:

国内新規感染ゼロが続き、規制緩和が実施されているタイ。
街中では感染の危機は少なくなってきたように思えるが、まだ非常事態宣言は解かれていない。
また、6月末までのタイへの国際線旅客フライトは禁止されたままだ。
7月以降についてはいまだ決定されていない。
現在はようやく国内の移動制限が解除され、国内旅行ムードが高まってきたような段階。
外国からの観光旅行者の受け入れがいつになるのか、まったくわからない。
タイはGDPの2割近くを観光業が占めている。
そんな中、タイの世論調査が行われた。

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タイの観光に関する世論調査

Suan Dusit Rajabhat大学による調査となる。
全国1,116人を対象としたもの。
回答者は複数解答可能。

設問:感染状況が改善されてタイの観光業が通常に戻るにはどれほどの期間がかかると思いますか?

6ヶ月 25.9%
1年 41.4%
2年 20.52%
2年以上 12.18%

設問:外国人観光客にすぐにタイへ訪問してもらいたいですか?

はい 24.38%
いいえ 75.72%

はいと答えた人は、外国人観光客にすぐに来てもらい、経済を活性化させ、国の収入を増加させることを望んでいる。

いいえと答えた人のうち、54.39%はまず自分の国を旅行するのが先と答え、21.33%の人は外国人によるウイルス第二波の発生を恐れていると答えた。

なお、タイ人が国内で旅行したい訪問際先のベスト5は、チェンマイ、プラチュワップキーリーカン、バンコク、チョンブリ、カンチャナブリとなっている。

参照:Bangkok Post

感想

とある発表では、タイは世界で2番目にウイルスの抑え込みに成功した国とも言われている。1番がオーストラリア。
タイでは非常事態宣言、外出禁止令、ロックダウンなど厳しい規制が続いてきた。わたしも身を持って、この3ヶ月近く規制下の生活を体験してきた。
夜間外出禁止令が解除されたのは、つい昨日のことである。2ヶ月以上、夜の外出はできなかった。禁止令を破れば逮捕される。

ここまで耐えてきたのに、あっさりと外国人を受け入れて、またウイルス感染拡大が起こったらたまったものではない。
そのように考えるタイ人が多いのは至極当然のこと。無理はない。

その思いが、世論調査の結果に反映されているのだろう。
76%の人が外国人旅行者のタイ入国に反対している。
むろん、すぐに(Soon)という条件があるので、これが数カ月後の入国は望みますかという設問なら答えは変わってくるはず。
今の心境としては、やはり外国人受け入れはお断りムードなのは間違いない。
中国と韓国の感染危険国指定が解除された時も、中国人をまた入国させるつもりなのかと政府への抗議の声が巻き起こったこともある。

一方、すぐに外国人受け入れに賛同している人は、24%いる。
本心では感染再発への怖さもあるかもしれないが、それと同時に経済的な恐怖もある。
とりわけ観光業に従事している人はなおさらだ。
パタヤやプーケットといったリゾートとナイトライフが主要産業の街は、経済がほぼ壊滅状態となっている。
パタヤでは、今でも毎日のように各所で炊出しが行われている。
日々の食べるものに困っている人がたくさんいる。
国内旅行の再開は始まりつつあるが、それでは全然足りない。現にパタヤ中心部のツーリストエリアはゴーストタウン状態のままである。
この状態から抜け出すには、少しでも早く外国人観光客受け入れを再開する必要がある。
パタヤやプーケットに限定してアンケートを取れば、かなり違う結果となってかもしれない。

難しい問題だとは思う。
簡単に答えは出ない。
この先、タイ以外の国の感染状況がさらに落ち着いてきたら、タイ国内の外国人観光客受け入れムードも変わってくるだろう。
やっぱり時間がかかる。

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